(有)キタガワサウンズ(オフィス合田グループ)所属歌手の園まり(本名・薗部毬子(そのべ・まりこ)が、2024年7月26日 午前5時43分、急性心不全のため都内の病院で永眠致しました。80才でした。


通夜および告別式は、本人の意向により近親者のみにて執り行いましたことをご報告申し上げます。

園まりは、1944年4月12日横浜市保土ヶ谷区生まれ。幼少期よりモデルや少年少女合唱団として活躍、1956年11才で本名の薗部毬子名義で童謡「つゆの玉ころり」を歌ってキングレコードよりデビュー。その後1962年、渡辺プロダクションに入社し、ポピュラーソング「鍛冶屋のルンバ」のカバーでポリドールから本格デビュー。同じ事務所の中尾ミエ、伊東ゆかりとともに「三人娘」を結成、国民的アイドルに成長し1963年、1964年の「NHK紅白歌合戦」では三人娘として出演しました。1964年のソロ曲「何も云わないで」の大ヒットからは「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」はじめ「何んでもないわ」「愛は惜しみなく」と毎年のようにミリオンセールスを記録し映画化もされ、日活黄金時代のスクリーンでも活躍し「紅白」もソロ歌手として連続出場しました。「マルベル堂」ブロマイド・女性歌手売り上げでは2年連続第1位。ドラマ、CM、バラエティー、舞台、福祉活動と幅広く活躍し、2004年から「三人娘 復活コンサート」全国ツアーがスタート。2019年には「日本レコード大賞」功労賞を受賞しました。

 2008年1月に乳癌を発症し手術。2019年に乳癌が再発し、闘病生活を続けながらも「三人娘」コンサートを含み、ステージにテレビラジオに出演し続けましたが、昨年10月末に開催した「日本歌手協会第50回歌謡祭」には出演予定でしたが体調不良で入院。今年はコンサートに向けてもう一度ステージに立つためにと、治療に専念してまいりましたが7月26日に永眠いたしました。



 ここまで支えて頂いた関係者の皆様、暖かいご声援を頂いたファンの皆様、これまで園まりの治療をサポートして頂いた医療従事者の皆様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。