仕事がない日の朝ほど、心が軽くなるときはない。
別に仕事が嫌いなわけでもないしどちらかというと好きだが、1日の時間を自由に使える心のゆとりが良い。
実家暮らし。26歳。男。
朝起きると、最近筋トレをしているせいか体のどこかしこが痛い。
重い体を起こし、まずは顔を洗う。
水温がぬるま湯から水本来の温度になるにつれ、季節の移り変わりを感じる。
日課の散歩は外せない。
田舎は良い。
森と川に囲まれた朝の散歩ほど贅沢な時間はない。
川のせせらぎと温かい日差し、頬を掠める涼しい風。
気持ちよくてすごく落ち着く。
川に橋がかかっていて、2〜3往復ほどする。
「朝に橋を往復する男性」という愛称で地元人に有名になっているに違いない。
家に戻ると、パンとプロテイン300ml、またはおかんが作ったおにぎり、ちょっとリッチだとピザトーストなどちょいと洒落たものをいただく。
パンをかじる傍ら、おとんは競馬のスタンバイ。
9時ごろから始まる1Rへの準備は入念である。
東京1Rが終わったかと思えば、次に孤独のグルメを見始める。
また時間が来ると、お次は新潟1R。
さながら、時間を無駄にしないように生まれたサラブレッドのようである。