この際だからネタバレしちゃいます。
見た方より、見れていない方の方が多いと思われますし、日本買い付けはあったけど映画に賛否両論ありますから公開はちょっと難しいと思います。
ひとつの韓国映画の世界だと考えていただきたいです。
リュ・スンワン監督作品
2017年7月公開(132分)〈韓国〉
*1945年、日本占領下の韓国京城〈現ソウル〉
京城ホテルで楽団をしている楽団長カンオク(ファン・ジョンミン)は娘のソヒ(キム・スアン)と友人の杉山(チョン・マンシク)から勧められて楽団として日本へ行くことを決めた。
しかし、行き先も知らされず列車、船に乗せられ移動させられる。
金が儲かる楽園として日本へ行く韓国人も多かった。その中には血の気の粗いチルソン(ソ・ジソプ)もいた。
彼らが連れて来られたのは日本の長崎の外れにある端島。その島の形から軍艦島と呼ばれていた。
上陸時、女性優先されたため、カンオクはソヒと離ればなれになる。女性達は健康検査をされ島の遊郭へと連れて行かれた。
男性達は裸で消毒剤を浴びせられ作業着を着せられ炭鉱で働かせられることになった。話が違うと反抗するも、日本人に逆らえない。
ムヨン(ソン・ジュンギ)は軍艦島にいる元指導員のハクチョル(イ・ギョンヨン)を新しい韓国にするため島から助け出すよう任命され島に入り込む。
カンオクと楽団を炭鉱作業から救ったのはソヒだった。日本語を話せ音楽を聴かせるカンオクはいままでより良くなった。
チルソンは遊郭に行ったマルニョン(イ・ジョンヒョン)を気にかけていた。話はしないがふたりの間に繋りが生まれる。
ソヒを養女にと言われて悩んでいる時、端島は空襲に襲われる。
ムヨンは助け出すはずだったハクチョルの本当の姿を知る。韓国の計画はすべて彼によって日本に流されていた。
空襲で壊滅的になりつつある端島、日本敗戦の色も濃くなる中、ここで起きていた韓国人の真実を隠すため韓国人を皆殺しを命令。
端島にいると危ない事を聞いたムヨンは島から早く脱出するよう訴える。
チルソンは別行動していて脱出を助けるように韓国人に銃を向ける軍人を撃ちまくる。
マルニョンが銃で撃たれ倒れるのを見てチルソンは蜂の巣にふたりは息絶えてしまう。
逃げる者に向かって銃を発射するなんとか船に乗れた者達は安堵するが船に乗る前に銃撃されソヒをムヨンに託しカンオクは息絶える。
ふと、海上の向こうで大きなキノコ雲かわ上がる。その日は8月9日だった。
それを見ているソヒ。
はじめは韓国でどこの映画館でもやっていたので観客動員数が高くなりましたが、いろんな批判等ありまして、リュ・スンワン監督は大人しくすることになりました。

日本人の知っている軍艦島と、監督が映画にした軍艦島では違っていることは明白なのですがこの映画では日本悪、それを日本批判ととらえられました。(中国ではヒットしたらしい)
ひとつの映画としてはなかなか理解してもらえないと思いました。
日本ロケ、日本人出演者もない作品ですが、半分くらい日本語(わかりづらい)
韓国での人気者を出演させたことも話題にはなりました。ジソプがいっぱい話すし、案外良い姿で…
リュ・スンワン監督の映画として視聴したまでです。