空港まではあと1キロぐらいらしい…
「ミナさん、行くよ。」
私の手をつかんでタクシーを降りてそのまま道路を走る。
「ミナさん、大丈夫?」
「は、はい」
この時ばかりは運動不足を呪ってしまった。(ちょっと、ヤバイ)
「マラソンでも始める?僕がコーチしてあげようか?」
この台詞…映画「セブンサムシング」でありましたね。
「ニックンさんがコーチなら」
「僕は意外とスパルタだけど…」
「遠慮します。」
やっとのことでみんなの待つ待ち合わせ場所に着くことができたけど、フライト時間は過ぎていた。
「みんな、遅れてすみませんでした。」
「僕が悪いんだ。」
二人で頭をさげた。でも、みんなはキョトンとしている。
「フライト時間は変更してあるけど?」
「えっ!?」
ニックンさんとケビン君がゆっくり会えるように変更してくれたんだって…
みんなはチャンソンを見る。
「連絡するの忘れた。ごめんなさい。」
私たちに連絡することになってたんだって。
ニックンさんはみんなにありがとうと頭をさげた。
ジュノさんがなんで、手をつないでいるの?
まだ私はニックンさんと手をつないだままだった。あわてて手を離すとニックンさんは残念がっていた。
安心しているところへニックンさんが急に真面目な顔で
2PMのマネージャーやらない?
へ…私が2PMのマネージャー?
いつもの寮の管理人からの~マネージャー編が始まります。