昨日はオガムリーディング講座でした。
都内と大阪からのご参加でした。
お天気の様子が心配でしたが
大雨にはならずに一安心。
オガム文字は縦線と横線の組み合わせなので
とにかく覚えるのに一苦労な部分はありますが
なかなかに鋭いメッセージをくれる
頼もしい味方となってくれると思います。
長い時間のご参加お疲れさまでした!
次回のオガムリーディング講座は
8月下旬から9月に開催予定です。
1か月くらい前まででしたら
ご希望日にての開催も承っております。
(開催可能日:平日 火・水・金 /土日祝日)
お問い合わせなどはこちらからどうぞ
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2日ほど前、
ツイッターを眺めておりましたら
ケルト文化についての
おもしろそうな記事を発見。
世界史を中心に様々な情報を
まとめてくださっているサイトのようでしたが
その記事の中に新しい情報を見つけ
興味深く嬉しい反面、
講座の内容に付け足さなくちゃ!
と大慌てでネット検索したり
その他の資料を調べ直したりして
まとめなおす作業を行いました。
次回の講座に反映させればいいか...
とも思ったのですが
折角お時間作って来ていただくのだから
現時点でわかっている事、
支持されている情報をやっぱりお伝えしたくて。
他のイベントの作業と並行で準備を
行っていた事もあり、
何故このタイミング...
もうちょっと余裕のある時に
発見で来たらよかったのに...(+д+)
と、思いつつも、これが歴史を学ぶって
ことなんだろうなぁ...と思ったりも。
わたしが小中高で歴史を学んだ時は
鎌倉時代は『いい国つくろう鎌倉幕府』の
1192年で、未来永劫変わらないと信じていたし
(信じていた...というか変わるものではないと
自然に思い込んでいた?)
聖徳太子が1万円札時代を生きていたので
まさか十何年後に、聖徳太子という呼び名
だけではなく、教科書から存在すらも消される
事態になっている....なんて衝撃過ぎて。
初めて聞いた時は、
間違ったことを教えられてた!という
怒りというか残念さみたいなものも
確かに感じなくはなかったですけど
歴史研究者の努力とその成果によって
新しいことがわかっていくことは
興味がある人ない人に関わらず
全人類にとっての新しい宝物に
なる事だと思いますし、
それに、ジェネレーションギャップを逆手に
取った、話のタネのひとつにもなりそうな。
要するに、当時歴史を学びつつも
ただの暗記的なとらえ方しかしておらず
どういうことかを全然わかっていなかった
んだろうなと思います。
学校の歴史担当の先生によっては
歴史は文献や遺物を丹念に調べ
そこから想定されうるものの中から
より近い真実を捉えて行く学問で
変化していくものだ、ということを
教えてくださっている方もいると
割と最近知りました。
それ、当時に教えて欲しかったなぁ...
そうしたら新しい事が分かっていく
ワクワク感で、当時もっと歴史に
興味が湧いていたかも...?
(大人になってから興味持った派なので...)
そういえばつい最近、イラクの水位が下がった
貯水池から、青銅器時代の宮殿が現れて
調査が始まったニュースを見ました。
元々この近くにも遺跡があって、
貯水池の中にも遺跡があると想定されて
いたようですけど、なんせ水中なので
調査が出来ないでいたようです。
遠く何千年も前の時代の事で
時が経つにつれて色々なものが変化し
失われていく一方、水中や地中に埋まって
いた事によって、奇跡的に過去の遺物が
多くの人の目の前に現れる事もあって
また新しい事実を知る事が出来るのは
本当に素晴らしいなぁと。
研究してくださっている方がいてこそ、
ですよね。本当に有難い。
最初のケルト文化の地、ケルト文化の
芽吹きの場所とも言われる
オーストリアのハルシュタットでも
2002年に岩塩抗の中から
3000年前の木製階段が発見されています。
岩塩抗だから塩漬け状態に近く
とても綺麗に残っているようです。
(AFP BB NEWSさんのサイトで
詳しい文章や画像を見る事が出来ます ⇒
岩塩の採掘自体は、紀元前5000年くらいから
行われていたことが分かっています。
厳密にいうと、この階段は
ケルト系の人々がハルシュタットに辿り着く前
この地に定住していた人々が作ったものだと
思いますが、のちにやってきた彼らも
使用していたのではないか、と推定されています。
(ハルシュタット文化自体は
紀元前1200年頃~紀元前500年頃まで
続いたと考えられていますが
ケルト系の人々がハルシュタット文化で
明らかな足跡を残すのは
紀元前800年前~600年頃と言われています。)
古い時代のこととはいえ、
殆どの事が詳細にはわかっていないので
イラクのような自然の気まぐれ(?)や
研究者たちの日々のたゆまぬ努力によって
その情報が突然更新されることも
あるんですよね。
講座でもお伝えしていますが
歴史とは更新され変化していくもの、
現時点で一般的に定説と言われている
情報をお届けするように心掛けていますが
研究者の方々の日々の努力とその成果により
情報は変わっていくものだととらえて
その変化を好奇心や興味の種として
楽しんでいただけたらなぁと思っております。