母のアパートを退居するとき、いや、退居に向けて整理しなければならず、日々荷物との戦い。
感傷に浸る?そんな時間なんてありませんよ。
元々は持ち家だった母の荷物。捨てろっていったのにやたらあるタンス、サイドボード、クローゼット。
荷物が多い!
我が家も賃貸のため、持ち帰れるほどのスペースはないので大事な物以外は全て破棄!
手伝ってくれた友達も苦笑いするほどの早さで捨てていきました。
予算に余裕があるわけではないため、清掃センターに持っていけるものは全部私の軽で運んで、1週間で500km走った。
空になったタンスで持てるものはレンタカーの軽トラ借りて友人と捨てに行き、どうしても運べないものは業者に。
リサイクル法で定められている冷蔵庫や洗濯機は市の指定業者にお願いして、問題は桐箪笥や食器棚。
前に無料で出張見積〜なんて謳い文句の業者に頼んだら、大した量でもないのに2万も取られて。こんななら自分で捨てに行くのにと後悔したんです。
断ればいいんだけど、見た目がいかついお兄さんが来て、金額言われると断れなくて。
今回悩んで悩んで地元の便利屋さんに電話してみたところ、とても感じが良くて、金額もお手頃でした。さらに仕事が早い。すぐに持ち出し完了です。
全部終わったかな〜って思っていたら先日不動産屋から電話。
物干し台と竿がありますとのこと。
元々あったのかと思っていたら、母が持っていったんですって。
竿はわかるけど…台って無いの?普通。
次の入居者も決まって使わないので処分してくださいと。
ポストも無くて買ったのにポストは次の入居者が使うからいいんだと。都合良くない?
イライラしつつももう関わりたくないから処分しますということになったんだけど。
また業者探し。
またみんないいこと書いてあるわけよ。ネットだと。
連休はその便利屋さんも休みで違うところと思ったけど、どこも信用ならないから、結局便利屋さんへ電話するとまたリーズナブルな金額でお願いできそう。
なんとかこれで終わるかな。
このアパートの管理人がとてつもなく感じ悪くて。
独自の法律でもあるの?みたいなやつ。
とりあえず早く終わらせて、もう全て終わりたい。
今でも母の最後の姿…発見時の姿を、思い出す。
取り乱してもいなかった。キレイだった。
寝てるかと思った。
ただ、最後、話したかった。
お別れ言いたかった。
温かいうちに手を握ってあげたかった。
息子は救急車が来るまで手を握ってた。もう冷たいのに。固まってるのに。
独居老人だから放置されることが多いけど、早く発見してもらって、お母さんは幸せですよと警察に言われたけど、
後悔は尽きない。
またあなたの娘に…なんてことは思えない。それくらい大変だったから。
でも、生んでくれたこと、いろいろ助けてもらったこと、感謝は忘れません。
天国では悪いところも全部治るんだって。
健康な体で、車椅子じゃなく走り回ってね。お母さん。
私が行ったらまた口喧嘩の相手しますよ。
でもまだ、呼ばないでよね、息子のために生きたいから。
母の日の〜なんてCM見てたら思い出して書いてしまった。
いつもあげてたプレゼント。たいしたものじゃないけどね。
今年も〜なんて思ってたら居なかった。
長く患ってたとかじゃないから、死に方としてはいいんでしょうけどね。
でも、両親とも冷たくなってからのご対面。
病院嫌いな2人、どちらも病院入らずに終わりましたよ。
勝手な両親で。ほんとに。