チョココロネより愛を込めて~3章~ | 林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

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作家の林瀬那です。

私が
描いた物語を載せてます。

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~第3の手紙~

 

 

手紙の続きです。

今日は
新月です。

なので、
空は晴れてますが、
空は真っ黒です。

信じられないでしょ?

あ、
私の住んでいる街は
星が見えないので
星の明かりも
あてになりません

新月から
月が満ちていくの
子供の頃から好きでしたが、
今は
満月が
とてもとても待ち遠しいです

前は
満月じゃなくても
平気で
そちらに行っていたのにね

まだしばらく
行けそうにないので
満月の日にだせる
この手紙が
最近の
楽しみです

そういえば
なにか新作つくりましたか?

ずっと
それが
気になってました

塩と
お醤油
まだ
ありますか?

お醤油、
私が
持っていっていたのは
私の実家の街にしかない
甘露醤油なので
まだ
そちらでは
手に入らないと思います。

しばらく
もてばいいけど

ちょっと気になります

でも
こちらの時間と
そちらの時間は
違うようなので
そちらでは
たいした時間ではないんですよね

今日は
とても寒くて
なんだか冬みたいでした

秋になったばかりだと思ってたのに
急に
すっかり秋が深まりました
なので
銀杏並木や
もみじの紅葉を見に行って
美しい落ち葉拾ってきました。

あなたが
一度見てみたいと言ってたでしょ

手紙と一緒に
同封しますね。

お茶と間違えて
飲まないで下さいね

そういえば
最後に
そちらに行った時は
日本は
雪の降りそうな
冬の寒い日だったんですよ

だから
私は
マフラーに
ダウンで
厚着で行ったのに
なんだ
その格好は!?

あなたは
かなり笑ってましたよね

あなたは
ねんがらねんじゅう
モフモフだから
わからないでしょうが


だんだんいつもみたいな
内容になってきたので
またにします。

では、
またね。

 

 

 

〜チョココロネより愛を込めて~4章~へ続く〜