今から僕達の思い出の場所へ…
ニックンさんは私に大切な事をわからせるためと
長野の山奥へメンバーみんなと来た。
あるペンションその場所はみんなの思い出がある場所らしい。
そこでは自給自足の生活をしていたらしくすぐさま その日の食料を集めることになった。
テギョンさんが薪割りをする。
私もお手伝いしてると薪割りのやり方をバックハグ状態でニックンさんが教えてくれて、ドキドキ、キャーキャーだった。
ペンションの方の畑へ…
野菜の収穫をしながら子供みたいにはしゃぐ
テギョンさんは父さんみたいに他のメンバーを「ちゃんとしろ!」って怒り
ニックンさんは母さんのようにみんなをかばう…
「まるで、本当の家族みたい…」
私は笑いながらみんなを見ている。
「僕らは家族だと思ってるよ。もちろん、ミナの事もね。」
優しく微笑むニックンさん。

私はニックンさんと野菜を冷やす為に川へ来た。
「ミナ、ちょっと休憩しよう。」
2人で岩場に座って川のせせらぎと鳥たちの声を聞いた。
「ニックンさん、私のために連れて来てくれてありがとうございます。」
ニックンさんはこの場所であったことを話してくれた。

この場所はメンバーみんなを家族だって思えた所で…
メンバーみんなの家族愛のおかげで“完璧”な人じゃなくてもみんなが守ってくれる。
そのままの自分でいいってことを教えてもらった場所。
僕もみんなも完璧じゃない。
でも、そんな時に許しあえるのが 家族でしょ?
ミナはダメなマネージャーだとみんなの側に居られないって言ったけど大丈夫よ。

ニックンさんが手を伸ばして頭をなでなでしてくれた。

背伸びしなくても、頑張りすぎなくてもいいんだよ。ミナは僕達の家族なんだから…
君が僕らの横で笑っていてくれるだけでみんなの力になるんだよ。
一緒に居たいからマネージャーになってほしかったんだから…
無理しなくてもいいよ。できない管理人でも、優秀なマネージャーじゃなくても構わないんだ。
たとえ、ダメダメなミナでも
ずっと、一緒にいたい。
「ニックンさん…」

迷惑をかけあいながら、一緒に手を繋いでこれからも歩んでいきたい。
ミナはこれからも、いっぱい迷惑をかけて僕に頼って欲しい。
甘えて…僕が全部受け止めてあげるから。
私は素直にニックンさんの言葉に頷き これからは無理をしないと約束した。
「でも、迷惑かけすぎたらどうするんですか?」
ニックンさんは
笑いながら「大丈夫♪」

できないといけないとずっと思っていた。完璧にやらないとダメだって…
だから、身体か悲鳴をあげたのかも知れない。
ちゃんと、ニックンさんは気がついてくれていた。安心したのか涙があふれて…
優しく肩を抱き寄せてトントン。
「泣きたい時は我慢しなくていいよ。」
ニックンさんの温かい気持ちと体温で はりつめていたものがときほどかれて行く

つづく…