みなさん、今日からお世話になります。ソニルです。

寮の管理人になって初めての仕事はチーフマネさんに頼まれたスケジュール表を配ることだった。
ジュンケイさんの部屋へ…
ノックしても返事がなくて「あの~」
部屋を開けて声をかける。
「ソニルさん、どうかしたの?」
驚いているジュンケイさん。作曲に必死で音がきこえなかったんだ。
「ジュンケイさんはパンダが好きなんですか?」
ジュンケイさんの部屋にはパンダのぬいぐるみやらがいっぱいだった。
「うん、好きだよ。君は?」
好きだと答えると、ジュンケイさんモデルのパンケイストラップを私にくれた。
それから、今度の新曲を聞かせてくれた。(ジュンケイさんって素敵な人…)
今までの2PMのCDをもくれた。スケジュール表を渡し部屋を出ようとすると
「これから、仲良く暮らそうね。弟たちをよろしく」
ペコってお辞儀されて「こちらこそ」ペコり…目が合って笑い合った。
明日から頑張らなくちゃ。

翌日から私は寮内をバタバタ駆け回り洗濯して、朝食の用意をして…
「おはよう」
ジュンケイさんはシャツのアイロン、ジュノさんは部屋の掃除、布団干し、
起きてこないチャンソンさんを起こしに…
テギョンさんは「腹ペコ」って叫んでるし、本当に大変だ。
みんなを仕事に送り出しても寮の仕事に追われた。すぐに1日は終わってしまう。
(なれるまで大変だな…)ふぅ~っとため息をつく。
「大変ですね~」と背中の方から声が聞こえた。
振り返ると、ぬいぐるみパンケイが顔を出して手を振っている。
「ぬいぐるみパンケイもソニルの部屋の仲間にして」
ちょっと、笑って「可愛い」というと真面目な顔で「パンケイ?俺?」
(ウフフ、どっちもですよ。)

他のメンバーみんなが帰ってきてリビングや部屋が綺麗になってることで褒めてもらえました。
このままこの調子でみんなの役にたちたい。と思っていたのに…
(ヤバイ!!)翌朝、寝坊してしまう。
リビングではパソコンでウヨンさん、テギョンさん、チャンソンさん、ジュノさんが調べものをしていた。
「おはようございます。なにしてるんですか?」
びっくりした顔をしてパソコンを隠すジュノさん。
急に会話を韓国語に変えて会話を始める。私に聞かれたくないことなんだ…

朝食を作っていたら
ジュノさんには「部屋の掃除はしなくていいよ。」
チャンソンさんには「起こしにこなくてもいいから」
「えっ。私はみなさんのお世話が仕事なのに…」
「するなって言ってるんだから、しなくてもいいんだよ。寮の仕事だけしてろ」とテギョンさんに釘を打たれる。
(昨日は褒めてくれたのに、なにか気にさわることしたのかなぁ~?)


イメージ 1私は2PMの住んでいる寮の管理人をやっているソニルです。
みんなのお世話をするのが役目なのに…
褒めてもらって頑張ろうと張り切っていたのに…
私がなにかしてはいけないことをしたのか、みんなの態度が急に

あれから1週間後、やっぱりみんなの様子がおかしい。
ずっと、なにが悪かったのか考えています。
やさしい言葉をかけてくれるジュンケイさんなんだけど…
テギョンさんに「寮の仕事だけしてろ。」と言われていたので冷たい態度になって
ジュンケイさんが悲しそうな顔をするから (私、なにやってるんだろう…)反省してしまう。
みんなが仕事に行き、ひとりになった時、部屋のオーディオから2PMの曲が流れてきた。
(ジュンケイさんの曲だ。素敵な曲だけど、どんな気持ちで作ったのかなぁ?)
私はジュンケイのことをもっと、知りたくなった。

その夜、ジュンケイさんが帰ってくるのを待ちドキドキしてたけど
元気がないみたい。声をかけられなくて…

さらに数日後、
チーフマネに頼まれてスタジオに籠り曲を作っているジュンケイに夜食を作ることになって…
最近話をしていないからちょっと、チャンスかもって思ってたけど、
渡すと「戻って」と言われてしまった。
ジュンケイさんに冷たくあしらわれて…
(やっぱり、私なにかやってしまったんだ。)
どうしたらいいのかなぁ。心が折れかけていた。
翌日、リビングの方からチーフマネの声がしていた。
ジュノさんがこの間行った雑貨店に行きたいとお願いしていた。
ジュンケイさんの声で
「あそこにあったオシャレなマグカップが欲しいんだ。」
ウヨンさんはルームランプ、テギョンさんもなにか欲しいものがあるらしい。
だけど、チーフマネは反対している。
「みんなは芸能人、アイドルなんだから、その要望は叶えてやれない。
それなら、ソニルさんに頼めば…」
私はリビングに行って(私でよければ…)と声をかけようとしたら
ジュノさんの声で「アイツはダメ、ダメ」
(えっ!!)
「他の人に頼もう…」とジュンケイさん
私はみんなに頼られてないんだ。(はぁ~)
テレビでは雑貨店に行くメンバーの姿が放映中だった。(これがみんなの行きたがっている雑貨店か…)
急いで住所を控える。
家事が済んだら行ってみることにした。

そして、雑貨店に足を運んだ。
みんなの欲しがっていたものを探す。
ウヨンさんとニックンさんのはあったけど、他のメンバーのは残念ながら売り切れで…
ジュンケイさんの「オシャレなマグカップ」はどれだかわからなくて悩んでいると
2PMペンらしい女性客らの声がする。
テレビで紹介されただけあって女性客だらけだ。
似たようなものを探してなんとか寮に帰る。
(ジュンケイさんのがわからなくて買えなかったけど、みんな喜んでくれるかなぁ?)
リビングのドアを開けるとみんながざわついている。
ただならない雰囲気がリビングに流れていた。
「どうかしたんですか?」