コンプライアンスありありの日本のおとぎ話
さるかに合戦

ある日、蟹はおむすびを拾いました。
(どんなシチュエーションなんだかなぁ?)
そこへお腹のすいていた猿が蟹の持っているおむすびを見つけて
「おむすびと、美味しい柿がなる柿の種と交換して」と言いました。
「いいよ。」蟹は交換してあげました。
(桃栗3年柿8年と言われているので詐欺に遇っていますね。むしろ蟹は柿を食べるのか?)
米菓子の柿の種じゃなくて良かったぐらいか

蟹は素直に柿の種を植えました。
「早く芽を出せ柿の種、出さないとハサミでチほじくるぞ❗️」
芽が出ました。
「早く木になれ柿の種出さないとハサミでチョン切るぞ❗️」
柿の木はどんどん大きくなり実もなりました。
(蟹は柿の種を脅迫してます。こんな詐欺から脅迫までする物語ありません。)

柿の実ができましたが蟹は登ることができません。(努力しないんだ。)
猿が現れ木に登り赤い実をパクパク食べました。
「お猿さん、私にもひとつちょうだいな」
「蟹の癖に、これでもくらえ!」
まだ、青い実を力いっぱい投げつけました。
その硬い青い実は蟹にヒット、蟹は死んでしまいました。
(もう、コンプライアンスありありの暴力殺人。蟹は怪我をしたことになっています。)

死んでしまった蟹には残された子蟹がいて泣いていました。(メス蟹だったのね。)

鳴き声を聞いて蜂、栗、臼杵、牛の糞が代わりに猿をこらしめてやろう。となりました。
(牛の糞の表記はダメなんだって、だから最近のはいない。)
猿が住んでいる家で留守なのを確かめて蜂、栗、臼杵、牛の糞はスタンバイして帰ってくるのを待っていました。
(不法侵入は犯罪です。)

猿が帰ってきました。まず、囲炉裏にいた栗がパチーンと焼き栗になってはじき飛び。
驚きと熱さに水瓶に向かうと、チクッと蜂が針で刺しました。「イタタ」と外へ出て牛の糞に足を取られ滑ったところへ上から臼杵がドーンと乗って猿は潰れて死んでしまいました。
(ここは謝ってみんなと仲良くなりましたのようなラストで、めでたし、めでたしになります。)
子蟹は臼杵にお礼を言いました。仇討完了。
さて、なぜ臼杵だけ?なのか、
栗は焼き栗になって実がはじけちゃったし、蜂は1度しか針させないし、猿を滑らせた牛の糞はぐちゃぐちゃになったから。残念なことに

(この話の題名のさるかに合戦は違うと思う。)
実は残忍なお話でした。

では、