トスティの歌曲


『暁は光から』


L'alba sepàra dalla luce l'ombra,
夜明けは 光から暗闇を分かち
E la mia voluttà dal mio desire.
私の欲求から 逸楽を分ける
O dolce stelle,è l'ora di morire.
おお 愛しい星よ 滅び行く時だ
Un più divino amor dal ciel vi sgombra.
さらに神聖な愛が空からお前たちを取り除く


Pupille ardenti,O voi senza ritorno
燃えさかる瞳よ おお二度と戻らぬお前たちよ
Stelle tristi,spegnetevi incorrotte!
悲しき星たちよ 清らかなまま姿を消してくれ
Morir debbo. Veder non voglio il giorno,
私も死のう 昼など見たくないのだ
Per amor del mio sogno e della notte.
私の夢と、そして闇への愛ゆえに

Chiudimi,O Notte,nel tuo sen materno,
私を包んでくれ、おお夜よ、お前の母なる胸に
Mentre la terra pallida s'irrora.
蒼ざめた大地が露に濡れている間に
Ma che dal sangue mio nasca l'aurora
さもなくば 私の血から暁が生まれ
E dal sogno mio breve il sole eterno!
私の短い夢から永遠の太陽が生まれてほしい
E dal sogno mio breve il sole eterno!
私の短い夢から永遠の太陽が生まれてほしい




先日レッスンに行ったところ受講生の1人ががトスティを受講されていたが、

受講曲とは別の『暁は光から』の詩について先生から教えていただいた。


なんで この話になったのかなぁ。。。。

あぁ 『理想の女性』から 話は膨らんだんだ。


男性のモヤモヤする恋の話(笑)

女性には(❓)と思うところが沢山あったのだが、女性と男性。。。

やはり考え方は全く違う様だ。


いつでも モヤモヤとする心

そういう恋の始まりの様なモヤモヤなものを持っていた方がトスティの前半の曲を歌うのには良いそうだ。

後半はそのモヤモヤも奥さんや子どもができた事で落ち着いた曲になっている。

(ホホォ そうなのかァ…。)


あぁ 暁から〜の話でした。


『暁は光から』の詩を書いたダンヌンチオさん(イタリアの詩人🇮🇹作家、劇作家)は 自分よりだいぶ年上の女性に惹かれていたらしぃ。


この『暁は光から』 という詩は 身悶えする様な夜から 朝になって欲しくないって思う詩だけど、

なぜそう思うかというと 朝になると ベットで寝ている彼女の年老いた身体が露になるから...なのだ。だから 朝にならないでおくれ。という事なのだよ。


あぁ なんてなんとも言えない気持ちになるんだろぉ…。

老いというものは誰しも訪れる。

男性にも言える事だよ?!

若くてピチピチした肌がそれは美しいのはわかっているけど、夜中愛した女性に向かってそれはないだろぉ。

私もショックだ😭女性としてショック過ぎる。

ロマンティックな気持ちも燃え上がったその日の気持ちもこんな彼の気持ちを知ってしまったら悲しくて もう 逢えない。

いや。もう 逢いたくないや。

年上の女性に惹かれるというのであれば そのありのままも愛しなさいよ。

白髪だって 顔や身体のシワだって シミだって

なんでも愛して欲しいわ。と思う東なのです。


それに この曲は女性が歌うもんじゃないなぁ

特に 若い女性が歌ってると嫌んなるな

ムカつく。プンスカ‼️と勝手にどこにもぶつけることのできない怒りを思った 寒い午後


やっぱテノールの歌だなぁ。