木陰からそっと、眺めていました。
姿を見つけられるのが怖くて―――、私は臆病でしたから。
あなたは、少し離れた所で、兄たちと楽しそうに談笑していた。
(本当は私も、お喋りの環に加わりたかったの。けれど―――)
―――ほんの、あと一歩が踏み出せなくて―――。
躊躇してしまう。
どうしても、足が言うことをきかない。
(早くしないと、行ってしまうのに―――)
いつだって、それの繰り返しで。
また、今回も、同じように終わってしまうの――?
「―――?そこにいるのかい?」
羞恥で頬が朱に染まる。
気づかれてしまった・・・!
(どうしよう。どうしたらいいの?)
ああ、見つけないで。
どうしたらいいのか、分からない。
「怖がらないで。出ておいでよ」
木陰から、そっと手が伸びる―――。
「さあ、おいで。光の中に、出ておいで」
ひかりのなかに―――
――ああ。
なんて明るいの。
私を呼ぶ、優しい声。
いつも遠くから聞いていた――。
(――やっと私も)
ひとつ、前に踏み出せる?
「ありがとう。呼んでくれて――」
私は臆病でしたから、歩みは少しずつですけれど―――。
ひとつ、前に踏み出せそうです。
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感想のような。。
文章ファイルを整理してたら、、いつぞや(数年前??)に作っていたものを発見。。
こんなのもあったっけ・・・、とか思いつつ載せてみました。
たった一歩、踏み出すのにどれほど・・・どれほどの勇気と努力と気力がもとめられるか・・・。想像するのも恐ろしいです。。
でも、焦らずに無理せず行こうね、とか思いながら作ったんだと思います。。
ジャンル分けが小話か詩かわからなくて結局詩のほうになりました(笑)
