FC2のショッピングカートを利用して
自前の販売サイトを作ってみました。

演劇専門古書籍商
http://eziromem.web.fc2.com/index.html


これは、演劇専門の販売サイトが一社しかなかった事と
過去に演劇系の販売サイト、写真集のデジタル販売をしようとした時のノウハウを
そのまま持ってきています。

まだ商品点数が全然足りないので、今後はひとまず300点ほどを目指して
商品をかき集めていきます。
もし演劇系の古書をお持ちの方はご連絡ください。
よそより間違いなく高値で買取いたします。


また、これに伴い
自前の商品を作りたいと思います。

つまり

【オリジナル戯曲の販売・戯曲の上映権の販売】
です。
たぶん、これは、ほとんどどこでもやっていない特殊な分野です。
正直、売れる気があまりしない(笑)


でも、演劇に少しでも貢献できるなら、やってみようと思い立ちました。

すでに某映画監督に打診して、戯曲販売の検討していただいております。
将来的には上映権までこぎつければ・・・

いま手持ちでオリジナルの戯曲の著作権がある方、よかったらご連絡ください。
諸々のご相談させていただきたく存じます。


あと、将来的に演劇に関する小道具の類も古物販売したいなぁと考えています。
もし不用品、お持ちの方がいましたらご連絡いただければと思います。
某、劇団プロデューサーに


演劇の「日英同時通訳」をやってみないか?
と打診した。

歌舞伎などで行われている趣向で外人さんに人気なのだが
それをアクションの舞台でやらないか?と打診してみたのだ。

これは、ちょっとした・・・いや、かなりの冒険だ。
私は英語なんて、たいして出来ないが、いぜんも何度か大掛かりな文書を訳してみた事があり
かなり簡易的にならシナリオの訳も出来るのではないかと思っている。

もちろんストーリーに重点を置く、そういった芝居ではまだ無理だろうが
アクションがメインなら、話の内容も複雑ではないのでなんとかなるだろうと思っている。


で、当然アテレコの声優を二人引っ張り出さないといけない。
とはいえ、役者全員分を一人一人あてても意味がないので
ここは男二人と女一人で、切り抜けるつもりだ。
男にはすでに打診済み、女性は・・・知り合いで英語が少し出来る女優がいるので頼むつもりだ。
といっても、二人とも(俺もだが)日常会話レベルにも達していないと思うので
台本をしっかりと作っておかねばなるまい。


もし、成功すれば、自分たちで舞台を作らなくても
声だけでも芝居に参加する事が出来るうえに、英語の勉強にもなる。
しかも演技は役者任せでそれに合わせてこっちは声をあてるだけなので
負担はかなり軽い。と思う。たぶん。
機材も或る程度、アタマで構成は出来ているので、あとは組むだけだ。

もし、これで成功したら、次々といろんな劇団に売りこんだる!!
アマゾンにおけるお客様の行動パターン分析



1.カタログカートの中古を買う

2.中古検索の最上位(最安値)を買う

3.本の状態(非常に良い、良い、可)を見て買う

4.FBA出品かどうかをみて買う

5.出品者の名前、評価をチェック

6.状態コメント(帯、付属品、傷など)をチェック

7.コンビニ払い可かチェック

8.海外発送可かチェック


これで見る限り、もっとも販売スピードが速いのは、アマゾンのカタログカートに載せる事だと思う。
このカタログカートは掲載基準が公表されておらず、最安値か、それに近い物が掲載されているのは間違いない。
ただし、時々、最安値以外のものも掲載されているので、どういう基準かよく分からない。

次に「最安値」での掲載だが、これはもはや不可能に近い。
人気小説の文庫などを見ると、数百点という1円本が並んでいる。、いまさら1円で並べてもほとんど変わらない。

今まで誤解していたが、お客様の中にFBAは想像以上に浸透していない。
FBAとは「アマゾンが発送するから安心ですよ」というサービスだが
そのクレームは全部当方に来てしまっているわけで、何が安心なんだこのやろう状態である。
一部ヘビーユーザーには理解されているが、どうやら認知率は20%を切っていると考えて良い。
ここなら速達も出来るという事なのだが・・・正直うちの方が発送は早い(苦笑)

状態に関する情報はお客様にとって非常に重要な情報だ。
これは状態を気にするお客様は絶対にチェックしていると考えていいだろう。


出品者の評価は思ったほど重視されていないようだ。
現に75%の評価の出品者でも本は売れている。
ただ、気にする人は気にするだろう。私も正直75%の出品者から購入したくはない。
おそらくここで購入しているのはアマゾン初心者だと考える。
全く無視は出来ないが、ブックオフグループが95%程度のところを考えると
95%までは評価を落としても販売には問題ないと考える。

また、以外にも出品者名を皆さんよく見ているようだ。
私の購入者はリピーターが実は結構多い。
名前を個性的にしたり、空いてるスペースは活用したほうがいい。
私は一時「東北方面への、発送大歓迎」と入れていた。

状態コメントのチェック、コンビニ払い、海外発送は利用者は少ないと考える。
無視はしないが、こだわる必要は無い。
しかし、今までの部分で差別化を図れないなら、ここで図るしかない。
たとえば画像スキャンされていない本を見つけたらこちらで掲載して
(こちらカタログ掲載用にスキャンされた本の現物になります)
と掲載すれば、私なら間違いなくその商品を購入する。



以上から見るに、差別化を図るのに
最安値以外での攻略法はいくつかある。
こういった細かい部分で差別化を図っていかなくては、アマゾンでの今後の生き残りは厳しいと感じている。

LOST SEVEN 劇評と解説


先にこっちの劇評を読んでいただけるとわかりやすいです。
リトルセブンの冒険 劇評
http://ameblo.jp/sonodahironobu/entry-10607868067.html

今回、制作を途中で降りたので、厳しい事は書きづらいのですが
一切の縁、情を無視してガチンコに書かせていただきます。

あまりの不出来に激しいショックでした。
寝込みそうなほどに、酷いです。
それは役者しかり、演出しかり、衣装にまで及びます。
長文、ご覚悟。長い上に書くだけで相当疲れるので
全く編集せずに書きっぱなしでおおくりいたします。
~~~~~~~~

こちらの作品は
元々リトルセブンの原作、大人向けの脚本としてかかれた
ロストセブンというものです。


まず名前由来から

レッドローズ=もちろんスノーホワイト(白雪姫)の鏡だから(紅薔薇姫)

◆ゲリラセブン側
タンロウ・コモン・ハグン・モンゴク
レンジョウ・ムゴク→ホセイ・ロクゾン
すべて星の名前です。
貪狼(タンロウ)・巨門(コモン)・禄存(ロクゾン)・文曲(モンゴク)
・廉貞(レンジョウ)・武曲(ムゴク)→輔星(ホセイ)・破軍(ロクゾン)

勘の良い人なら分かると思いますが
これは北斗七星です。話の中で既に死んでいたムゴクの娘ホセイ(輔星)は寿命星
漫画、北斗の拳の中で語られる死兆星です。

ラゴウ=羅喉星 大日如来 ちなみに凶星

ラゴウが入っている事から、おそらく宿曜占星術を基本として名づけられたと思われます。


◆ワルバラキス側
テムラー(暗号技術)
ハインリッヒ(公式の一種)クイーンロゼ(ワイン)ブラウバルト(ヒゲ)
デスグリム(グリム童話)ラプンツェル(童話:塔の上のラプンツェル)
グレーテル(童話:ヘンゼルとグレーテル)ブレーメン(童話:ブレーメンの音楽隊)

こちらは基本的に童話から引っ張ってきています。
意図は不明ですが、おそらく鏡の魔族=想像の世界という意味ではないでしょうか。
ハインリッヒは知恵袋のロクゾンを裏返した為、知識の一端であるハインリッヒ公式を使ったと思われます。
バラウバルトはどうでもいいです。(もしかしたら歌劇ブラウバルトの騎士かもしれない)


◆ストーリーと演出について
一応私は台本を持っているが、見てる人間には全く理解できていないであろう。
時間が2時間と限定されているのに、無理に詰め込んだためにかなり強引な展開が多かった。
分かりにくいだろうから解説。
※一応ですが、私の解釈がかなり入ってます。

まず白雪姫の後日談という事になっているのは、なんとなく分かると思う。
で、実は白雪姫というのは鏡の魔力によって作り出された幻影で
それによってまんまとおびきだされた7人の小人(ゲリラセブン)は鏡の城(ワルバラキス)の
魔女を殺してしまうのだけど
実は鏡の魔女は、鏡の魔力を抑制させる力をもっており
抑制を解かれた「魔法の鏡セフィロト・グラス」は暴走を始める。
しかし、鏡の力を抑制させる魔女の力は完全に死んでいなかった。
それがレッドローズという魔女の娘。

で、鏡は鏡士テムラーを操ってレッドローズを捕獲するために動き始める。
ゲリラセブンの一人、タンロウがたまたま戻ってきてレッドローズ捕獲に失敗。
タンロウは仲間ゲリラセブンとレッドローズのガードをしようとするが、仲間を捕えられ
レッドローズと鏡の城へ乗り込む。

しかしローズソングが魔法の鏡を操る力だと知るや、レッドローズはタンロウを問いで試し
恐怖したタンロウは呪いの強制ワープ、それを見たレッドローズは裏切り鏡の城の女王となる。
それを見たラゴウという男は、ローズソングの力をクリスタルにして奪い、ゲリラセブンへ命をかけて渡す。

クリスタルを持って城に突入したゲリラセブンであったが、クリスタルをテムラーに奪われ
テムラーはレッドローズを裏切って魔法の鏡に服従する。暴走する魔法の鏡を止めるため
タンロウは最後の強制ワープをレッドローズと行い、レッドローズの魔力で鏡を中から破壊する。
破壊された鏡は、残されたゲリラセブンの上にキラキラと輝きながら降り注いだ。レッドローズの歌と共に。


という話です。分かった?いや私は舞台だけではわからなかったな。


重要なのは最後。
タンロウの呪いは「恐怖した時に起こる」のですが最後はどうやって恐怖したかという事です。
それは間違いなく、鏡の中へ飛ぶ→鏡を割る→死。という事に恐怖するわけです。
決して彼が自分自身で、ワープをコントロールできるわけではない事を間違えてはいけない。
つまりタンロウが言う「鏡の世界で子どもを作って幸せに過ごす」のは真っ赤な嘘だという事です。
本当に幸せが待っているなら恐怖などしません。
そしてレッドローズも当然その事が分かっているはずです。

では彼はなぜ意図的にワープの場所をコントロールできたのか?
彼は3回すでに強制ワープを受け、そこで気づいたのでしょう。
最も安全な場所にすっ飛ぶ事を。
対魔法の鏡では地の果てまで、城の追手が来た時は逆に城へ、レッドローズが問いた時はラゴウの森

へ。
つまり自ら鏡の世界を死から遠ざけるイメージ(生)によって、逆にそこへワープさせたと思われま

す。

たぶんね。

しかし、そうなると最後のシーンが全く納得いかない演出になる。
なぜかレッドローズは嬉しそうです。というか楽しそう。
まるで遠足に行く子どもです。
おまえ、まさか、鏡の向こうで子どもいっぱい作ろうよとか考えてんじゃねぇだろうな?
・・・・・・・・・んなわけは無いと思うが
それにしたって、全く理解に苦しむ表情をしていました。


演出について実に不満に感じたのは
前回公演において初の演出という事でシンプルなのは分かるが
今回、何も実験的な演出が見られない。
同じ演出をしても意味がないでしょう?
馴れたのなら、何かひとつでいいから、新しい事に挑まないと。

レンジョウとモンゴクの連携プレーのシーンですが
武道を理解しているなら、上から敵の動きを見ていても間に合わないのは常識なわけで
目隠しでやるなら、普通に考えて、たとえ動きの邪魔になっても
レンジョウの後ろで、敵の目をみつめてモンゴクに指示すべきだろう。
あれはあまりにも不自然すぎる。漫画じゃあるまいし。

リトルセブンの冒険でも書いたが
正面向いての説明台詞。これは全くいただけない。
特に広報のコピーに「映画」「テレビ」に対する挑戦的な煽り文句をいれておいて
リアリティを無視するという演出には全く賛成できない。
あの正面での台詞は舞台ファンにのみ納得していただける暗黙の了解であって
映像芝居の客には怒りを買うだけだ。
時代を舞台にもってきたいなら、リアリティを求める映像芝居のファンを納得させるべきである。

そもそも舞台芝居のファンが減っているのは、こういった暗黙の了解が増えているからであり
そこを取っ払うべきである。
暗黙の了解は結局「舞台側の都合」でしかなく、そんなもん客は知るかと言いたい。



◆役者評(敬称略)

【レッドローズ役:佐藤りお】

今回、役どころが難しいのはよく理解できているが
それにしたって荒削りというより、荒すぎる。

感情の起伏はほとんど見られず
人によってはずっと「ふくれっつら」してた風にしか見えないという声も聞こえた。
俺にもほとんど何がしたいのか分からなかった。
台詞棒読み、感情が入っていない。
2時間の中に芝居を納めるので早口で喋ったのか?
そ ん な も ん 言 い 訳 に な る か !!!
おまえは、打ち切り言い渡された漫画家か?

歌も舞台で披露できるレベルとはとても言い難い。
無理ならローズソングなんてカットしちまえばよかったんだ。
今回、ローズソング、「姫君の歌声」が重要なキーワードになるが
これが歌声としてストーリーで絡んでくるのはラスト、
「かわいそうに。あんなにお腹を空かせて。今、子守唄を歌ってあげるわ」
である。ここの一言を使う為にローズソングはあるといっても過言ではない。
あ~た、この一言、全く棒読みだったやん。
たぶん、誰の心にも響いてないよ。というかこの台詞、覚えてる人いるのか観客で。
あ~た、食われるんだぜ?その鏡に。分かってんの?泣けよそこは。恐怖と刹那さで泣くとこだろ。
震えながら恐怖と刹那さをかね添えて、それでも搾り出すこの台詞にお客様は泣くんだぞ?
新感線版のレッドローズはこの台詞、絶賛されてたのに。


あと衣装だが、なぜこんな子供っぽいのか?
女王の時のドレスはともかく、普段のレッドローズの衣装がまるで子供だ。
大人っぽい印象を作るんじゃなかったのか?あれじゃどう見積もっても10代前半。


ブチ切れて、とりあえず最後の客出しで、役者の首を絞めたわけだが。
本当はケツを蹴っ飛ばしてやりたかった。

~ゲリラセブン~

【タンロウ役:東野善典】

演技の細かい点は問題なし。
何事もそつなくこなし、かっこいい。


だが、何かおかしい。
それを舞台が見終わった後もずっと考えていて
そして出た結論

おまえさん、レッドローズを全く愛してないだろ。
おかげで芝居の空気がむちゃくちゃになってるぞ。

「リトルセブンの冒険」と比較するのは酷かもしれないが
こちらの「ひねくれ者のサン」は、あれだけきつい言い方をしながらも
レッドローズが可愛くて仕方が無いという空気をだしていたのだが
タンロウには全くその空気が伝わってこない。

ゆえにローズソング・クリスタルを手に入れた後で
わざわざレッドローズを助けに行く理由が全く分からない。

愛していないどころか、むしろウザがってるようにすら見える。
これが芝居を一番悪くしている原因じゃないの?

見た人の意見であったが
「なんで鏡に閉じ込められる時点でいきなり愛を語りだすの?おかしくない?」
とあった。
全く同意見だ。
この物語は、誰にも愛を貰えずに苦しむレッドローズと、愛をうまく表現できないタンロウによって
世界が破滅に向かって突き進むという物語なので、そこが表現できていないとなると
全く芝居が成立しないんじゃないの?そこ、どうなのよ?


あと、衣装は自分が着ているものが一番しっくり来るのはよく分かる
だが
なんだ、あの現代的なスニーカーは!!
靴裏ピンクとか、客に喧嘩売ってんのか。
殺陣やるんなら、足袋ぐらい買え。
衣装が地味なだけにめちゃくちゃ目立つわ。舞台台無し。
高校演劇だって、そこまで酷くねぇよ。

あと剣の納め方、なんとかならんの?
背中からみると、すごい格好悪い。
でかい剣だから納めにくいのは分かるが、だったらやめたら?
タンロウの魅力は剣じゃないぜ?




【コモン役:宮本亜沙人】
おおおおおおおおまあああああああああええええええええええええああああああああああ

手元にバルカン砲があったら、間違いなく撃つバカタレ。

コモン役を説明する(ほどの事か?)と

コモンはクイーンロゼを殺した事で魔法の鏡が暴走し
見捨てられた魔女の女に、責任を感じて娶って一緒に暮らしている。
そしてゲリラセブンの再結成に最も強く拒否反応を示す。
それがクイーンロゼ復活により、愛する妻が自害。
一転、クイーンロゼへの復讐を誓う。その気持ちやいかに強烈か?
歯軋りする口から血がほとばしるほどの怒りであろう。
それが鏡の城に乗り込めば、ゲリラセブンのリーダーであったロクゾンが裏切っていた事を知る。
一度は逃走するも、最初に立ち直り、再度仲間すら置いて一人で鏡の城に特攻をかける。
そこで・・・再度、ロクゾンに裏切られ、腹まで刀を差し込まれる。


女を殺され、仲間を置いて特攻をかけるも、二度も同じ男に裏切られた。

この悲しい男のロクゾンに対する想いは
「バラバラに刻んで、牡豚のケツの穴にぶっこんでコルク栓で封印したる」
ぐらいの怒りが最低ラインだ。


一瞬すら笑ってはいけない。
激怒の表情、敵を見る目は憎悪/憎悪/憎悪/憎悪/憎悪/憎悪/憎悪/憎悪…
それで、初めてお客様の共感を得られる。

おまえ一回、女を寝取られついで最大の親友に裏切られて刺されてこい。
あんな顔には絶対ならんから。


もし、この役をしっかりこなせていたら・・・あんた、劇場の250人全員泣いてるわ。
最低でも半分の125人、男はみんな泣くわ。
50人は固定ファンが出来てたわ。保障するわ。

これだけの良役、そうそうないんだから無駄にすんな。

あとスニーカーはやめろ。
ダークファンタジーにスニーカーがあるか。

【ハグン役:今中一成】

ゲリラセブン側において、ほとんど文句が無いというと聞こえがいいが
役的にそれほど重要な役どころではなかったというのが正しいのかもしれない。
殺陣もないので見せ場としては、レッドローズを射抜いてしまうところとモンゴクとの争いぐらいか


もうちょっと引き立たせる方法があったのかもしれない。

【モンゴク役:寺島八雲】
これはもう、大変に申し訳ないがリトルセブンの時の中澤氏と比較してしまい
かなり見劣りするとしか言いようが無い。
彼もたびたび表情をみていると口角が上がっており、笑う場面でないのに笑っているように見える。
それを見るたびに、私はイライラするのだ。なんとかしろ。

【レンジョウ役:ちゅいと~】
戦いの後遺症で人の目を見れないという難役なのだが
あれだと、ただオドオドしているだけの人に見える。
つまりおどけすぎてて、リアリティが全く無い。

本当に人の目を見れない人、この劇団にも沢山いるじゃないか。
よく観察してみ。
彼らはある一定の距離があると、ほとんど通常人と変わらない。
距離を詰められた時、初めてそれが分かる。
パーソナルスペースというが、だいたい2mほど近づいた瞬間に一気に顔ごと目を逸らす。
そこで初めてそうだと分かる。
普段は相手の目に近い別の部分をみているわけで、ひたすらあちこちキョロキョロするのは
明らかに別の病気です。

まぁ、これはタンロウとの連携での演技がないと出来ないので
そことの繋がりが薄いと無理なんだが。

ラストの殺陣は良かった。
目隠ししながらの動きは、たとえ相手が合わせてくれていたとしても怖いものだろう。
あれは十分観れた。

【ホセイ役:さおり】
まず、衣装が全くダメだ。
あそこは和服に袴だろ。東の島国の出身なんだから。

演技、殺陣、どうもちょっと違う気がする。

ただ、ブレーメンとの対決の時の見栄は良かったと思います。
あと十字架の墓から剣を引き抜くところは、背筋が震えた。
かなり格好よかったです。

~ワルバラキス側~


【テムラー役:中澤泰徳】
演技、殺陣、ともにそつなくこなしています。
ただ・・・その癖の無さが逆にどうかなと感じます。
狂ったようにみせるには狂いきれていない感じがする。
ヒーロー役にいると見えなかった、悪役としての狂気がちょっと薄い感じがします。

ただ、ハインリッヒと並んだ時の見栄えは本当に素晴らしい。
観ていて格好いいです。


【ハインリッヒ役:山中狸紗】
実に勿体無い!!!
どれぐらい勿体無いかというと95点のテストの問題に名前書き忘れて0点になったぐらい。

見栄を切るシーン、死ぬほど男前です。
たぶん、女性ファン100人は出来るでしょう。本気で超かっこいい。
殺陣、私が知る限り、初めてのはずです。それであれか。天才じゃねぇのか彼女。
なんで初めての剣捌きがあれなんだ。バトンでもやってたのか?
あの剣、何で出来てんだ?どうしてあんなに速く動くんだ?


・・・が、いくつかまずい点があった。
まずギャグシーン・・・あれは必要な場面なので、当然入れるわけだが
無理にボケる必要あったのか?
あの、いつもの調子で「くっそー。誰が奴を城に。一体誰がーーーーあ、私だ。」
を言えば良かったんじゃないのか?
かなり強引におどけていたが・・・かなり無理がある。

それと、仮面を脱いだ後、ずっと仮面を脱ぎっぱなしになっていたが
あれはいけない。仮面は「正体を明かした時以外」ずっとつけてろ。
なぜなら、あの仮面こそハインリッヒとロクゾンの境目、つまり
仮面を脱いだらロクゾンであり、鋼鉄のハインリッヒではない。
そして、コモンを騙す時だけ仮面をはずすんだ・・・だからコモンは騙されるんだぜ?
その重要性、分かってるかい。

とはいえ、実に勿体無い。
これほどの男前、これほどの実力、この若さでそうそう身に付くものではない。
間違いなく将来的に、主役をガンガンはる役者になる。

え~と、たしかチーム半月の役者さんだったな。
・・・・・という事は市川さんのとこか。



市川さん、このこ、くれ。 ← 全力で本気




【クイーンロゼ役:小柳睦美】
ここも衣装の問題。
なぜ水色?クイーンロゼだからワイン色でしょう?
たとえレッドローズと色が被るとしても、それは親子であるのだから問題ない。
水色にする必要性が全くわからないのだが・・・

う~ん、台詞を小手先で使っているという印象がぬぐえない。
ロゼに感情移入しているようにも見えない。

完全版ロゼと2スティグマ・ロゼとの違いも分からない。
特に完全版では、テルマーと相打ちになるわけだが・・・一応その男はもとお前の彼氏であり
レッドローズの父親でもあるわけで・・・それ理解して台詞言ってる?


【ブラウバルト役:みざりお~る】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もうね。









お願い、死んで!!あたいを残して独りで死んで!!


っていうぐらいの気持ち。
わかりる?みざりお~る。

まぁ冗談はさておき、なんか、本気で色物が板についてきちゃったなぁ。
もう、この配役を誰に任すって君以外思いつかないよ、ほんとうに。

蝶ネクタイで顔が見えないと言ったら
「本体はこっちだ!!」
とかぬかすし・・・・・なんか君がそう言うと
あ・・・そうなんだ・・・とか納得しちゃう自分が嫌だ。おまえも嫌だ。

でも正直、じっと見てたけど、悪い点はみつからなかったよチクショウ。
なんだ、この「本来は良い事実」なのに負けた気分は。
実に気に入らない。本気で気に入らない。誰か井戸にこいつを放り投げてくれ。

【デスグリム役:中井勝信】
なんか、イラスト担当のはるちゃんが噛み付きたいそうです。
噛み付かせてあげてください。あんまり痛くないだろうから大丈夫です。


ともかく上手いの一言で、役どころもしっかり理解しているし
これほどの役者はそうそういないんじゃないかな。
もうあれですわ。君が主役でいいですわ。
今回の芝居、デスグリムが主役って事にしませんか?

【ラプンツェル役:桜結羽】
どっからあの「わぁおぉ~」って音源とってきたのか分からないけど
あの音源がこれほどナイスに似合う人も珍しい(笑)

出来れば自害シーン、もうちょっと精神的葛藤を見せてほしかったのだけど
たぶん時間の関係?そこが長ければコモンももう少し生かせたかもね。


【グレーテル役:茶摘み】
う~ん・・・・・・・・・顔はかわいいんだけど
どうもそれが上手く活かせていないという印象。
才能も活かさないと、ゴミになりますよ?

【ラゴウ/ブレーメン役:堰口無音】
たぶん、前回公演
リトルセブンのミラード公爵(ロストのテムラーの位置)にてファンになった人は
とても多いんじゃないでしょうか?
う~ん・・・・・なぜ、彼はこの役なんでしょうか?
もっと重要な位置にいてもいいと思います。
もしそうじゃないとしても、もっと殺陣をガンガンやって欲しい。
彼を観に来てる人は沢山いるわけであって、その期待を裏切るような配役は
逆にがっかりします。


◆広報について
途中で離脱したので、あまり言いたくないが
今回の広報は決して成功したとは言えない。
ポスターで結構客が来たという話だったが、それは明らかに
イラストレーターの画力に惹かれてきたのであって、案内の内容に惹かれたようには
全く思えない。
実は舞台が終わった後で、イラストレーターとポスター前で反省会をしていたのだけど
ともかく問題点が大量にあり、改善点は多い。
おそらく修正すれば2~3倍はポスターからお客様を引っ張ってこれたに違いない。
それがとても残念でならない。

とはいえ、ポスターを使えばお客は来るという事が
劇団関係者に伝わったという、ただそれだけでも今回の成果はあったのではないだろうか。
と、必死で自分を慰めている。

実はチラシに、役名の由来を全て調べてアイコンを一人ずつ作り
アイコンを見ればなんとなく役名の由来が分かるという仕掛けを作っていたのだけど
全く何の連絡も無く削られており、実に悲しい想いをした。
もうどうでもいいけどね。


◆総評◆

たぶん、私が観た劇団つくしんぼの芝居の中でワーストワンになる。
責任者のクビがすっ飛んでも、これは文句は言えない。

この後でリトルセブンを観たのならよかったが
リトルセブンの後にロストセブンを観ると、あまりの落差にショックを隠せない。

稽古を半年やるのだそうだが・・・半年、君らは何をしていたんだ?と皮肉ではなくそう思う。
実際、プロの芝居は一ヶ月前後で稽古が全て終わるのだが、それを6ヶ月も時間をもらって
なんでこの出来なのか?全く理解に苦しむ。

役者にも生活がある。だからバイトしなきゃいけない。

そういった意見はわからんでもないが
半年もの間、緩々と稽古していたのなら、一ヶ月、24時間、ひたすらその役にのめり込む
という稽古スケジュールが本当なんじゃないの?と思う。

以前私が出演した舞台では、稽古中は一切、芸名で呼ぶな、役名で呼べというルールがあった。
一瞬でも現実に戻れば、元の気持ちが掻き消えてしまう可能性があるわけだから


なんでそこまでするのかって・・・
役者はお客様に良質な芝居を見せたいと
そこに命をかけているからだ。その為に生活しているわけであり
バイトどころか仕事も生活も家族も恋人も
全て投げ捨てて、役者してる。


客から金を取った時点で、アマチュアだからなんて言い訳は無い。言わせない。
駅前に広告を出して、一般市民を観客に呼んでおいて、適当な芝居で済ます事は許されない。
そういったことを、劇団関係者全員、肝に銘じていただきたい。






古本の出張買取 Office Eziromem【エイジロメン】
042-634-8894 担当:園田広宣 AM10-PM7まで
東京近辺 100冊から 関東、300冊(棚1つ分程度)から お電話一本で飛んでいきます。
冊数はだいたい、距離もだいたい、のんびり、ゆるやかに営業中です。
取り扱い:主に書籍、場合によってはCD、DVD、ゲームまで古物商の範囲内、軽バン積載の範囲

で対応いたします。
コンクラーベがどうしても根競べに聞こえます・・・ってどうでもいいのですけど。

ダヴィンチコードが面白かったので
楽しみにしていたのだけど・・・う~ん、これはちょっと。

教皇代理は英雄になる事を最初からシナリオにしていたようだけど
そもそも主人公がネクロポリスから反物質を見つけださなかったらどうしていただろうか?
バッテリー切れに対してヒロインが別の方法で対応していたら?
どうもご都合主義的な感じが好きになれない。

宗教的意見は冷静にカトリックを分析していて面白いだけに
ちょっと残念だ。

あと、反物質で下手にCGを使ってしまっているから
どうもリアリティがなくなってしまっている感じがする。
SFだとか、ファンタジーならともかく、宗教的な主張を含むときに
CGを使うと一気に胡散臭くなるのは・・・私が日本人だからだろうか?
子どもの頃に観た(と思い込んでいた)エイリアンを再度、観る。

何が凄いって、やはりそのデザインではないだろうか。
おそらく宇宙人というデザインの中でもこれほど奇抜でえぐく生理的嫌悪感をもたらす物は
存在しないと思われる。
その異色なデザインが、この映画の全てを取り込んでいるといっても過言ではない。


通常、映画の中で保守的に自分を守ろうとする役は
たいてい最初に死ぬのだけど、この映画は逆に最後までしっかり生き残る。
むしろこれがリアルなのではないだろうか?
勇敢というより無謀なヒーローが生き残るストーリーの方が
どうも現実味が無い。
そういった意味でホラーでありSFであるにも関わらず
非常に強い現実感を持たせている事に成功していると思われる。


宇宙人=エイリアンという単語の固定化すら成功してしまったこの映画は
のちの映画に相当に強い影響を与えるのだけど
残念ながら私はそれをリアルタイムでは見ておらず、古臭さを覚悟していた。
ところが、実際にみた映像は、多少役者の髪型などにセンスの古さを感じるものの
ストーリー、デザイン、仕掛けなど、全く古臭く感じさせない。
そこがこの映画を強烈なものとして現在までに残しているのだろう。






古本の出張買取 Office Eziromem【エイジロメン】
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東京近辺 100冊から 関東、300冊(棚1つ分程度)から お電話一本で飛んでいきます。
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うちの買取はおおまかに
小口と大口に分けている。

小口のお客さまは主に、棚の整理、不要になった本を売るというお客様で
平均して30冊程度。
大口のお客様は主に、遺物整理、引越しなどで
平均して300冊程度。

小口のお客様の対応は平均して10~15分程度。
新しい本が多いが、値段は流通相場で高くても1000円程度。
言葉少なめに一気に仕事を片付ける。
必要ない時は、無駄に喋らないのが重要だと思っている。

しかし大口のお客様には、めいいっぱい時間をかける。
ときに半日~一日かける場合もあり、お客様からご飯がでる事もたびたびある。
この時はともかく、めいいっぱいにはなす。
中には本との思い出、遺品への想い、その価値を説明する事も多い。


本棚を見れば、その人が分かるという。
それは、本当にそうだと思う。そして我々は、その本棚に値段をつけてお金に変える。

でも、お客様が望んでいるのは、お金ではないと考えている。
本を整理する事で思い出を心に変換するのです。
それを自分一人でするのは難しいから、専門家に任すのだと思っている。

その本がどんな本か、理解できれば、その人がどんな人か理解できる。
私は、買取をする時に
「必ず一冊は中をしっかり観る」のです。
そうすることで、その人が大事にしていた本が理解できる。


先日の買取で開いた本は、この本でした。
「土門拳写真集 筑豊のこどもたち」
定価は100円・・・たしかに時代は古いが100円という値段はおかしいと思い
中を開いて愕然とした。

一応、断っておきますが、私は写真家ではありません。土門氏の名前すら知りません。
それでも開いたのは、長年のせどりの勘でしょう。
目利きというのは高い本を知っているから目利きじゃないんです。
たとえ全く知らない本であったとしても、そこに人にうまく説明できないオーラのようなものを感じるんです。


これはモノクロの写真集、しかもザラ紙を使うという簡素、、、というより粗末な本です。
製本もホッチキスを使っています。
それはどうやら、土門氏が
「誰にでも気軽に手に取って欲しいから」という気持ちから
先に定価を100円と決めたせいだったわけです。

そして、中を開いてその凄まじさに驚愕しました。
お客様はこの本の所有者の奥様でいらっしゃいまして
「私にはただのモノクロ写真にしか見えないんだけどねぇ」
とおっしゃったのですが・・・これはただ事じゃないと感じました。
さらに、続巻があったのです。

「るみえちゃんはお父さんが死んだ」

鬼のようなタイトルです。・・・言葉が浮かびません。

激・劇評・園田広宣の演劇日誌



本は、メジャーな物ほどプレミアの価値が下がります。
大量に発行されるからです。
しかし、それが年月がたち、突然プレミアが爆発的に上がる事があります。
メジャーであるにも関わらず棄てられてしまい現存する書籍が無い場合です。

この本は間違いなく、現存数の少ない本です。
この粗末な造りでは、購入者はほとんど古本屋に持ち込まず、棄ててしまう事でしょう。


誤解が多いプレミアムだが
限定版とか、そういった類にはプレミアムがたいして付きません。
なぜなら?そういったものはコレクターが大事に保管するからです。
プレミアムとは、ありふれた、しかし長期間残りにくいものに付くのです。
だから子どもが持つオモチャなど、よく壊れてしまう物には想像もつかない値段で取引される事があるんです。
子どもが遊んで壊したり、親が棄ててしまうからです。


この本は非常に貴重な本であることは間違いありません。
お客様にその事をお伝えしました。
「この本は、一度手放すと、おそらく二度と帰ってきません。それでも良いですか?」


お客様は
「この本の価値の分かる人に、ぜひお譲りください」
とおっしゃられました。

先に余計な事を言ったので、安値はつけられません(苦笑)
それなりの価格をお付けして、お譲りいただきました。



気をつけているのは、本の悪口を言わない事。
その本に価値がなかったとしても、本の内容のせいにせず
本の流行がズレている事をちゃんと説明できるようにしておく。
もし安値をつけた時にその説明を求められても、ちゃんとそれが出来るようになっておかないと
お客様から不信感をいただくと思って間違いない。

そして、人間とのコミニケーションと同じ、必ず一点は良い物を見つけること。
数が少なければ仕方ないが、数が多いのなら、必ずひとつは見つかるはずです。
それをすることで、お客様との信頼感が生まれ、次につながるのだろうと思います。




とはいっても、私も、それほど馴れたものではないのですけどね。

某、大手新古書店のやり方が気に入らないので
それに対抗できる買取の手法、買取のマナーを考案している最中なのです。
もっと良い方法があるぞっていう方がいたら、ぜひ教えていただきたいものです。
健全な法治国家のために声をあげる市民の会

テーマ:「検察、世論、冤罪 III」 ~検察審査会~

に参加してきました。
ノートにメモした事を、全くまとめずに記述していきますので
読みにくいとは思いますが自分用メモなのでどうかご理解ください。



最初・・・・な、なんだこの団体の名前は(汗)と思いましたが
テーマが気になる内容だったことと、入場無料という事なので
行ってみました。パネリストの皆様は手弁当の中で本当にお疲れ様でした。


場所は御茶ノ水の明治大学構内という事なので
たぶん会場は学生だらけ、最前列に座った私、そこに座る女子大生、触れ合う手と手、愛におちる二人・・・そして・・・

というのを期待していたのですが、ドアを開けてみれば、じじいばかり←言いすぎ。
というのは半分冗談ですが、半分本当でして、おそらく平均年齢は50代以上
後ろの方にちょこっと若者が座っているだけでして・・・なんだこのアウェーな感じは・・・

そこで思い出したのですが
私が初めて法学部に入学し、その夢いっぱいに講堂に入って思った事は
「お・・・・ お ん な が い な い 」
という事でした。本気で男ばっかりなんですよ。法学部は。
しかも講座「文学」を受講した時に、どこから沸いてでたのか女性だらけという目に合いまして
本気で文学部に移籍できないか悩みました。
今でも後悔しています。法学部に入った事を。なんであのとき俺は文学部に入らなかったんだと。←全然文学好きじゃないけど。

まぁ、それは置いといて


パネリストの方々はとても有名な・・・たぶん有名な・・・ごめんなさい、わたしテレビ見ないんでよく分かりませんが
大変に著名なかたがただと・・・思います。うん。

まず八木さんのお話から

この会の発足の部分を話してくださったのですが
いわゆる郵便の村木局長の郵便不正事件の冤罪が発端だったとのこと。そこから冤罪事件、前田検事のフロッピー偽造と続き
さらに陸山会事件へと進むにつれて「冤罪」ということに対する問題を議論するようになったそうです。
前田検事のフロッピー偽造に関して検察審査会に証拠隠滅ではなく特殊公務員職権濫用罪の適用を促したが不起訴となったとの事。
すごいなぁ~
で、その件の開示請求を行ったところ、ほとんど黒塗りの資料を開示してきたと
みせてくれました。

・・・・・・・・・・本当に真っ黒です。何も分からない。



検察審査会とは、そもそも何なのか?
検察審査会の審査員は国民の中でクジ引きで選ばれるのだそうですが
その審査員の名簿は外には出ず
クジ引きは6000万もする機械を導入し、その中身は「不正をしてもその跡が残らない、分からない」というお粗末な出来であり
改ざんしても証拠が残らないという悲惨なものだったそうです。

つまり、関係者が自分たちに都合の良い人間を選定しても国民には把握する事が出来ないという
衝撃的な内容でした。
これが今回のシンポジウムで一番の収穫です。
つまり検察審査会はそもそも「正しく機能しているとは限らない」状態であり
そして現在も誰かが意図的に操っている可能性が高いというのです。

検察は司法における重要な機関であり、それが正しく機能しているかをチェックするのが検察審査会の役目だと認識していたのですが
どうやら、その機能自体があやうい存在になっており
検察が取りこぼした起訴を、検察審査会が強引に起訴させてしまうという

「だれでも罪人扱い」

に出来てしまう恐ろしい機関に成り果てているというのです。

この後に続き

郷原教授が言うには
検察審査会の役目は「不当な不起訴にしない為の組織」であったのに
なぜか現在は本来の趣旨と全く逆になっているといわれました。
今回の陸山会事件は第二の盧溝橋事件になりかねないとまで言っておられます。
盧溝橋事件とは日中戦争の引き金になった事件です。詳しくは検索してください。
私はこの事件について語れるほど知識がありませんので。

とはいえ、実際に陸山会事件で一人の男が総理大臣への道を閉ざされたと言ってもいいでしょう。
正直、私は民主党の管氏と小沢氏では、圧倒的に小沢氏の方が総理大臣に向いていると思っていたので
とても驚いた事を鮮明に覚えています。

山下幸夫氏は現在の検察審査会について
「検察を補完する制度となってしまっている」と言われました。
つまり検察が一権力として行動し、その中で起訴できない相手にたいして強引に力押しで起訴するために
検察審査会があるのだと。
これは国民の側からみれば驚くべき事であります。
検察をチェックする為に作られたと認識していたものが、実は検察の権力をさらに増強させていたわけですから。
検察審査会には審査補助員として弁護士が一人任命されるのですが
あとは法律に疎い一般人がなります。となるとひとりの弁護士が暴走したら
もはや手がつけられない状態になる危険性があります。
山下氏はいいました。審査補助員は二人以上、複数つけるべきだと。

田代検事の虚偽記載について市川弁護士に問いが来ると
市川弁護士は
「三ヶ月前のやり取りと、前日の虚偽記載を混合するなどありえない。検事はそこまでバカ揃いではない」
と話していました。これは全くその通りであろうと思います。
市川弁護士はさらに続けて
「上からの圧力があったのであろう」という趣旨のことを語っていました。
※この市川弁護士の発言に関する記載はメモがなく、記憶で書いております。


パネルディスカッション

小沢氏取調べ時の検察の空気は、全く冷静さを欠けており
小沢VS検察という雰囲気になっていたと話しておりました。

これは過去にも堀江氏やwinnyの金子氏の時も似たような感じを見受けられますが
検察の筋書きに強引に被疑者をのせているような感じが私はします。

山下氏の発言ですが当時の取調官は小沢陣営に向かって「検察が起訴できなくても検察審査会が起訴してくれる」と発言したと言われており
明らかに検察は検察審査会を理解して使っているとしか考えられないと発言しています。
これは実におそるべき事ですね。
検察は小沢氏の政治生命を奪う必要性があったのではないかと考えていると発言しました。

検察審査会にあがる資料ですが、どうやら調査した証拠と捜査した証拠で分けられており
検察審査会には「捜査した証拠」が上がるらしいのですが
その内容は「調査した証拠」より遥かに薄いとの事。つまり必要な証拠がそろっておらず
意図的に起訴に向くように仕向けられた証拠が検察審査会に持ち込まれているのであろうと発言しておりました。
検察の証拠隠しは過去の裁判でも繰り返し問題になっており、話題にはなっていましたが
まさかチェック機能を司る検察審査会にまでやっているとは・・・これでチェックしろとは無茶な話です。


今の状態は戦前の軍隊と同じで、一度発言した事を引っ込められない、引き返せない体制になっていると山口氏は語りました。
そして現在の冤罪は疑獄事件ではないかと。

今回の内容は、実に考えさせられる内容でした。
もっと若い法律家志望の人間も聞きに来る必要があると思います。
私みたいな法律から脱線した人間が最前列を陣取って聞くような状況ではよくありませんね。



なお、司会者からこういった冤罪事件が起こった時の対応を
市川弁護士にふった時の

基本的に「起訴前でほぼ全て決する」と前置きし

弁護士としては
「検事と弁護士は互いに被疑者の信頼を取ろうとしているが
『俺は元検事だ。検事なんか信じるな』というのが一番効果的」
(『』部分、超凄んでました)

というのに笑ったらいいのか泣いたらいいのか、いや笑いました。最前列で大爆笑してました。すいません(苦笑)

あと「20日目の調書には絶対サインするな」というのも面白かったです。
20日目というのは調書の期限でもあり、どうしても足りない部分の供述を追加したいタイミングだそうです。
そこのサインはともかく逃げろという事でした。




まとめも何もない文章ですいません。
ただ面白かったので、こういう講演会はまたぜひ参加したいです。



最後に。

郷原教授、もしかしたら私が学生時代、名城大学で刑法学の講義をしてくれた講師の先生だったかもしれません。
もう15年も前の事なので私も顔は記憶が定かではないのですが
とても分かりやすい講義をしてくれたのを今でもはっきり覚えています。
たしか「わたしは検事で」と言ったのを、ぼんくら学生の私は「刑事」と聞き間違えて
「なんで警察の方が講義しているんだろう」とアホな事を考えていたのを覚えています。
いま思い出して書いていても、顔から火が出ます。

講義が終わって市川先生にご挨拶が出来たのが嬉しかったです。
シンポジウムの時とは打って変わって、とても腰の低く、丁寧に対応していただけました。
またぜひお会いしたいなぁ。
友人とアイランドを観たのだが

自分でみせておいてなんだが
面白くなかった。

始まりが平凡すぎて、ラストまでのストーリーがだいたい見えてしまうのだ。


伏線をはるのはいいのだが
その伏線があまりにも派手すぎて
バレバレ。
お前は戦場で結婚を語る兵隊か?並みにバレバレ。
少しは視聴者を裏切ろうぜ?

おそらく作品はマトリックスをリスペクトしているのだろう。

裸で培養されたクローン、生活するのが一番精神に良いという発想、作られた幻想世界、前半でそこを抜け出し後半はアクション中心
ラストで自分の名前を「俺は○○だ」と叫ぶ。

しかしどれもこれも、無駄に中途半端でマトリックスを超えていないし
全く説得力がない。

ラストに至ってはクローンが「俺は○○だ」と叫ぶのだけど
たぶん観る人全員、いや○○はお前が殺したじゃん?と突っ込むはずだ。
クローンだからアイデンティティが無いのは分かるが
他人の名前を語って見栄切っても格好悪いだけだぞ?


さらにクローンはラストで殺したオリジナルの船に乗って
悠々自適に旅に出る。



お前、それ、強盗じゃないか。どこの世界にオリジナルが死んだら遺産はクローンに…なんて法律があるんだよ。
その船は遺族の物で、お前のじゃねーよ。

お前は今から、この不況下で社会経験もないまま
仕事探しを始める宿無し一文無しだろうが?
なんで他の連中もホログラフが消えた途端に外へ飛び出すんだ?
お前ら全員、赤信号で死ぬよ?(実際にそういうシーンがある)


という、大変に存在意義がハテナな映画でした。
アクション自体は派手なので違和感とか気にしないなら
見れるのかもね。



俺は二度と見ないけどね。
あまりにも寒くなったので、追い炊き機能のないうちのお風呂だと
すぐに冷めてしまい、つまらなくなったので

八王子戸吹湯ったり館 料金大人で700円

激・劇評・園田広宣の演劇日誌


に行ってきました。
スーパー銭湯は久しぶり。
ただ銭湯は若い時に、風呂なしアパートだったので毎日行きました。

で、行ってみて思った事。
ボディソープやシャンプーが備品で付いているのはありがたいのだけど
タオルは有料レンタル。
う~ん、僕は湯に浸かりに来ただけなので(事前に風呂に入って洗っていた)
別に石鹸とかいらないんだけどなぁ・・・出来ればタオルの方を無料にして欲しいかな。
フラっと入ってお湯に浸かれるのが最高なんだけど(タオルは持ち歩いてはいるけど)

ただ、市の施設だけあって駐車場は広くとってあるし、休憩室もある。
そういった意味では便利かも。



風呂に浸かりながら、知人の犬が骨折したという事に思いを巡らしていたら
アイデアが落ちてきた。
骨折の繋ぎ方は、ボルトで接続する方法と、骨の周りを板で覆う方法とあるのだけど
それを本の修理に生かせないだろうかと。


帰宅後、見事にそれを忘れ(笑)

起床後にやっと思い出す(笑)

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ともかく、ものは試し!!
たまたま残っていたカバー破れの本、廃棄するつもりだったが試してみた。


激・劇評・園田広宣の演劇日誌












こうやって見ると分かりにくいけど
激・劇評・園田広宣の演劇日誌
拡大するとはっきり分かりますね。

以前はこれを糊だけで無理に接合してました。
かなり難しく集中力のいる作業だったのですが、ちょっとした拍子ですぐに糊が弾けてしまい
徒労に終わることも多々あったわけです。
最近では紙片を数センチ裁断して裏から張り合わせるというやり方で誤魔化していましたが
それでも接着面は弱いので確実とはいえませんでした。
また、裏から見れば接着したのは一目瞭然だったので、すごく不恰好だったのですね。


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ちょっと分かりにくいのですが、透明フィルムに糊をつけました。


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カバーをさかさまにして、押さえつけます。



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フィルムの余分な部分を裁断


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これが補修後の状態。当然フィルムで保護してあるので、再度破れたりする事は滅多にないと思います。


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これが補修前と補修後の違い。全く別物ですね。
これならお客様の元にお出ししても、問題ありません。

まだ未熟なのでフィルムに空気が入ってしまう問題が残っていますが
この辺りは技術なのでいずれ解消されるでしょう。
自動車の偏光フィルムと同じやり方で問題ないかと。