10月★B・B倶楽部 物流通信★
“ピンチはチャンスなり スピードは力なり”
-ドライバー不足に抗していく道-
不況の足音が聞こえる。新型コロナウイルスの猛威である。世界中で株式市場が弱くなりさがっている。
不況というピンチは企業の力を鍛えていくエネルギーとなる。
追いつめられると「なにくそ」という力が湧き出てくる。
”死中に活を求める”ということわざもある。絶体絶命のときに力が出てくるという意味である。
とりわけ中小運送業では深刻なドライバー不足に直面している。ハローワークに求人する。有料求人をする。
それでもなかなか採用できない。問い合わせがあっても面接までたどりつけない。面接に来ても入社しない。
入社しても定着しない。泥沼の人手不足が続いている。
「もうダメだ。廃業するしかない」と思い詰める経営者も珍しくない。ドライバー不足に抗していく道はあるのか。
それは心を強く持って”ピンチはチャンスなり、スピードは力なり”を噛みしめることである。
座して死を待つことはしない。行動を起こすことである。
ハローワークの求人内容は今のままでいいか、もっと工夫する余地はないか、色々と試してみることである。
有料広告の出し方は今のままでいいか、色々と知恵を出していくことである。
「もうダメだ」と思ったときから本当の闘いがはじまる。土壇場から活力が生まれてくる。
奇手妙手はない。基本に立脚してやるべきことをやり通していく。決して諦めてはならない。
不況の足音をチャンス到来ととらえていくことである。尻込みするのではなく前に向かって進むときである。
前へ、前へと心が生き抜いていく道を切り開いていく。
”病は気から”ともいう。心がしぼんでくると病につながっていくという意味である。心して勇気を奮い起こしていこう。
ドライバー不足に抗する道は”ピンチはチャンスなり、スピードは力なり”と噛みしめるところから開けていく。
株式会社シーエムオーCMOニュース(2020年2月号より引用)