日韓夫婦、昔の話。 -13ページ目

日韓夫婦、昔の話。

日本在住、日韓夫婦。
色々あった、過去の話。

入隊 の話。

 

何度か書いているのですが、わたしの恋人Sクンはもうすぐ軍隊に入ります。

10月18日です。

もう、2週間を切っています。

 

入隊前に韓国に行くことに決めていました。

ゆっくり過ごしたかったし。

連休もありますし。

 

「最後の日は、一緒にいないで。きっと泣くから」

と、言われていたので予定では14日頃に帰国するつもりでした。

 

だけど、

「やっぱりぎりぎりまで一緒にいられたら嬉しい。渚に一緒にいてほしい」

と言われ、予定を変更しました。

わたしだって、いられるだけ一緒にいたかったから。

 

明日、10月7日から10月18日まで韓国に滞在します。

彼の実家のあるソウル、釜山、慶州など、いろいろなところに行く予定です。

 

18日は彼のお父さんが運転し、Sクンと2人でわたしを仁川空港までクルマで送ってくれ、Sクンはそのままお父さんと2人で訓練所に向かうそうです。

わたしが成田に着くころ、最後の電話ができる予定になっています。

 

「訓練所の前で電話するから、飛行機降りたら連絡するんだよ」

と、言われています。

 

次に会えるのは、たぶん100日後以降。

入隊して100日経つと、最初の休暇が取れるんですって。

 

初めの35日は、訓練所です。

連絡は全くとれません。

ここが一番きついと聞きました。

 

配属先が決まると、手紙が書けます。

もしかすると、電話もかけてもらえます。

電話口からは、先輩兵士からの「ヒューヒュー」も聞こえるみたいです。

 

面会に行くこともできるようになります。

先輩兵士や見張りの人の前で、ヒューヒュー言われながら話すみたいです。

それが新入りの運命らしいです。

 

…言葉わかんないフリしよう。。(わかんないけど)

でも、会えると思ったら、「ヒューヒュー」なんて気にならないかも。

 

「あの日本人やるなー」

って言われてやる。

 

ってこんなこと書いてますけどね。





 

不安です。

本当に不安です。

 

恐い。

 

そばにいないことは今までもあったけれど。

そばにいないことを感じることは少なかった。

感じないように、いろいろしてくれていたんです。

 

でも、今回は違う。

 

そして、彼が心配です。

ちゃんと無事で帰ってくるだろうか。

戻ったら人が変わってしまったりしないだろうか。

日本に戻ることはなくならないだろうか。

 

体と心が健やかな状態で、戻ってきてほしい。

わたしのところに戻ってきてほしい。

早く、戻ってきてほしい。


 

わたしと一緒に、日本で生活できるように。

「軍隊に入っている間の収入では何もできないから」

と言って、日本の仕事を少し無理しました。

結果は上手くいきました。

入隊前ギリギリの今も、韓国で仕事をしています。

 

「戻ってくるころには、少し貯金ができているはず。はやく一緒に住めたらいいねぇ」

涙が出るほど、嬉しかった。

本当に、嬉しかった。


 

そんな風に人に大切にされたこと、今までなかったんです。

だから、わたしも大事にしたい。



 

今は、除隊後を楽しみに。

そうするしか、ないんですよね。



 

でも、ほんとは辛いなぁ。

韓国へ行ったら、会えるんだけど、会えなくなるのを知っていて行くんですもの。


 

今までで、一番複雑な渡韓だ。




ちなみに除隊日時は2012年7月25日午前9時の予定です。

 



補足

除隊の日は部隊まで迎えに行った。

そして部隊の近くで一緒に除隊した人と共にピョヘジャングを食べた。

それから軍服のまま除隊記念写真を撮りに行った。

家には前泊していたので、お帰りのプレゼントをサプライズで並べておいた。

お父さんお母さんと、妹カップルと大好きなコプチャン屋で除隊祝いをした。

ナクサン公園で城壁に座って、ビールを飲みながら、ミサンガを切った。

入隊日に渡して、自分も彼もずっと身につけていたミサンガを切った。

ミサンガが切れた時に、ほんとに帰ってきたんだなと思った。
この時のわたしにはまだ知りえない話。