GDSが終わり3週間あまりの時間が過ぎました。
身体も復活し、やっと振り返ることができそうです☺
まさか会場に行けるとは思っていなかったGDS。
もっというと、オープニングダンスのダンサーさんたちのメイクをやりたいと言えたこと、
わざわざ会場とは真逆の私の自宅までヘアメイクをするために来ていただけると言ってもらえたこと、
当日できるとは約束できない、という私の体調を受け入れてもらえたこと、
それでもやりたいと言っていいのだと受け入れてもらえたこと、
全てが奇跡のようなものでした。
ダンサーさんたちの姿をインスタで見ながらヘアメイクを考える時間は本当に楽しくて
興奮して毎晩眠れないほど…
ヘアの練習がこんなに楽しかったのは、初めてかもしれない。
今までは「やらなきゃ」しかなかったもんなー。
練習してテストに受からなきゃ
とか
先生に見てもらうためにアップヘアを作る
とか
練習しろって言われて、疲れた身体にムチうって練習する
とか…
安室ちゃんのライブや画像をみながら、どうやったら自分が作りたいヘアを完成させられるのか考えて練習するのは
頭の中で組みたてたことを実際に形におこしていく作業だから
研究するのも楽しくて、練習できることが嬉しくて、本当に幸せな時間でした。
その一方で、少し立ってるだけで太ももを伝う汗、震える足、痛む腰、背中、こわばる首肩…
10分立っているのもやっとの状態で。
具合悪くなっては横になって、寝込む日もありながら。
それでも、楽しかった😃
動けなくても、頭のなかでやり方を妄想してイメトレするだけでも楽しかった‼
メイクは自分の顔を練習台にして、あれこれ研究して。
毎日、今日これから七人のヘアメイクをするって思うようにして
本番当日を特別なものにして緊張を煽らないように、平常心で臨めるように、
そんな日々を過ごしてました。
濃い~、濃い~、約1ヶ月。
本番1週間前に会場入りが11時になったと連絡をいただいて、
どうやっても今の私の身体では早朝からヘアメイクはできないと、まずはそれをちゃんと伝えることが私にとっての大きな課題でした。
だって、やりたかったから😃
病気になる前の私は、やりたいことはどんなに無理してもやってきたし、
やるって言ったからにはなんとしてもやるのが当たり前だと思ってたし、
期待に応えたい、できないと言ってがっかりさせたくない、されたくない、
なにより、
人の役に立たない自分は受け入れてもらえない、、、
存在を認めてもらえない、、、
そんな無価値観のなかで生きていたから。
そういう観念を持っていることにさえ気づけなかったのだけれど…。
で、
当日リハーサルの時間が早かったら、そういう流れなのだからと受け入れるつもりでいたのに、
まさかの抵抗💦
どうにかしてできないものか…
やりたい!やっぱりやりたい!!
そんな自分に私自身がびっくりした。
まずは現状を伝えて、迷惑かけてでもやれる方法を考えてみたいと伝えた。
今までだったら空気を読んで、これ以上迷惑かけられないと丸く収めることが常だった私が!
そして、どうにか会場に行けないものかと考え始めたけれど、
まずはホッとする時間を作ろうと思えたことが嬉しかった。
どうにかしようと突っ走る癖に気付いて意識を中心に戻すことができたから。
これは大きな変化😆
そして、そこまでしてやりたい気持ちはどこから来るのか、
自分にしっかり問うてみた❗
やりたいと言ったことを全うしたいから?
➡NO❗❗
期待に応えたいから?
➡NO❗❗
役に立ちたい、役に立てる私じゃなきゃって思ってない?
➡NO❗❗
私じゃなきゃだめなことなんて、なにもない。
それでも、それでもやりたいの??
私は、私のやりたい気持ちに応えたい。
私のやりたい気持ちを叶えてあげたい。
それを確認できて、じゃあどうしたらいい??
って次に進めた☺
こうなったら、とにかく会場に行けるかどうか、それしかない!
どうしたら体力消耗せずに短時間で行くことができるだろう…
電車はまず無理!
大荷物持って移動できない…
階段ひとつでもあったら無理。
前に調べたときは新橋乗り換えが出てきたから、京王線からJRという時点で無理だった。
階段を避けて通れないから。
電車で一時間近くかかるということは、ものすごく遠い所なのだと、
相変わらず田舎者の私は思っていて、
タクシーで行くことなど頭にもなかったのだけど、
もしや…と思いGoogle先生で調べてみたら
なんと家の前を走る首都高に乗ると30分で到着すると‼
わーーーーーー(二万くらいはかかると思ってたから、それに比べりゃなんとかなる金額!)
行けないと思っていればそういうものしか集まってこないし
行きたいと思えば、行ける情報が集まってくるものなのだなと実感。
嬉しくて、すぐに荷物を作り始めた私。
どれくらいの量なのか、果たしてカートに入りきるのか…
この行動をとっていたことが何より私は嬉しかった。
当日、私がヘアメイクをできるのかどうかなんて関係なく、
ただただ、やりたい気持ちに従って動いていた自分が本当に嬉しかった。
その後、連絡をいただき、運営の方々がヘアメイクさんを探してくださったということで、
結局オープニングダンサーの皆様のヘアメイクをすることはなくなったのだけれど
やりたいことを叶えるためにどうしたらいいか本気で考えたうえでのことだったから
あとは流れにお任せしようと思えていた。
だから、やっぱりがっかりする気持ちもあり涙もでちゃったけれど
せっかくのGDS当日に、がんばってがんばって練習してきたメンバーの皆様の大切なステージなのに、
やっぱり体調が悪くてメイクできませんなんて
ほんとのほんとは言いたくなかったから、これが今の最善なのだと心から思えたし
超忙しいなかを運営の方々がフォローしてくださったことにありがたくて感謝しかなかった。
結果が分かった夜は、いろんな想いがめぐりながらも久しぶりに眠ることができて
自分が思う以上にプレッシャーもあったのだと思います。
そして、都内の人は一人もいず、埼玉、千葉、神奈川、地方の方々は私の自宅近くにホテルを用意して
準備してくださり、当日のヘアメイクを叶えてくれようとしてくださったオープニングダンサーの皆様、
本当に本当にありがとうございました。
心から感謝しかありません♡
最初は本番のヘアメイクをするなんて考えてもなくて、
練習前にヘアメイクさせてもらうことでテンションがあがったり
本番をイメージするお手伝いができればいいなって、そんな思いだった。
正直、それすらもできるかどうか危うい体調だった。自宅でするなら具合悪くなってもどうにかなるかなって
だから、観客として当日参加することも無理だし、ましてやヘアメイクで参加するなんて夢のまた夢。
そんな私に最後の最後までヘアメイクのチャンスを残してくれたのがはぁちゃんでした。
当日は自分でヘアメイクをする予定なので、もし体調が良かったら会場にきてくださいねって。
嬉しくて嬉しくて
本番前日、会場に10時入りと聞いたときは、今度こそ無理だなと思ったけれど、
ここまでやりたいを叶えようと粘ってきたのだから、無理だとしても
「もういいや」
って心から思えた自分がいた。
そのいい意味での諦めがプレッシャーを取り除いてくれたのか、
奇跡的にぐっすり眠ることができて
翌朝も起きることができて。
7時に目が覚めたけど8時過ぎまで体を動かすことができない・・・。
なんとか起きて、それでも絶対に無理をしないと心に決めていたから9時過ぎにまた連絡しますとはぁちゃんに伝え
いつも通り瞑想をし、そら君にごはんを食べさせて、ゆっくり、ゆっくり、無理に動かないようにいつものペースを守り。。。
奇跡的に支度も間に合ってタクシーを呼ぶことができたのでした。
しかも9時半過ぎにタクシーが来たのに、10時前に会場に到着するという奇跡‼
なにもかもがまるでなにかの糸に手繰り寄せられるようにするすると進んでいったのでした。
はぁちゃん、最後の最後ギリギリまであきらめないでくれたこと、本当に嬉しかったです。
そして、念願のヘアメイクができたこと・・・本当に嬉しくて楽しくて。
ヘアをしながら、つい昨日までこんなふうに仕事をしていたような気持になって
4年のブランクがスポっと抜けたような感覚になりました。
Happyちゃんのいうところの、フィルムが繋がったような感じなのかなぁ。
病気になってからたくさんの恐怖があって、人と接するのも怖かったのだけど、
会場に行ったことで、そんな恐怖を乗り越えられたことにも気づけました。
あの場所に行ったからこそ得られたものが本当にたくさんあって…。
思うようにいかないことも、全ては最善。
身に染みて感じられた大切な日でした。
はぁちゃん、本当に本当にありがとうございました。
会場に行けてとにかく印象的だったのがみんなのキラキラした笑顔。
とにかくパワーにあふれていて、エネルギーが高まっていて、こんな空間にいるの何年ぶりだろう…
こちらまで笑顔になってしまう
好きを現すパワー、表現したいというパワーに満ち溢れていました。
特に、ゲネプロの時にドレスを着て待っていたたくさんの方たちのはじけるような笑顔がとても印象的で
本当に輝いていましたよー
休めないから体が良くならないんだ、1か月も休めば良くなるだろうと東京を離れたのが4年前。
もう無理です!とヘアメイク事務所に伝え、実家に戻って、しっかり病院で調べてもらって、
ゆっくり休んで、やりたいこともやって…
そして、これからはフリーランスのヘアメイクとして東京と新潟を行き来しながら自分のペースで仕事をしていくぞ、
って決めていたのに、現実はあまりにもかけ離れてました。
まさかこんな大変な病気になるなんて。
映画やドラマ、作品を創ることにヘアメイクとして携わりたいと夢を抱き、入り口がどこなのかもわからないまま
日々瞑想しながらやりたいことをしていったら開けた夢への扉。
9年前に東京に出てきて、夢の場所には行けたけど、
業界の常識、ルール、周りの声、環境…
自分のままでいること、ありのままの自分を現しながら夢を叶えていくことの難しさっていうのは
生半可なものではなくて、GDSを通じてあのときの5年間が重なった。。。
まさに一人GDS。(にしても期間長すぎ)
cherryちゃんの苦悩、葛藤。
一回死ねばよかったんだっって私が気づけたのは病気になって二年以上経ってからのこと。
いつまでもそれまで当たり前と思って生きてきたやり方の自分にしがみついていて、気づくことができなかった。
cherryちゃんはGDSを通して、こんな短期間でそんなことにも気づいて生まれ変わっていってたよね。
本当にすごいことだと思いました。
誰かの夢をかなえるだけでなく、生まれ変わりまで手助けしちゃうGDS。
こんなイベント、なかなかないよね。
私もまたリボーンできました。
まだまだ夢の途中。
どんなことがあっても、諦めない。
私は私を諦めない。
世界は自分で創るのだ。
GDS本番は見られなかったけど、映像でみた景色や人々に心奪われ
唄を聞いて涙あふれ心震えました。
プロだからといって誰でも心震わすことはできないって思うんです。
だから、プロもアマもない。
芸術はいつだって人に生きる力を与えてくれる。
GDS万歳
次回はもっとたくさん関われますように。
cherryちゃん、はぁちゃん、オープニングダンスの皆様、
ちゃんくーさん、運営の皆様、
GDSに関わったすべての皆様、本当にありがとうございました。