私はみんなに練習生時代のジュンケイさんのことを聞いて見た。
私の知らないジュンケイさんの過去…
それは聞けば聞くほど私の胸をしめつけた。
(ジュンケイさんにもそんな過去があったんだ。すごくいい話を聞けたなぁ~)
このストーリーではここんとこ詳しく書いてないのよ。どんな過去だったんだ!!
スマホの着信音が鳴る。
「あれ?チーフマネからだ。」
「はい、ソニルですが?」
「あぁ、ソニルさん今大丈夫?」
チーフマネから来週の週末に野外で新しいニューアルバムのイベントをやるのにいつもはチーフマネがメンバーを連れて行くんだけど
どうしても朝から行くところがあり迎えにいけないから私に現場へとメンバーを連れて行って欲しいと依頼が…
「わかりました。私で大丈夫ですか?」
「ソニルさんだから安心なんだよ。」
私はメンバーんをイベント開場まてわ送ることになった。
イベント当日…
「みんなさん~!早く起きてくださぁ~い♪」
すぐ起きてきたのはニックンさんとウヨンさん。
「ソニル、どうしたの?」
「今日はチーフマネの代わりに私が会場まで送ります。」
チャンソンの起こしかたは目の前にバナナをちらつかして
「食べたかったら、早く起きてくださいよ。」
アッと言う間に飛び起きて可愛かった。
みんなが車に乗り出発すると車中すぐに寝ちゃったけど
ジュンケイさんだけは起きていてペットボトルのお茶を差し出してくれた。
「ジュンケイさんも寝てください。」
「みんなが寝たら 寂しいだろう?」
私のために起きていてくれているの?申しわけないけど嬉しかった。
渋滞に巻き込まれながらもイベント会場のある現場までぶじに送り届けた。
ジュンケイさんを筆頭に私の頭をみんなが頭をなでる。
「ソニル、よくできました。」
髪の毛がぐちゃぐちゃになったところをニックンさんが直してくれる。
本番直前、息を切らしながらチーフマネが現れる。
「チーフマネ、私にできることがあればやりますよ。」
「本当?じゃあ、このままみんなの様子を見てくれる。」
「いいですよ。」
忙しそうにチーフマネは今入ってきた控室を出て行く。
(イベント当日って、こんなに慌ただしいんだ…)
私はメンバーみんながリラックスするように控室の環境を整えていた。
ステージの方ではたくさんのファン、マスコミが駆けつけている。
そして…本番。
ステージにライトが当たると、歓声があがる。
(今までずっと、CDばかりで生歌初めてだなぁ~)
私は心臓がドキドキして息が止まりそう…
でも、ジュンケイさんからの歌いだし…
音が止まる…会場は静まりかえる。
周りのスタッフが慌てはじめだした。
(ど、どうなるの?このイベント…)