またまたレトロなアニメーション映画です。

こちらも対抗ディズニー。

ロシア映画となっていますが当時はソ連人民共和国




イワンの仔馬

(せむしの仔馬)




1947年(ロシア映画)

74分


あらすじ

ある農家に父親とふたりの兄とうすのろバカの弟イワンが住んでいました。

麦畑が毎晩荒らされるため兄弟は見張りに行きました。兄たちはイワンに見張りをおしつけて眠ってしまった。麦畑に現れた金色の馬を取り押さえたイワンは逃がす代わりに黒い馬2頭とせむしの仔馬をもらいました。

黒い馬2頭は売ってもいいがせむしの仔馬はイワンを助けてくれるから離さないことこの言葉を残して金色の馬は天高く飛んで行きました。


イワンの兄たちはイワンがいない間に黒い馬を王様に売ってしまいます。いなくなった馬を探しにイワンはせむしの仔馬と一緒に歩きます。途中火の鳥の羽を見つけますが仔馬は拾うと不幸になるからだめだと言われますがイワンは拾ってしまいます。


黒い馬たちはイワンの事しか聞かないのでイワンは王様の馬屋の仕事をするようになりました。

でも、いままで馬屋の仕事をしていた家来はいい気がしません。イワンが火の鳥の羽を持っているのを知り、王様にイワンは火の鳥をいつでも捕まえてくると話ます。王様はイワンを呼び出して火の鳥を捕まえないと殺す…

イワンは仔馬の助けを受けて火の鳥を王様の前に連れて行きます。

喜んだ王様はイワンの位をあげました。

またしても家来はイワンを消すために今度は月の妹、太陽の娘と言われる美女をイワンが王様に連れて来ると言っていると嘘をついて 王様は連れて来ないと殺す。

イワンはまたせむしの仔馬に助けてもらい美女を王様の前に…

美女を大変気に入った王様は求婚しますが老いた王様を嫌がります。

煮えたぎるミルクの鍋に入った後、煮えたぎるお湯の鍋に入り 氷のように冷たい鍋に入ると若返るらしいので若返ったら結婚する。

美女はできもしないことを王様に言うのです。

煮えたぎる鍋…王様はイワンで試すことにします。

せむしの仔馬は魔法でミルクの鍋、お湯の鍋、冷たい鍋が入れるようにして立派な青年にイワンを変えました。

王様はイワンの姿を見て急いで煮えたぎるミルクの鍋に入りましたがにどとあがってきませんでした。

美女はイワンを気に入りしあわせになりました。



感想

ロシアの童話なのですけど、意外にグロいのです。

今だとコンプライアンスライン外で子供には見せられないかもしれない。名作なのですが…

まずイワンに対してうすのろばか呼ばわりだし、翻訳では賢いと書かれているものもあるらしい。

家来はイワンが失敗すると思い首吊り台の用意したりします。美女を捕まえると言うより生け捕り拉致してるし、煮えたぎる鍋はちょっと引きます。

でも作品のすばらしさはいろんな人に影響与えたようで手塚治虫の作品にあるみたい。



余談

今回の作品な〜んかどこかで見た記憶があるの。

でも、絵は違う。

調べたらたぶんこれだろう感

東映まんがまつり

その昔いろんな短編まんが作品が一度にやってたのよ。

めちゃくちゃ幼少期で忘れているけど、映画館に入ってしまえばエンドレスで見れたことを思い出しました。今は1作品入れ替えだけどなかったし、映画館がたくさんあったから松竹じゃなけりゃ入り放題だった。懐かしいね。とっても幼少期ですけど(笑)