今回は私が5〜6年かけて常習化させていたODについて少し話して行こうと思います。
きっかけは些細なことからでした。
1つは当時作っていた病み垢で知った界隈でそこそこ有名な人が、私も飲んでいた精神安定剤をODしていたから。
もう1つは、当時付き合っていた恋人も精神科通いでODの常習犯だったから。
ほんの出来心でした。
飲んでから数十分もすれば、体の力は抜け、頭がぽわぽわしてなんとなく気持ちいい感覚に陥り、そこから止められなくなってしまいました。
当時の私はとにかく全ての物から逃げたいという一心でODにどんどんとハマって行きました。
「気分が悪いからODをして忘れよう」
「辛いことがあったから薬に頼ろう」
という考えから、
「取り敢えず薬がそこにあるから飲もう」
という感覚に変わるまで、そんなに時間はかからなかった記憶があります。
今でこそ主治医に打ち明け、ODをしない環境作りを進め、薬に頼らなくても大丈夫なようになりましたが、あの感覚は忘れることはできませんし、今でもODをしていた頃の夢を見ます。
妙にリアルで、寝起きで混乱することもしばしばあります(笑)
それでもフラッシュバックを起こしてまた薬に走らないように全力を尽くしてくださっている主治医には感謝です。
今ODがクセになってやめられない方もたくさんいると思います。
私はそれもまた1つの人生だと思うので、否定はしません。
ただし、ODをしなければしんど過ぎて生きていけないほどまで追い詰められてしまっていることが問題だとは思います。
それに立ち向かいながら生きている人は本当に凄いです。
そんな方々が、時間をかけてもいいのでいずれは穏やかな生活ができることを祈っております。