つい先日、上司が昔の記憶についての不思議についてブログを書かれていてとても面白く、共感する部分が多かったので僕もマネしたいと思います(書くネタが見つかった!)
昔からの仲間に会うと、決まって同じような昔話で盛り上がる。それもとんでもなくくだらないこと。どうしてあんなにもディテールまで覚えていて、何度話しても飽きないのだろうか。中高時代からの友達とは20年近くになるから、下手すると100回は話してるものもそろそろ出てくるのかもしれないレベル。
とても言葉では面白さを表現しきれないし、僕らのことを知らないからなかなか感情移入できないと思いますが、たまには仕事仕事してないこと書いても大目に見てください。ではどうぞ。
中学からの友人I は水泳部の最初の大会前夜、晴れ舞台に備えて水泳パンツのゴムを調整して締め直したのがいけなかった。水泳やってた人ならだれでも経験する、スタート台のあのひどい緊張感のなか、彼の水泳パンツのゴムは何がどうなったのか、逆にズルズル。無論、水中に飛び込んだ途端、膝まで脱げてしまいました、やばい!自由形で右手で水をかき、左手でパンツをずりあげる、左手でかき、右手でパンツを食い止める。観衆は「あの第4コースの人の動き、おかしくない?」と口を揃えます。この全く新しい泳法で見事、100m自己新記録。数年後彼は水泳部の部長になったのでした。
バスケ部の同僚Sは高い運動能力でチームの柱。得点でもリバウンドでも誰もかないません。ところがその天然ぶりにも誰もかないませんでした。ある時は練習試合で田無駅集合なのに独り田町駅に集合し、またある時は相手に得点された直後にあまりの疲労による勘違いからゴール下で自殺点を豪快に決め、ガッツポーズまで決めました。こんな自殺点に立ち会ったのは後にも先にもあの時だけです。そして忘れもしないある真冬の試合、鬼顧問に「おいS、交代で試合に出ろ!」とベンチで言われ、すっくと立ち上がり、気合いを入れて上のジャージのボタンをバチバチバチッと外して威勢良く脱ぎ放った彼は、その中にユニフォームを着ていなかったことに気づくまでにしばらくの時間がかかりました(半裸!)…。スラムダンクの試合の分かれ目のシーンように周りの全員の目が真っ白になったことは言うまでもありません。
これくらいのものは氷山の一角に過ぎません。
男子校の僕らが1年で一番湧く、文化祭。その準備中に黒板にチョークで9つの枠を描いて、ストラックアウトで遊んでいたはずが熱くなりすぎて枠にボールが入った、入らないで流血の大喧嘩になって文化祭当日謹慎処分になったOは、学年1のわんぱく者で、年に1回の文集でも教師に対する熱い思い(非難・暴言)を書きまくり、教員陣も粋なのか(粋なのか?)そのまま印刷・製本され全生徒に配布されました。ただし、大半が誹謗中傷や不適切な表現だったので8割がたが「●●の奴は●●●だ!●●しちまえ」といった具合に黒く塗りつぶされていて、もう何が何だかわかりません。さらに後年、彼は珍事件を起こすことになります。夜、帰宅途中に歩いていると、前を歩いていたOLが何を思ったか突然駆け出し、近所の家に助けを求めます。「助けてください!」(いや、別に後つけてないし!たまたま道が同じだけだし!)「え、あれ息子なんですけど…。」ああ、なんてことなのでしょう、そのOLが助けを求めたのは彼の母親だったのです。
他にも、委員会が長くて帰るのが遅れたとむしゃくしゃしてなぜか2Fから飛び降りる人が出たり、(片足にヒビ)、煙草を吸っているのがばれて父親に殴られたら鼓膜がやぶれる人がいたり、ポケベルで「こないだの文化祭で会って好きになってしまいました、私、永作博美に似ているって言われます、●時に●●で待ってます」ってイタズラメールして友達を陥れたり(僕らです)、楽しみにしていた中1の林間学校前日に食べたおそらくオリーブの種が原因で盲腸になって剃毛されて色々な意味で泣いたり(僕です…)、川でやったBBQで遊んでいた水泳部の部長(さっきも出てきました)が本当に川に溺れかけたりと、数々の今だから笑えるくだらないことが山のようにありました。
どうしようもないことばかり書いてしまい、ここに登場している人たちが読んでいたらネタにしてすみません。今日は中高編でしたが、気が向いたら大学編も書こうと思います。