2017年4月15日、MRI検査の日。
その日私は出掛けてたけど、なんとか検査結果を聞くまでには病院に辿り着いた。
お父さんとお母さんと、3人で結果を聞いた。
そらの身体の中を全部見せてもらった。
まず、背骨(肋の辺り)の部分。
お尻の方(腰の辺り)はちゃんと育ってるけど、前の方にいくにつれて隙間が狭くなってる。
どうやら上手く成長できていないみたい。
そらくんの鼻先が短いのも、そのせいだろうか。
そらの脳にはほとんどコントラストがなかった。
この画像で言うとちょうどbに当たります。
髄液には異常なし。
肝臓の数値は、やはり高い。
腎臓に少し白いものが見えるとか。
これも何か蓄積されてると考えられるらしい。
で、どうやらそらは「代謝蓄積病(ガングリオシドーシス)」ではないか、ということだった。
その名の通り、上手く代謝できず蓄積されていくことで、様々な臓器に異常をきたすという病気。
この病気を研究してる先生に、そらの髄液やおしっこを送り、本当にこの病気なのか検査してもらうらしい。
この病気にかかると、大体のワンちゃんは1年で亡くなってしまうんだって。
しかも、かなり稀な遺伝子疾患だから、症例がとても少なくて、治療方法は今のところないらしい。
亡くなるまでに辿っていく症状は以下のとおり。
5-6か月齢:バランスの欠如 軽度麻痺
7-8か月齢:接触や音に対するびくつき 重度麻痺
9-10ケ月齢:歩行・起立不能、視力障害、筋緊張(四肢 頭部)
11-12か月齢:筋緊張(全身)、痙攣、音や呼びかけに無反応
13か月齢以上:惰眠 死亡
7-8か月齢:接触や音に対するびくつき 重度麻痺
9-10ケ月齢:歩行・起立不能、視力障害、筋緊張(四肢 頭部)
11-12か月齢:筋緊張(全身)、痙攣、音や呼びかけに無反応
13か月齢以上:惰眠 死亡
5-6箇月の若齢で発症し間歇性跛行(歩行すると下肢のしびれや痛みが出るが(そらが散歩中に立ち止まってしまう理由)、一時休むと症状が軽減しまた歩ける状態)頭の振戦(震え)運動失調(筋肉は正常だが、個々の筋肉の協調が取れず、うまく動けず歩いたり、座ったり、しゃがんだりできない状態)四肢の緊張性硬直が起こり直立不能や角膜の混濁による視覚の障害がおこり13-15ケ月齢で死亡します。
他の犬の一生をギュッと1年に詰め込んだような、それでも何とむごいことだろうと思い、胸が痛みます。
これからまだまだみんなと同じくらい楽しいことが待っているはずだったそらくん。
でも、生きられる期間は短いけど、その間に綺麗なものを沢山見せてあげようと思う。
人混みは音で疲れちゃうし歩けないから静かなところで。
小動物医療センターから帰る車の中、お母さんの腕の中で寝息を立てて寝ているそらを見て、なんだか切なくなった。
人間が自分勝手にした結果だよね。
金儲けのブリーダー。許せないと思った。
近親交配のリスクも考えない人たち。
血統書、もっと早く貰っとけば、もっと早く気付けてブリーダーに連絡できたかもしれない。
この7ヶ月の間に、そらと同じ病気を持った子が生まれてないことを祈ります。
帰宅してからのそらくんは、麻酔もまだ完全には切れてなかったから、二重っぽくて、かなり疲れてそうだった。
そらにとって幸せなことをできる限りしてあげる、それしかないと思った。
本当は治してあげたいんだけど、いくらお金を払っても、神様は治してくれないらしい。
でも、ハナが「ここの家の人なら面倒みてくれるよ」ってそらをうちに連れて来てくれたんだと思う。
うちに来て幸せだと思ってもらえるよう、サポートしていきます。
次の記事からは、毎日のそらのことを記録していきます。
今のそらくんは、ご飯の時後ろ脚が異常に突っ張る。
(転んだ後、まだ自分で支えられる。)
散歩中、上手くまっすぐ歩けない。
(これは引っ張られてるから斜めになってるのではないです。そらが斜めに歩いてます。リードは、転んで頭を打たないように少し引っ張り気味にしてます。)
(後ろに倒れてしまう)
日に日に悪くなってる感じはあります。
マッサージはできるだけしてあげてます。
金曜日にまたそらくんに会いに行く予定です。
(そらは実家にいて、私は実家を出ているので)
本当は、毎日でも会いたいけど・・・。
GWの後半からは実家に泊まってそらくんと過ごす予定でいます。
明日、またそらくんの様子を書きます。
そらくんのこと、ガングリオシドーシスのことを少しでも多くの方々に知っていただけるよう、応援よろしくお願いします。