ロンドン公演当日…
会場にはたくさんの観客が集まる。
“いよいよだな。”
メンバーは緊張をほぐすためそれぞれが声を掛け合う。
そんな中、ジュノ君はずっと客席を気にしていた。
“メイのお父さん達は来ないのかなぁ~?”
まだ、私はお父さんから許しをえたわけではなかったので、この公演を見てもらいたかった。
ため息をひとつ…
ジュノ君が お父さんとお母さんを発見する。
“よかった~。俺達のステージ見てくれるんだ。”
それを聞いたメンバーは袖に押し寄せて私の両親を見ようと…
みんなを引き留めようとして…倒れかかるとジュノ君に抱き付くような感じになった。
すぐさま、ウヨン君が”“なに、抱き合ってるの?”
その時、ジュンケイさんが…
“メイの実家にとまった時、何かあっただろう?”
“えっ…”

テギョン&ジュンケイ劇団メイとジュノ…

配役
テギョン(ジュノ役)
ジュンケイ(メイ役)

テギョンがジュンケイを抱きしめて
“メイ、寒くないか?”
“寒いわ。でも、ジュノ君が手を繋いでいてくれるから”
“ふっ、メイの手小さいな…可愛いぞ♪”
“やだ~。ジュノ君たら”

あるわけないじゃないですか!ね、ジュノ君
ジュノ君は答えずそそくさとその場を去る。
みんなが 私の方を見てすぐさまジュンケイさんが
“あの、ジュノの態度はつまり?
“ち、違います!”
その態度にメイをジュノにとられたと嘆く…
“変な想像は止めて準備してください!!”
みんなの背中を押してスタンバイにつけさせる。
(た、確かにジュノ君と手を繋いで寝ましたけど…)はぁ~(//∇//)

客席のお母さんはジュノ君のうちわを持ち、お父さんは黄色いペンライトを握りしめていた。

そして、ロンドン公演の幕があく。
暗転の中から6色のライトが照らされそこからメンバーが…
みんなかっこいい…あ、お父さん。
お父さんは食い入るようにステージを見ている。
感動したのかな?ハンカチで目元をふく姿が見えた。

ロンドン公演が無事終了すると私は両親を楽屋に連れていく。
お父さん、お母さんは遠慮がちにしてたけどメンバーがどうしても、会いたいと言うので

“みんな私の両親です。”と紹介する。
ジュノ君がメンバーそれぞれをひとりづつ紹介する。
“お父さん、この5人とメイが自慢の仲間です。”
“あんな素晴らしいステージを見せてくれたみなさんが目の前にいるなんて”
お父さんは凄く緊張していた。

そして、お父さんの口から…
“こんな素晴らしい人達の側にいるんだな。これからも、彼らをしっかり、サポーターしていきなさい。”
“えっ”
メンバーに深々と頭をさげて楽屋を後にした。
やっと許しを得た私は泣きそうになった。
やさしくみんなが抱きしめてくれる。よかったねって、
ジュノ君が得意そうに
“だから、大丈夫だって言ったじゃん♪”

づつくよ~(//∇//)

次は打ち上げが終ったあと…
ジュノ君?