大学生は本当に楽しかった。



殆どサークルとバイトに
明け暮れてたけど。




でも相変わらず
体調の問題は続いていた。





体力が恐ろしくなくて、
走ると貧血症状で倒れる、



何をしても疲れやすく、

人混みや乗り物で
気分が悪くなり吐く、



生理痛が酷く
数時間のたうち回る、




これらは当たり前となり、
体調が悪いことが普通となっていた。




それでも
上手く付き合えるようになった。




当時私の大学は
最初に出席カードを提出すれば、

途中で抜けても
出席扱いとなった。




それをいいことに、

具合が悪い時は
無理せずにサボって、


ラウンジのソファーで
いくらでも寝ることが出来た。




周りも
私がそういう子だと理解してくれた。





ただ、
大変なこともあった。




サークルのテニス合宿の時、
無理してしまい、
また倒れてしまった。



いつもは意識はあるのに、
その時は意識を失った。



そして救急搬送された。




でもすぐに
救急車の中で意識は戻った。




頭上で救急士さんが、
私の血圧の上が35と言ったのを
覚えている。




元々低血圧だったけど、
そこまで低いなんて初めて~


と、
ぼんやりと聞いていた。




病院に運び込まれた時は
かなり意識もしっかりしていたが、

立ち上がることが出来なかった。





検査結果は全く異常なく、



何本か点滴をされて、
ベッドで数時間休んだら
すぐに元気になり、



入院することもなく
合宿所に戻れた。




大学時代でここまで酷いのは
この時だけだが、


状態は良くなるどころか
ますます悪くなっていた。