ニックンさんがさっきよりも強く抱き寄せる。次の瞬間、ガツンと鈍い音がする。
足元にワインの瓶が転がる。痛みをこらえるニックンさんが右腕を押さえている。
「ミナ、大丈夫?」
ニックンさんは笑顔で私を見るけれど、額には汗がにじみ出ている。
(私をかばってくれた。)
ソムチャイさんは転がっている瓶をひろいあげて…
「どこまでも、俺の邪魔をする男だなぁ~。二度とステージに立てないようにしてやる!!」
今度はニックンさんをねらう。
「やめてください。」
私はニックンさんをかばうようにソムチャイさんの前に立ちはだかった。
「勇気があるのはわかったけど、震えているよ。ミナさん」
殴られる。と思った瞬間、メンバーのみんなが部屋に入って来て、ソムチャイさんを取り押さえる。
「どうして、お前達がここにいるんだ。離せ!!」
ウヨン「まったく、アンタの声デカすぎ、うちの兄さんとミナにひどいことしてくれたね。」
ジュノ「暴力振るうやつが大嫌いなんだけど…」
みんなはキッと鋭い視線でソムチャイさんをにらむ。
すると、反省するどころか…
「俺はなにもしていない。」と言い出す。
後ろの方で「どうしたんだ。」とあのお菓子メーカーの社長が現れた。
「騒がしいと思って来てみたら…ソムチャイ、ニックンなにがあった。」
ソムチャイさんはすぐさま…
「こいつらが僕の部屋に突然押し掛けて来たんです。ウソじゃありません。」
社長さんは震えている私を見て
「貴女は2PMのマネージャーの方ですよね。震えていますが、おや?服も乱れてるようですね。」
ソムチャイさんの顔を見て
「ソムチャイ、この女性になにをした!」
だまっているソムチャイさんをにらみつける。
「いろいろと噂は聞いている。一方的にニックンを恨んでいることも。まさか、ここまでひどいとは…」
社長さんはガッカリしたような様子でソムチャイさんに今後のことは考えさせてもらうと…
私達には妙なことに巻き込まれて大変だったね。改めてまた会おうと言い残してその場を後にした。
顔面蒼白になりながらソムチャイさんは社長さんの後を追った。
安心からか私はその場に崩れ落ちた。
「ミナ!!」みんなが支えてくれる。
力なく笑う私をニックンさんはギュッと抱きしめてくれた。ただ、右腕を痛そうにするニックンさんは心配させないように笑顔でいてくれた。
ソムチャイさんは一方的にニックンさんをライバル視していて逆恨みをし、嫌がらせをしていたらしい。
どうにか、ニックンさんを傷つけるため私に近づいたらしい。
「ごめんなさい。私が騙されてしまったために」
優しいニックンさんはちゃんと説明しなかった自分が悪ったと言った。
でも、よく私のいるところが
わかりましたね?
それはね~
つづく…
足元にワインの瓶が転がる。痛みをこらえるニックンさんが右腕を押さえている。
「ミナ、大丈夫?」
ニックンさんは笑顔で私を見るけれど、額には汗がにじみ出ている。
(私をかばってくれた。)
ソムチャイさんは転がっている瓶をひろいあげて…
「どこまでも、俺の邪魔をする男だなぁ~。二度とステージに立てないようにしてやる!!」
今度はニックンさんをねらう。
「やめてください。」
私はニックンさんをかばうようにソムチャイさんの前に立ちはだかった。
「勇気があるのはわかったけど、震えているよ。ミナさん」
殴られる。と思った瞬間、メンバーのみんなが部屋に入って来て、ソムチャイさんを取り押さえる。
「どうして、お前達がここにいるんだ。離せ!!」
ウヨン「まったく、アンタの声デカすぎ、うちの兄さんとミナにひどいことしてくれたね。」
ジュノ「暴力振るうやつが大嫌いなんだけど…」
みんなはキッと鋭い視線でソムチャイさんをにらむ。
すると、反省するどころか…
「俺はなにもしていない。」と言い出す。
後ろの方で「どうしたんだ。」とあのお菓子メーカーの社長が現れた。
「騒がしいと思って来てみたら…ソムチャイ、ニックンなにがあった。」
ソムチャイさんはすぐさま…
「こいつらが僕の部屋に突然押し掛けて来たんです。ウソじゃありません。」
社長さんは震えている私を見て
「貴女は2PMのマネージャーの方ですよね。震えていますが、おや?服も乱れてるようですね。」
ソムチャイさんの顔を見て
「ソムチャイ、この女性になにをした!」
だまっているソムチャイさんをにらみつける。
「いろいろと噂は聞いている。一方的にニックンを恨んでいることも。まさか、ここまでひどいとは…」
社長さんはガッカリしたような様子でソムチャイさんに今後のことは考えさせてもらうと…
私達には妙なことに巻き込まれて大変だったね。改めてまた会おうと言い残してその場を後にした。
顔面蒼白になりながらソムチャイさんは社長さんの後を追った。
安心からか私はその場に崩れ落ちた。
「ミナ!!」みんなが支えてくれる。
力なく笑う私をニックンさんはギュッと抱きしめてくれた。ただ、右腕を痛そうにするニックンさんは心配させないように笑顔でいてくれた。
ソムチャイさんは一方的にニックンさんをライバル視していて逆恨みをし、嫌がらせをしていたらしい。
どうにか、ニックンさんを傷つけるため私に近づいたらしい。
「ごめんなさい。私が騙されてしまったために」
優しいニックンさんはちゃんと説明しなかった自分が悪ったと言った。
でも、よく私のいるところが
わかりましたね?
それはね~
つづく…