tough(タフ)であるためには?[No.210] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
いつも、いつもご覧いただきありがとうございます。文章長すぎ!って方は赤字部分だけお読みください。本日は、先日発行したメールマガジンの内容を転載させていただきます。
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日々、様々な問題が次々に降り注いできます。また世の中、いろんな思惑が渦巻いていて、そういうのに巻き込まれてケガしても、基本的にノマドな立場は組識的に守られていませんので、だれも助けてはくれません(場合によっては組識人も同じかもですが…)。だからtoughである必要があります。

突然ですが私の好きな言葉をご紹介します。

引いて考える、他人事のように。

 私が尊敬するコンサルタントの石原明さんの言葉です。問題にどっぷりと間近に向き合ってしまいますと、近視眼的になり、思い詰めてしまい、どうしよう、どうしよう、って焦りまくった結果、多くの選択肢があるにも関わらず、狭い選択肢の中から必ずしも適切とは言い切れない選択をしてしまったりします。その結果、悩み動きまくっているにも関わらず、事態が遅々として好転しない、そんな経験ありませんか?私にはあります。

 何かとてつもなく大きな問題が起きた時に私は、こんなふうに思うようにしています。これは僕に起きていることではない、例えこの問題によって、どんな最悪なことになろうとも死にはしないだろう。決して他人事として無責任に振る舞うという意味ではありません。そんなふうに考えておくことで、開き直れて心に余裕を持つことが出来るので、幅広い選択肢をもつことができ、その中から冷静な判断を行うことができるということです。

 別の話として、世の中、素敵な人もいれば、そうでない人もいたりします。他者を損ねる、欺くことに、さほど抵抗を感じないんだろうな?って人もいます。自分の行ったことに対する風評は随分と気になるようですが。そういう人に対して、多少のことで感情的に「何言っちゃてるの?」じゃ面倒なことになり兼ねませんから、軽く受け流すようにしています。二枚舌、三枚舌に過剰に反応しない、そんなことを当たり前として捉えつつ警戒はしておくようなイメージです。

 私は、かつてKY(空気読めない)な方でしたので相手の真意とか読めずに、随分と後になって、汚いな、って気づくこと多く、ガーンって事も多かったものです。恥ずかしいことですが下心の意味を、よく分かっていませんでした。今は、自分を取り巻く状況、相手の損得、話している相手の目つき、表情といった空気感で、どことなく読めるようになり、多少のことは受け流し、酷い場合は「何故?」を相手に繰り返すことで、ちょろまかされないようにしています。ですので、やられた感、裏切られた感、はかなり少なくなりました。

そんな変化は自分が我慢強くなったとかではなく、言うべき時に言えるようになった、つまり毅然さを身につけたということです。その変化のキッカケは悔しさでした。黙っていたら骨までしゃぶられてしまいますから。


僕にとっての毅然の象徴、ヘミングウェイ

 僕は、こんなふうに性悪説的なものを受け入れられるようになりました。「最初から性悪説的に生まれてきたら楽だったんだろうな?」って思ったこともあります。でも、それじゃ格好悪い、だから必要なステップだったと僕は思っています。toughになるためのステップとして。


saint etienneのso tough

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