ゴールドシップどうなんだろう?
【私とゴールドシップ】(1-1)内田博幸騎手が激白!コンビ復活で黄金伝説最終章へ
2015年12月21日 7時4分 スポーツ報知
第60回有馬記念・G1(27日、中山・芝2500メートル)は、G1馬6頭を含む全16頭で争われる。2年連続ファン投票1位で選出されたG1レース6勝馬ゴールドシップ(牡6歳、栗東・須貝厩舎)は、このレースを最後に引退する。連載「私とゴールドシップ」と題し、コンビを組んだ歴代の騎手が“芦毛の怪物”の秘話を明かす。第1回は2年1か月ぶりのタッグでラストランの手綱を執る内田博幸騎手(45)=美浦・フリー=。(聞き手・石野 静香)
―2013年のジャパンC(15着)以来のコンビになります。
「引退レースに乗るのは、騎手として認めてもらったということだと思います。乗り替わりはこの世界ではどの馬だってあること。いちいち気にしていられないですよ」
―騎乗のオファーはいつ来ましたか。
「以前から話は出ていたみたいだけど、本当かどうかは分からなかった。新聞での発表で、乗れると知りました。有馬記念だからということではなくて、普通に頼まれたので、乗ります。圧倒的に人気があって、愛されている馬に乗れることは、騎手としてありがたい。人気は今のJRAの中で一番ですから」
―グランプリ4季連続ファン投票1位です。
「最近ファンになった人は、僕が乗っていたことを知らないかもしれない。何で乗り替わったのって(笑い)。競馬に詳しい人は分かるけれど、この1、2年でファンになった人もたくさんいるでしょうから。新しいゴールドシップを見せられたら」
―芦毛はファンが多いですね。
「一般的に、白いものに対しては違った感覚があるから、憧れもあると思う。白いものは神様だから。あと、芦毛は賢い馬が多い。ゴールドシップはその典型的な例で、その中の一番すごいやつ(笑い)。俺は王様、って感じ」
―2年1か月の間、馬から離れて感じたことは。
「自分が乗らなくなった後も活躍して、魅了する競馬をしてきましたし、勝っても負けてもファンがついてきた。2年前、僕は『年度代表馬になるくらいの器がある馬』と言った。それが間違いではなかったと、乗らなくなったことで確認できました」
―前走(ジャパンC10着)を見て、どう感じましたか。
「ゲート試験明けだったし、久々のレースでしたからね。おとなしく、素直にレースしたのかなと。もうちょっと、気の荒いところが出てもいいんじゃないかなという気はしました」
―16日の1週前追い切りは、栗東に駆け付けて、またがりました。
「『久しぶりだな! 分かる?』って言いました。分かってくれてるのかは定かじゃないですね(笑い)。分かっていないようで分かっているのが、この馬。背中に乗って、上から見た時、本当に白くなったなと思った。前は灰色だったけれど、真っ白になったなあと。ああ、この馬でたくさん勝たせてもらったなと、思い出しました」
―以前と変わらないしぐさはありましたか。
「運動の時に、後ろから馬に来られると止まる。そういうところは同じでした。比較的大人になったなという気はしたけれど、安心していると、でっかいのが来る(笑い)。だから注意しなくちゃいけない。やられないぞ、というのを、手綱と背中から伝えてあげる。特にこの馬は、ただムチを叩けばいい、怒ればいい、というものではないから」=つづく=