実家に電話しながら帰った。

今月は職場の重鎮が人工股関節の手術のため入院しているので、みんなでフォローしあってる。急に決まった話ではなく、手術することも今年の初めに聞いていた。だから、今月はいつもより働いている。ちなみに近所のお弁当屋さんで働いてる。

この3日間は長時間勤務だった話をしたら。母が「そんなに立ち仕事を長時間するもんじゃない」と。一気に嫌な気分になる。

言っている意味はわかるけど。サービス業はそういうところ、けっこうあると思うけどな？…心配の裏返しなのか？

それより70後半にもなって

「大変だね」「無理せず、頑張って」ぐらい言えないものかねと思ってしまう。

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電話を終えて、しばらく悶々としていたら、投げかけたものしか返ってこないという意味が突然わかった。

母に対しては

なんでそんな言葉が出るの？

もっと他に言い方があるだろうに…と思うことばかり。私はそんな言葉を投げかけていないのに、なぜそういう言葉を投げかけられる（返ってくる）か疑問だった。

人格否定、容姿については言わないけど、実家だと毒舌味が増す。母に対して思ったことをストレートに言い過ぎてしまったり。上司の愚痴。コミュニケーション不足はどうしたものか…と言ったり。

母はそれらを聞いていて

嫌な気分になっていたんだなと。

私は「言葉」を投げかけていたというより「自分の嫌な気分」を投げかけていた。嫌な気分を投げかけていたから、嫌な気分しか返ってこない。そういうことだったのかと、腑に落ちた。

投げかけたものしか返ってこない。

言葉だったり、態度や行動だったりを

考えてしまいがちだけど

感情のやりとりのほうが

もっと大事かもしれない。

投げかけて返ってきたものは、グレー