私は三人の育児をしながらソプラノ歌手として歌っています。
でも、こうやって前向きに育児をしながら歌えるまでには長いトンネルがありました
今日はそのお話を少し、、
1人目の育児は分からないことばかりで不安もあり、1年間は歌うことよりも子育てを優先し、ほとんど歌わない1年を送ってしまいました、、
その結果、、、
変化した自分の身体や1年のブランクによって全く歌えなくなってしまいました
今までどうやって声を出していたのか、、声を出すことも怖くなり、苦しい日々を送りました
出産や育児のせいにはしたくないと思いながらも、自分の声と向き合うことが怖くなり、なかなかトンネルから抜けられない
そんな時に稽古場からの帰り道、演出の先生から「今までの自分の身体に戻ろうとしないで新しい自分の身体と向き合ってみたら」と言葉をかけていただきました。
新しい自分の身体
そうだ。
ずっと私は今までどうやって歌ってきたのかを思い出そうとしていました。
でも変わってしまった今の身体から前のことなんて思い出せるわけがなかった
よし!1からまた発声を作り直そう。
ここからまた始めよう
そう思えると途端に気持ちが楽になりました。
そこから新しい身体と向き合って
新たな楽器作りが始まりました。
呼吸を身体に入れてその流れを一瞬たりとも止めることなく流し続ける。
当たり前のようでとても難しいテクニックです。
たかが呼吸、されど呼吸。
声を出すことにばかり気持ちが行ってしまっていていつの間にか不自然な息の使い方になっていました
呼吸に気持ちを向けることで自分の心の中もどんどん浄化されていきました
原点に戻ってもう一度学び直す。
そうすると今までは見えなかったものが沢山見えてくるようになりました。
産前も歌ってはいたけれど自分の身体に真摯に向き合ってはいなかったのだと気づきました。
年齢が若くて声帯も元気だっただけ。
出産がなかったとしてもいつか歌えなくなっていたのだと思います
でもトンネルの中にいながらも、もがきながら歌い続けていて良かった
歌うことって単純でありながら本当に奥深い。
いちど落ちてしまったからこそ見えてくるものが沢山あります。
自分が身をもって体験していること。
沢山の人に伝えていければと思います
