ずっと、みなさんになにか気を悪くすることをやったんだって思っていたけど
私のためのサブライズ計画だったなんて…
2PMのメンバーに感謝です。ジュンケイさんマグカップありがとう。

歓迎会から2週間がたち、みんなとの距離も少しだけ近づいたような感じ、寮での管理人の仕事も慣れはじめてきた。
メンバーが仕事に出る。
「今日の晩ごはんなに?」
テギョンさんがキラキラした目で私を見る。
「リクエストがあれば作りますよ。」
私の言葉を聞いてみんながピタッと動きを止める。
そして、全員が…
“豚骨ラーメン”
「わ、わかりました。」
「ダメならひつまぶしでもいいけど…」
ジュノさんがキラキラした目でやっぱり、私を見る。
「大トロのにぎりがいいな。」
「ジュンケイさんが食べたいなら、私練習します。」

「みんないってらっしゃい。」
いつも思うけど、みんな仕事へ行くのが楽しそう。すごく、生き生きしてるなぁ。
みんなを送りだし家事の準備に取りかかる。
リビングのテーブルの上にある雑誌に目がいく。2PMスペシャルインタビュー特集でメンバーの夢が掲載されている。
ひとりひとりにしっかり夢があるのが、わかった。
メンバー全員の夢はワールドツアー
(夢かぁ~)
私はいつの間にか夢がなくなっている。

その日の夕食…
みんなは美味しそうに豚骨ラーメンを食べている。メンバーみんなの笑顔に心がほっこりしていた。
急にテギョンさんが…
「朝も思ったけど、ソニルってちょっと、ジュンケイに似てるな。」
いろいろメンバーに世話を焼いている私を見て…ふと、ジュンケイの顔を見てしまう。
「俺のほうがソニルより世話を焼いているぞ。」

「ウヨン、あ~ん」
(ウフフ…ジュンケイさんかわいい。)
私にオレンジを差し出して
「ソニル、あ~ん。口が小さいぞ。」
パクって食べたらオレンジの果汁があごに落ちた。
ジュンケイさんは私のあごをクイッとつかんで拭いてくれる。
(とっても、恥ずかしい~)

ジュンケイさんはニヤリと笑い私の耳元で…
「今夜、22時に俺のとこに来て」(えっ…)
私の耳に甘くて男らしい声にゴクリと息を飲んだ。(ドキドキ)

まだ言われた時間には早いけれど、とにかく、時間が気になる。
(なにがあるの?)
ドキドキしながら時間が…
“トントン”と私の部屋を誰かがノックする。
ちょっと、ジュンケイさん?って思ってドアを開けるとチーフマネが立っていた。
「あ、チーフマネさんか…」
「どうしたの?なんだかガッカリしてない?」
「い、いえ。なにかご用ですか?」

チーフマネはリビングまで私を呼んで今後のメンバースケジュールを聞かせてくれる。
「いろいろと忙しいメンバーのスケジュールを把握してもらいたくてね。」
スケジュールを見ると予定がいっぱいだった。
「あっ、この日はチャンソンさん朝早いのでお弁当作りましょうか?」
「うん、そうしてくれると有難いなぁ。」
スケジュールに伴っていろいろ話をしていたら…
(あ、約束の時間過ぎてる!!)
「すみません。私、ジュンケイさんに呼ばれているので…」
「ジュンケイなら地下のスタジオにいるよ。」

私は急いでジュンケイさんのいる地下のスタジオへ向かう。
「ソニル~。遅刻だぞ!」
「すみません。チーフマネに呼ばれてしまって」
「俺の方が先に約束してたのに~」
少しすねたような顔をする。
「ソニル、おいで…」
ジュンケイさんに手を引かれスタジオの中に入りイスに座らせられる。