飲食店に足を運ぶとき、私たちは料理そのものだけでなく「空間」にも強い影響を受けると感じています。
味が同じでも、居心地の良さや照明の雰囲気次第で、その体験の質は大きく変わってきますし、料理を引き立て、食事を特別な“時間”へと変える力を持っているのです。
たとえば、カフェでよく見られる柔らかい間接照明。コーヒーの香りと相まって、落ち着いた時間を過ごす雰囲気をつくり出します。
一方で、活気あるレストランでは明るめの照明やオープンキッチンが使われることが多く、にぎわいとエネルギーを感じさせる演出になります。
木の温もりを感じるインテリアは安心感を与え、ガラスや金属を多用したデザインはスタイリッシュで非日常感を高めてくれます。
近年は「インスタ映え」や「SNS発信」を意識した店舗も増えており、料理を魅力的に見せる照明や写真映えする背景は、ただ食べるだけでなく「体験を共有する楽しみ」へと進化させています。
食事は本来、栄養をとるための行為ですが、店舗デザインが加わることで「心地よい時間」や「記憶に残る体験」へと変えてくれますね。
飲食店は料理を提供する場所であると同時に、時間そのものをデザインする舞台なので、お店を訪れた際に味わってみては如何でしょうか。

