忘れかけていたこと | 林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

作家の林瀬那です。

私が
描いた物語を載せてます。

本棚から本を手にするように
自由に読んで下さい。

よかったら
コメント欄に感想書いてくれると
すごく嬉しいです。





そうだった

人生って

楽しいんだった!



楽しむものだった!



というか

そもそも

楽しいんだから!



もっと

もっと

楽しんでいいんだった!!





「楽しむ」ことを

すっかり

忘れていた自分に

気づきました






こんにちは

作家の林瀬那です






今宵は

私の大好きな

指揮者の佐渡裕さんの

クラッシックコンサートでして


シエナ・ウインド・オーケストラの

吹奏楽の演奏会でした




このシエナオーケストラ

かれこれ数年前から

毎年

楽しみにしているのですが



毎回

最後は

楽器を持ってきた人は

舞台の上に上がって参加していいですよ

みんなでワイワイ楽しみましょう

というような感じなので


重く堅苦しい感じではなく

かろやかな雰囲気で


普段なら

若い学生さんらしき人も多く

楽器を持ってきている人が

多いのです




そんなこと

今のコロナ禍にできるわけもなく


演奏会が行われるだけで

ありがたいなと思いつつ行きました





正直

コロナ禍の東京で

行くのも迷ったのですが


どうしても

生のオーケストラの音楽を聴きたくて

行ったんです





本物はやはり違う



音に

キレがあって


やっぱり

佐渡裕さんの指揮は

凄すぎて

圧巻でして




もう

とにかく

すごく美しすぎる音色で


懸命に

息絶え絶えに

吹奏楽の楽器を演奏している皆さんが

素敵すぎて


感動のまま

終わったんです





大歓声の

降りしきる拍手の後

アンコールとして


奏でて下さった音楽が

とにかくコミカルで楽しくて

もう

会場全体が

楽しさに包み込まれて


会場全体の一体感が

すごかった



老若男女

それぞれ全く違う思考回路で


それぞれみんな

全く違う価値観で

会場に集まっているだけなのに


その全員が

心踊るように


みんなで拍手をして

演奏に参加して


とにかく

楽しかったんです




あぁ

音楽って

楽しいものだった!


そもそも

楽しむものだったんだ!




脳天をハンマーで

ガツンと

打ちのめされたようでした






私は

なにを

カッコつけて

いい文章を書いてやろうだなんて


浅はかなこと

考えていたんだろう




頭の中が

ごちゃごちゃで

やりたいことを見失ってたんだろう




忙しすぎて

本当にやるべきことを

二の次にしてないのか




先を見据えるのも大切だけど

それより今

味わうんでしょ





なによりも

生きている今

心が踊るように

楽しみたいんでしょ






私の頭の中の

無駄な思考回路を

掃除機で吸い取られたようでした




いやー

人生って

本当に

素晴らしいんですね





今回は

そんな

コンサートの帰り道の私が

「楽しむことを思い出した」

心のままに書いた文章でした





最後まで読んでくれて

ありがとうございました


あなたの大切な

人生の時間を

共有できていること

心から感謝しています


では

またね