素晴らしく感動しました。
ドキュメンタリー映画なんですが、すごくほほえましい老夫婦の話です。
あなた、その川を渡らないで
■2014年11月公開(86分)ドキュメンタリー
■テイン評価★★★★★
■みんなが居なくなったハラボジの墓の前で、泣かなかったハルモニが泣いた。
結婚生活76年の夫婦、89歳のハルモニ(カン・ゲヨル)と98歳のハラボジ(チョ・ビョンマン)
少女のようなかわいい気持ちをもつハルモニ。無邪気でちゃめっけのある少年のようなハラボジ。
市場や人の集まる所へは仲良くおそろいの韓服を着て手をつなぎ歩く姿が微笑ましくて有名になった老夫婦。
二人の記念日には子供たちが集まり祝いをしてくれる。12人の子供の内6人は幼い内に亡くしている悲しいこともあった。
その子供のことを忘れたことはなかった。
いまだに愛しあっているふたり、ハラボジはいつもハルモニに触れていないと寝ることもできない。いつも二人は一緒だった。
ある日から、ハラボジが咳き込むようになり、だんだんと寝込むようになる。
弱っていくハラボジを献身的にハルモニは面倒を看ていくのだが…
■オープニングには初めて大声で泣くハルモニの姿…
めちゃくちゃかわいい夫婦でした。外にある便所に怖がるハルモニを怖くないようにハラボジは歌を歌って待ってあげてたり、
雪が積もればふたりで雪合戦やお互いの顔の雪ダルマ作ったり。
すぐハルモニにちょっかいをだすハラボジ、すねたハルモニに花のプレゼントして耳につけてあげたり。とっても素敵な夫婦なんです。
おそろいの韓服で手をつないで歩く姿はほほえましいです。
ハラボジはだんだんと痩せ細っていきますが、渾身的に尽くすハルモニ。ふたりはいつも一緒“ずっと、愛してる”と言います。
顔が笑顔にもなり、素敵なふたりの姿は感動的な作品でした。
泣くだろうから見れないと言われるかも知れませんが、ほっこりもできますからもし、よかったら見て欲しい作品です。