オプション〜折れないしなやかさ[No.166] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
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オプション(※)とは価格が変動する商品にたいして売買価格の「選択肢」を持っておくことで、大きな価格変動に備える保険みたいなものである。

人生も幅広い選択肢を持っておくことでピンチに強くなることができる。きっと何らか乗り越えるための答えが用意されている、だから冷静に、って。逆に「これはこうでないと」って狭く限定してしまうと、思いつめた挙句に、ポキッて折れてしまったりする。あーもうダメだ・・・って。

ピンチの時に「これだ!」って決めてからは一心不乱の盲目さが必要になるけど、決めるまでは多くの選択があると、焦ることなく余裕ができて、場合によっては楽しくなれたりもする。逆に限られた選択しか持ってなくて、どれにたいしても自分が意欲的になれなかったりすると自分はダメな人間なんじゃないか?って悲観的になってしまったりする。また、そういった狭い価値観を押し付けて、それ以外は意味がわからない!みたいな偏狭な事言う人がいたりして、そういう人の言いなりになってしまうとホント辛い。

選択はたっぷりある。今正しいと思い込んでいる(思い込まされている)ことの逆が自分にとっての価値(勝ち)だったりすることもある。

ブレストというアイデア発想法がある。アイデアを発送する時に質より量で変なコダワリを持つことなく多く発想することを良しとする方法である。基本的に他者のアイデアを否定してはいけない。こんなこと言ったらアホだと思われるとか、上司に合わせたこと言っとかないと後々面倒だとか、アイデアを出すことなく他者の否定に終始する残念な人によるトリプルプレーとか、そんなで素敵なアイデアが抑制されてしまわないようにKY(空気読めない・読まない)で行きましょう!ってことである。

他者のアイデアを否定せずに、一度、受け止めてみることで多様な選択を持つことができる。

家電製品やスマホを使っていると明らかに多様な側面から検討されていないな、決して集中と選択みたいな素敵なんかじゃない、意思決定の権限が一部に偏っていて発想が制限されてるなって感じることがある。

色んな価値観、感じ方があるから当然のことだけど新聞記事の3割くらいは「エッ、ちょっと違うな」って違和感を覚える。エラい人の言っていることをいつも素直に「そうですね」って思えない。そんな自分をズレているなんて思わないし、それをそのまま受け止めないで「ナルホド、そういう見方もあるのか。一体、どうしてだろう?僕ならこう考える。だって・・・」って自分なりに消化することが「選択」だと思う。協調はもちろん大切だけど行き過ぎると画一で窮屈だ。

何かが必ずしも何かである必要がないこと、以外と多い。


僕の大好きなロックグループのレディオヘッドはかつて「僕にはギターをならすことしかできないんだ」みたいなことを歌ってた。勝手な僕の想像なんだけど、最初からそう思ってたワケではなくて、多くの選択があって、いろいろ考えたり、やってみたりした結果「しか」にたどり着いたのかなと思う。彼らの音楽性の幅の広さはハンパないから。


(※)オプションとは価格が変動する商品にたいして将来の特定の日に予め決められた価格で売ったり買ったりできる権利のことである。オプションを使う・使わないといった「選択肢」を持つことで価格変動に柔軟に対処できるようになる。例えばりんごを11月10日に100円で買うオプションを持っていると11月10日にりんごが150円に値上がりした時にオプションを使うことで100円で買うことができるし、反対に50円に値下がりした時にはオプションは使わないで50円で普通に買うことができる。

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