さぁ もう 5月も終わってしまいます。

 

ここ数ヶ月の音楽合わせなど男声合唱団ダンネリオンさんの練習に参加させていただきました。

 

そして 5/12 福井県立音楽堂ハーモニーホールふくい大ホールで 華々しい北陸新幹線開業記念男声合唱フェスティバルが開催され無事終演したところです。

 

男声ならではの朗々とした声が響く中

美しいハーモニーホールふくい大ホールのパイプオルガンやステージ上は美しいライトの演出が施され、 

曲のイメージによって変化していく様子も感動しました。

 

 

リハーサルの時↓

 

5/12 本番のステージ写真

(先日いただきました。)

 

 

男声合唱とソプラノ独唱のための「落葉松」

小林秀雄作曲

大好きな曲を共に歌わせて頂きました。

 

詩と演奏上のメモに「波の会コンサート」(野上氏の追悼)のための作曲依頼と共に

手渡された野上氏の遺稿の中に「落葉松」を見つけて深く感激し感動の内に

一気に初演譜を書き上げたとあります。

 

 

「濡れる」という言葉が印象的です。

 

手が濡れる

心が濡れる 

思い出が濡れる

乾いた目が濡れる

 

雨でただ濡れているというだけではない。

しみ込んだりして、水分を帯びた状態になるという意味もある。

乾いた目が濡れるということは

涙をながしている
泣いている・・・のでしょうか

 

「雨」も多く出てきます。

 

秋の雨

夜の雨

 

 落葉松は秋になると黄色く黄金色に紅葉します。

 その道の中を散策する・・・
 どんなに美しかった事でしょう。

 

 夜の落葉松にどのように雨は降っていたのか・・・
 しとしとと降っていたのが・・・・サァーっと降っていたのか
 あるいは霧雨のようだったのか・・・

 雨は冷たかったんでしょうか

 それともちがっていたのか。

 

小林先生の雨は三連符で時に表情を変えながらずっと降り続いている

と想像しました。

 

陽のある雨

 狐の嫁入り 

 風でキラキラと葉が日の光を下まで届ける様子

 木漏れ日

 

小鳥の雨

 小鳥の鳴き声

 ピヨピヨなのか

 多くの鳥たちが無数に鳴いていたのか・・・
 
小林先生の慟哭という記載で 激しさ 深い悲しみを感じ取れることができ

多くの鳥たちが鳴いていたのではないかなぁ・・・と

その鳴き声は思い出を呼び起こさせる。そして乾いた目が濡れるのです。

 

最愛な人との別れ、悲しい出来事など 憶測として 終戦の年に書かれている詩と言うことで戦争の体験とリンクなど

色んな事が詩から想像できます。どれが正解かなんてないとおもいますが私はこのように想像して歌わせて頂きました。

また 小林秀雄氏が53小節目では野上氏の詩魂に届くような慟哭のff(フォルテッシモ)を作って欲しいと演奏上のメモに書かれてあります。

詩を書いた野上氏にどうしてもこの曲を聞かせたかったのではないでしょうか・・・・。
亡くなられた後の作曲だったため・・・・

詩人の思いと作曲者のその想いと私の恩師との大切な思い出の中の1曲であるという想いを乗せて

 

コチラはあまりにもライトの演出が美しかったので

写真を掲載させて頂きました。

 

「夕焼け」

信長高富作曲

夕日の赤が火の色や血の色に見えることなどありませんように
という平和への願いが込められた歌詞と

夕焼け小焼けのメロディーが入っている曲を聞いていると平和であれと願わずには居られなくなります。

 

世界が平和でありますように。

 

 

 

 

終演後↓集合写真

大変お世話になっている宮下さんがすぐ片付けなどに行かれて入ってなかった😭

また 一緒に撮りましょう!

 

 

ダンネリオンさんの指揮を担う若い力の方々

ステージ裏にいらっしゃったのでセルフィー

 

 

女声のおふたり♡ 優しく迎えてくれましたぁ

ありがとうございます♪♪♪