最近、仕事をしていて驚いたことがある。
一般撮影やX線CTで用いるX線管が、常にX線を照射していると思っている患者さんがいたことだ。
撮像した画像を確認している時に、
「済んだなら早く出してくれ、被曝するやろ!」
と。
よもやと思ったが、どうやらそうらしい。
X線管の原理は基本的には、真空管に類似している。
すなわち、X線の発生には熱陰極より熱電子放出効果により放出された熱電子を利用するということ。
放出された熱電子は電場により加速され、陽極に衝突する。この際、熱電子は、衝突によりエネルギーを放出することになるが、このエネルギーと陽極の相互作用により生じるのがX線である。
つまり、X線管より発生するX線は、電場を加えない限り発生することがないということ。
ところで、
「360度の写真撮って、 コンピュータで構成すれば断層になるんじゃね?」
って、考えたコーマック氏も、それを機械化したハンスフィールド氏も天才だと思う。
CT;Computed Tomography;コンピュータ断層撮影
HU;ハンスフィールドユニット;CTデータの単位


