26年

2012年11月公開()

テイン評価★★★☆☆


1960年5月18日から27日の10日間光州市で起こった民主化運動(光州事件)から26年がたった犠牲者二世たちが起こすクーデター。
原作は韓国のウェブトゥーン(インターネット漫画)

民主化運動が始まった日、何も知らされないまま戒厳軍は集まった民衆に銃弾を浴びせた。

その一発はある夫婦の家の中へ生まれたばかりの子どもの名前を決めていた妻に命中。

姉と一緒になにがあるのかわからず軍人を見に来ていた弟はいきなりの発泡で逃げる途中で姉が撃たれる。息がある姉を戒厳軍人は死なせる。

父が抵抗もしないのに戒厳軍人に殺されてしまった。母は死体が山のように積まれている場所から遺体を見つけて泣き続ける姿を見ている息子。

戒厳軍人はそこにいるデモ隊か民間かもわからないまま抵抗される前に死ぬまで殺していたがなんのためにと…

それから26年
父が殺され母は心の病に侵されていた。ジンベ(チング)は母を守りながらヤクザの部下として生活していた。

妻の死が原因で酒びたりの父に育てられたミジン(ハン・ヘジン)は韓国射撃代表選手となったが練習費が足りず練習できない状態になっていた。

姉を殺されたジュンヒョク(イム・スロン)は姉に将来は警察官になりたいという夢を話していたこともあり西大門警察署で警察官となっていた。

この3人の元にガプセ(イ・ギョンヨン)とジュアン(ぺ・スピン)が現れてあの殺戮の命令した元首相に謝罪をさせないかと話す。

ガプセは当時戒厳軍人だった。



*いろいろと光州事件に関しての映画はこれ以外にもたくさんあるようです。
この映画の始まりは韓国風の劇画で誰になにが彼らに起こったのかをやっています。
26年たってもあの日を忘れない犠牲者二世たち
一度切りのチャンスに掛けますが…
その後が描かれていません。生き残れたのか、ダメだったのかちょっと消化不良です。

2012年の作品ですけど、日本に出ていない映画です。