昨日の続き・・


養子縁組里親に
なることを決めた友人。





友人から聞いた話が
頭の中をグルグルして、
気になって仕方がない。





私は40才になった頃から
養子縁組里親や養育家庭里親を
考えるようになっていた。





だけど主人は
最初から大反対。





まだ40代前半だったから
不妊治療がきっと上手くいくと
思っていたのが一番の理由だろう。






それから数年後、
不妊治療に行き詰まり、

45才を過ぎると
委託条件も変わると聞いて

再度主人と話し合った。






だけどやはり主人は
養子や里親は全く考えられない
と大反対した。




それからしばらくして
卵子提供のことも主人に切り出した。





それこそもっと大反対された。







連日その話ばかりで
夫婦関係も悪化していき、
ケンカばかりになった。


長期間、お互い話さず顔を合わせないように無視し合うような静かなケンカ







嫌がっている主人に
無理矢理私の気持ちを
押し付けることは出来ない、

育てるのは二人なのだから
同意なくしては進められない、



そんな当たり前のことに気がつき、
養子も里親も卵子提供も
スッパリ諦めた経緯がある。






その後、益々のめり込んだ自己卵治療は
困難を極め、

心身共に傷ついていく私を見かねて、
最後は卵子提供に同意してくれた。


それだけが理由ではないけど。







本当に嬉しかった。





あの時は、
自分が妊娠できないのは
ドクターが繰り返し言うように
高齢で卵子が古いからだと思っていた。


事実そうなんだが。





だからこそ、
若い卵子の提供を受けさえすれば
きっと必ず妊娠出来ると思った。







自己卵はダメ、
養子も里親もダメ、


もう卵子提供しかなかった。






そこからはまっしぐらに
卵子提供に突き進んだ。




もうそれが最後の道だと
思い込んでいたから。




でもそうだったのだろうか?





友人の話によると、

養子縁組里親はこれまで
50才までという年齢制限があったが、
10月からはそれが撤廃されるそうなのだ。




これからは50才以上になっても
養子縁組里親になれるのだ。


新生児は45才迄の制限がありやはり無理。
生後数ヶ月~2才位がメインだそうだ。







それならば、時間をかければ
主人を説得出来る気がしてきた。






元々私は、
卵子提供よりも養子や里親を
希望していたのだから。









“いま既に、親を、家庭を
切実に必要としている子供を引き受けて
愛情を持って育てていきたい”




何年も前にそう思っていた気持ち、
蓋をしてしまった気持ちが溢れ出てくる。







卵子提供しかないと思っていたけど、
卵子提供以外にも道はあるのかもしれない・・