大好きな三浦しをんの新作を読んだ。
横浜の都会っ子が、高校卒業後無理やり神去村で林業をさせられる話。
魅力的な村の人たちと、自然の豊かさのなかで主人公はどんどん成長していく。
「舟を編む」でもそうだったが、登場人物全てがとても魅力的だった。
中でも、ヨキの天性の才能を描いた部分が最高だった。
現実世界でも、仕事に疲れているのではなく憑かれている人っているよなぁ。
先輩の美容師さんは本当にそんな感じ。
天職。この仕事に出会っていなかったらこの人どうなってたんだろうっていつも思う。きっとうまく生きるんだろうけど、、
先輩のおかげでハッピーになっている自分を含めた何千人のゲストのことを思うと、神様この人に美容の道を与えてくださってありがとうございます!と思ってしまう。
今の自分の生活は、かけがえのない家族に恵まれて最高に幸せな生活だから、仕事に憑かれなかったことが不幸だとは思わない。
だけど人生一度きりだって思ったら、一つのことを突き詰めることに憧れがない訳もない。
自分が憑かれるとしたら、やっぱりパティシエだったのかな…
なんて青い想いが、こみ上げてくる作品だった。