みんながいる所までの帰りのタクシー
ふいに、ニックンさんは私の顔を見て
「ミナって、恋人とか好きな人はいるの?」
「ど、どうしてそんなこと聞くんですか?」
「ミナのこともっと知りたいし…僕はミナのことを…」
言いかけた時、タクシーは着いてしまった。
タクシーから降りる時、手を差し出したニックンさん。
その手に私は自分の手を乗せる。すると、手のこうにキス…
動けなくなって固まり真っ赤になっていく私をみながら優しく見つめている。
タイの歌謡祭が終わってすぐに音楽賞授賞式のために韓国のソウルに来ていた。
そして、打ち上げパーティ会場
(私だけ場違いな人だなぁ~)
メンバーは日本でも人気の女性歌手と話をしている。
寮で暮らしているメンバーばかり見ていたから、気がつかなかったけどメンバーとは元々違う世界の人なんだと改めて思う。落ち込むなぁ~。
「ミナ、口紅落ちてるよ、口紅かして」ニックンさんが近寄ってきて口紅をぬってくれた。
私の唇を見ながら真剣な顔をしている。
アップすぎる。ドキドキ…
「ミナの唇ってやわらかいね。思わずキスしたくなる。」
動けなくなる 動けない…
私を呼び捨てするようになってなんだか大胆になったような気がする。
「おい、そこのふたり、イチャイチャしすぎだぞ。恋人どうしみたいだなぁ」
メンバーに言われて
「私だとニックンさんに悪いですよ。」
「僕が恋人だと嫌なの?」
笑いながらテギョンさんはニックンさんの腕を軽くたたく。「うっ…」
ニックンさんは腕を痛がった。
あの時、ソムチャイさんに殴られた腕…
あわてて洋服の腕をまくると真っ赤に腫れ上がっていた。
「痛かったんですね。」
すぐに私はニックンさんのてあてをする。
「ごめんなさい。私をかばったために」
「ミナのせいじゃないよ。君を巻き込んだ僕が悪いんだから」
あの日のことを思い出す。
お菓子メーカーの社長に見捨てられたソムチャイさんはひどく落ち込んでいた。(当たり前だけど)
でも、ニックンさんは後から社長さんの所まで行き
「もしかしたら、僕がちゃんとできることがあったのかも知れません。どうかソムチャイを温かい目で見守ってください。お願いします。」
ソムチャイさんをニックンさんはかばっていたなぁ~。
本当に優しいく温かいニックンさんは王子様のようにしっかり芯がある。
だから、ファンのみんなも好きなんだろうな。
「ニックンさん、本当にごめんなさい。」
「大丈夫だよ。痛くない。」
痛くない方の腕を伸ばして私のほっぺたをつまむ。
「こんなこともできるしね。(笑)」
「いひゃいでふ」(痛いです。)
ニックンさんのてあてを終えてみんなの所へ行くと嬉しい知らせが待っていた。
メンバーのみんながそれぞれ笑顔で興奮している。
「ミナ、聞いて、聞いて」ジュノさんが私に…
つづく…
ふいに、ニックンさんは私の顔を見て
「ミナって、恋人とか好きな人はいるの?」
「ど、どうしてそんなこと聞くんですか?」
「ミナのこともっと知りたいし…僕はミナのことを…」
言いかけた時、タクシーは着いてしまった。
タクシーから降りる時、手を差し出したニックンさん。
その手に私は自分の手を乗せる。すると、手のこうにキス…
動けなくなって固まり真っ赤になっていく私をみながら優しく見つめている。
タイの歌謡祭が終わってすぐに音楽賞授賞式のために韓国のソウルに来ていた。
そして、打ち上げパーティ会場
(私だけ場違いな人だなぁ~)
メンバーは日本でも人気の女性歌手と話をしている。
寮で暮らしているメンバーばかり見ていたから、気がつかなかったけどメンバーとは元々違う世界の人なんだと改めて思う。落ち込むなぁ~。
「ミナ、口紅落ちてるよ、口紅かして」ニックンさんが近寄ってきて口紅をぬってくれた。
私の唇を見ながら真剣な顔をしている。
アップすぎる。ドキドキ…
「ミナの唇ってやわらかいね。思わずキスしたくなる。」
動けなくなる 動けない…
私を呼び捨てするようになってなんだか大胆になったような気がする。
「おい、そこのふたり、イチャイチャしすぎだぞ。恋人どうしみたいだなぁ」
メンバーに言われて
「私だとニックンさんに悪いですよ。」
「僕が恋人だと嫌なの?」
笑いながらテギョンさんはニックンさんの腕を軽くたたく。「うっ…」
ニックンさんは腕を痛がった。
あの時、ソムチャイさんに殴られた腕…
あわてて洋服の腕をまくると真っ赤に腫れ上がっていた。
「痛かったんですね。」
すぐに私はニックンさんのてあてをする。
「ごめんなさい。私をかばったために」
「ミナのせいじゃないよ。君を巻き込んだ僕が悪いんだから」
あの日のことを思い出す。
お菓子メーカーの社長に見捨てられたソムチャイさんはひどく落ち込んでいた。(当たり前だけど)
でも、ニックンさんは後から社長さんの所まで行き
「もしかしたら、僕がちゃんとできることがあったのかも知れません。どうかソムチャイを温かい目で見守ってください。お願いします。」
ソムチャイさんをニックンさんはかばっていたなぁ~。
本当に優しいく温かいニックンさんは王子様のようにしっかり芯がある。
だから、ファンのみんなも好きなんだろうな。
「ニックンさん、本当にごめんなさい。」
「大丈夫だよ。痛くない。」
痛くない方の腕を伸ばして私のほっぺたをつまむ。
「こんなこともできるしね。(笑)」
「いひゃいでふ」(痛いです。)
ニックンさんのてあてを終えてみんなの所へ行くと嬉しい知らせが待っていた。
メンバーのみんながそれぞれ笑顔で興奮している。
「ミナ、聞いて、聞いて」ジュノさんが私に…
つづく…