「音響!!なにしてるんだ!!」
スタッフ同士の大声がステージ裏で慌てている。
ステージのみんなは少し戸惑っていたみたいだけど…
ジュンケイさんがイヤホンを外し、大きく息を吸い込み…
(あ、さっきよりも目つきがかわった。)
会場中に伸びやかな美しい歌声が響く。
その姿を見ていたメンバーも…アカペラで歌う。
(すごい…)
ファン達も手拍子でリズムを作り、会場が一体感につつまれた。
私はみんなの歌声にうっとりしていると、知らない間にチーフマネが横にいて
「チーフマネ、この状態って大丈夫なんですか?」
ニッコリ笑っていた。
「僕はみんなを信じてるし、こんな時の対処法はみんなが一番わかってる。
ただ、心の中は慌ててると思うけどね。」
(私は心臓が止まりそう…)
メンバーはそのまま美声で見事に歌う。
ジュンケイさんはステージで客席を見渡しながらアカペラでソロパートを熱唱する。
ジュンケイさんを見つめながら、岡崎さんの家から帰り 聞いたジュンケイさんの過去の話を思い出していた。
「ジュンケイはダンスが凄く苦手で…」
ダンスの先生に半年で先輩アイドルのように踊れと言われて 猛特訓の日々を送って諦めず“半年”を3ヶ月でクリアしたって…
でも、ジュンケイは大変だとは思っていなかった様子だったって…
ジュンケイさんは目標にまっすくで努力を努力と感じていない。
作曲でも、ありとあらゆる音楽を勉強していて常にストイックで…
(ジュンケイさんには元々音楽の才能があってその才能を開花させたのはひたむきな努力があったからなんだ。)
ステージのジュンケイさんを見るとふいに目があった。
柔らかい表情、私に向ける強い眼差し…
客席ではファン達が涙している姿があった。想いのこもるジュンケイさんの歌声は客席の…私の心を打っていた。
音響がやっと復活しイベントはぶじに終わる。
私が控室に戻る時、すれ違うファンの声を聞いた。
「ジュンケイの歌、凄くよかったね。」
「最高に感動しちゃったね。」
いろいろと誰かの心に感動をあたえる2PMは本当にすごいと思った。
その日の寮で夜遅くなってだけど ジュンケイさんと話をしたくて部屋を訪ねる。
ドアをノックしても反応がない。
まぁ、みんな帰ってきたときヘロヘロだったから寝ちゃったかな?
諦めて自分の部屋に戻ろうとしたら隣のニックンさんが出てきて
「ジュンケイなら地下のスタジオだよ。」
「え…こんな時間にスタジオですか?」
地下のスタジオに行くとピアノをひきながら歌っていた。
その姿をだまって見ていると こちらに気がついた。
「ソニル、どうしたんた?」
「ど、どうしてもジュンケイさんと話がしたくて お疲れのところ悪いと思ったんですが。」
「う~ん。確かに疲れてるかなぁ。ソニルの話だったら聞くよ。」
「ジュンケイさん。どうしたらそんなに頑張れるんですか?」
「ソニル…」
スタッフ同士の大声がステージ裏で慌てている。
ステージのみんなは少し戸惑っていたみたいだけど…
ジュンケイさんがイヤホンを外し、大きく息を吸い込み…
(あ、さっきよりも目つきがかわった。)
会場中に伸びやかな美しい歌声が響く。
その姿を見ていたメンバーも…アカペラで歌う。
(すごい…)
ファン達も手拍子でリズムを作り、会場が一体感につつまれた。
私はみんなの歌声にうっとりしていると、知らない間にチーフマネが横にいて
「チーフマネ、この状態って大丈夫なんですか?」
ニッコリ笑っていた。
「僕はみんなを信じてるし、こんな時の対処法はみんなが一番わかってる。
ただ、心の中は慌ててると思うけどね。」
(私は心臓が止まりそう…)
メンバーはそのまま美声で見事に歌う。
ジュンケイさんはステージで客席を見渡しながらアカペラでソロパートを熱唱する。
ジュンケイさんを見つめながら、岡崎さんの家から帰り 聞いたジュンケイさんの過去の話を思い出していた。
「ジュンケイはダンスが凄く苦手で…」
ダンスの先生に半年で先輩アイドルのように踊れと言われて 猛特訓の日々を送って諦めず“半年”を3ヶ月でクリアしたって…
でも、ジュンケイは大変だとは思っていなかった様子だったって…
ジュンケイさんは目標にまっすくで努力を努力と感じていない。
作曲でも、ありとあらゆる音楽を勉強していて常にストイックで…
(ジュンケイさんには元々音楽の才能があってその才能を開花させたのはひたむきな努力があったからなんだ。)
ステージのジュンケイさんを見るとふいに目があった。
柔らかい表情、私に向ける強い眼差し…
客席ではファン達が涙している姿があった。想いのこもるジュンケイさんの歌声は客席の…私の心を打っていた。
音響がやっと復活しイベントはぶじに終わる。
私が控室に戻る時、すれ違うファンの声を聞いた。
「ジュンケイの歌、凄くよかったね。」
「最高に感動しちゃったね。」
いろいろと誰かの心に感動をあたえる2PMは本当にすごいと思った。
その日の寮で夜遅くなってだけど ジュンケイさんと話をしたくて部屋を訪ねる。
ドアをノックしても反応がない。
まぁ、みんな帰ってきたときヘロヘロだったから寝ちゃったかな?
諦めて自分の部屋に戻ろうとしたら隣のニックンさんが出てきて
「ジュンケイなら地下のスタジオだよ。」
「え…こんな時間にスタジオですか?」
地下のスタジオに行くとピアノをひきながら歌っていた。
その姿をだまって見ていると こちらに気がついた。
「ソニル、どうしたんた?」
「ど、どうしてもジュンケイさんと話がしたくて お疲れのところ悪いと思ったんですが。」
「う~ん。確かに疲れてるかなぁ。ソニルの話だったら聞くよ。」
「ジュンケイさん。どうしたらそんなに頑張れるんですか?」
「ソニル…」