韓国映画「後悔なんてしない」と同じ監督の作品です。最初は主人公たちの関係がわからない点もあるのですが 後半は泣いてしまいました。

生きづらさ満載の青春残酷物語です。




    

夜間飛行

야 간비행



    

2014年8月公開

133分


テイン評価

★★★☆☆

  あらすじ

中学生時代からの友達である三人は高校生となったころから変わり始めた。


ヨンジュ(クァク・シヤン)は優秀な成績でソウル大を目指していた。自分がゲイである事は誰にも言えずにいて 出会った時からギウンの事を思っていた。


ギウンは不良グループのリーダーになっていた。あることがきっかけで居なくなった父親を探している


ギテクはガリ勉でマンガオタク。ちょっと鈍いところにつけ込まれ不良グループのターゲットになってしまう。


ヨンジュの自転車を勝手に取り上げたギウン。それを取り戻すためとギウンに会う機会ができたことでギウンを追いかけるヨンジュ。
ついギウンに告白するも無視されてしまう。

ヨンジュには他校に通うゲイ友達がいたが学校でゲイがバレて転校することになったと言われた。もう転校するからと先生宅に落書きをしたことから ヨンジュの学校にゲイバレしてしまう。

それだけで終わるわけがなく 授業中先生がクラスにゲイがいると言われ 黙っていたのに不良グループにバレてしまう。友達だったはずのギテクが彼らにちくったのだ。

不良グループにゲイだといじめられ恥ずかしい画像を取られたヨンジュは自殺を考えてしまう。画像の入ったメモリーを不良グループに取られたとギテクにヨンジュは呟いて 


  感想

あらすじがかなりめちゃくちゃなんです。どのように説明していいのか 悩みました。

その人に対する気持ちの受け方もあるのでしょうが


まず学校側の先生は成績だけの判断でとにかく有名な大学へ進ませること優先 いじめがあっても成績良ければよしでなにもしてくれない。個人思考なんて無視。まず一番先に先生がゲイ発言してしまうくらい 酷いです。


元々父親が捕まったことで中学までいじめにあっていたのはギウンでした。それを助けたのは友達になったヨンジュとギテクだったのに 高校で番長になってギテクをいじめる側になるギウン


最低なのが高校でいじめにあっていたギテク。心配して助けていたヨンジュを裏切り 身を守るため不良グループにゲイだと知らせ一緒にいじめる側になるなんて…ギウンの昔の事も


生きづらい世界に少しの光が灯る話でもありました。どんな内容の作品なのかは観て頂かないとわかってもらえないかもです。後半は辛い悲しいでした。


劇中でギテクがテレビでアニメを観ています。それも(たぶん日本語のまま)クレヨンしんちゃんでした


この映画監督はゲイを公言されているようです。



✿余談✿

今回は生きづらさを感じる作品ですが 以前に見て「かわいい〜」を連呼できる短編映画もあります。

こちらの監督もゲイ公言されている方なのですが

イ・ジェフンがめちゃくちゃかわいいゲイ役です

ただの友達!?

苦手な方でも楽しめますよ。オススメ

(たぶん どこかに書いている)