わたしさいこー

 

2015年、二月。

4年前の今頃のわたしってシェルターにいたんですね。

 

シェルターは都道府県ごとに設置されているはずなんですが

わたしのいたシェルターには他県から逃げてきた方もいました。

あまり近場に逃げちゃうと発見されるからでしょうか?

 

 

シェルターにはその時に部屋に空きがあって、早急に必要と認定されればすぐに入れるんです。

 

しかし、入るためには数々の制約があり、

子どもは乳幼児、小学校くらいまでなら母親と一緒に入れるんですが、

中学校の男子生徒はアウトです。

 

思春期の男の子は児相に入れられます。

で、おかあさんと離れて、児相で暮らすことになります。

 

児相って学校と同じように板張りなのですが、上履きは吐けないのですね。

靴下でぺたぺた床を歩くんですよ。

 

なぜって?それはね、子どもが児相から脱出できないようにするためです。

それを知った時はかなりショックでしたね。

 

まるで、刑務所じゃないですか?

そして、学校に通うのに児相から遠いとか、不都合があれば、里親に出されます。

 

で、私がシェルターにいた時は長男高校二年17歳とはまったく連絡が取れず、

児相とシェルターが間に入って、やり取りしたのち、やっと電話を繋いでもらうというややこしい

手続きになってしまってました。

 

お役所的に管轄が違うからなんでしょうか。

 

はあ。

 

あんまり思い出したくないシェルターのことを今日は話してみます。

実はDVを受けていた当時のことはあまり記憶に残っていないのです。

 

人間には忘却という優れた機能があり、そのために嫌な記憶を忘れる、ということが出来ます。で、あまりにも嫌なことばかり続くと、嫌なことだけ選択して忘れるということを超えて

覚えていなければならないことまで忘れてしまうんですね。

 

そして、暴言ばかり聴き続けると、もう嫌なことは聴きたくない、と耳もよろしくない感じに

なってしまうんですね。

 

必要なことをすべて忘れてしまう、忘れなければやっていられない脳みそになっちゃうんです。

 

辛いです…

 

なので、わたしは物覚えがあまりよくありません。覚えたと思っても何回繰り返してもすぐ忘れます。まあ、DVのせいばかりではないでしょうが、そういうこともあるのですよ。

 

当時わたしは、福島県に住んでいました。

保健所に児童女性課という福祉担当の部署があったので、まず、そこに日頃から相談に言っていました。

 

そして、DVがあり、事件化したときに、自分から女性児童課に事件のあらましを報告しました。それから、裁判所に保護命令を出してもらい、それが出てからシェルターに移送されました。

 

夕方17時すぎに自宅に女性児童課の職員が車をつけてくれて、そこで一か月分の衣類や

洗面用具、を持って車でシェルターに送ってもらうわけですね。

 

一時間くらい車で移動してシェルターに到着しました。

 

まず、シェルターに入ったら、携帯電話は没収されます。携帯電話のGPS機能で足がつき、DV夫がシェルターに怒鳴りこんで来たら困るからですね。本人の安全ばかりでなく、シェルターに入所している他の人間や、シェルターのスタッフにまで危害が及ぶ危険性があります。

 

また、シェルター内では基本的に入所者同士の必要以上の接触は禁止です。

住所、連絡先の交換もしてはいけません。これも、どこから入所者、あるいは過去に入所していた人の安全が脅かされる原因となるからです。

 

そして、シェルターに行くときは全財産を持っていくわけなんですが、シェルターの事務に

預金通帳を預けなければなりません

 

シェルター内では、三食でて、おやつもあって、食べることに困ることはないのですが、

スナック菓子とかチョコレートとかコーラとかお酒とか、そういう嗜好品は手に入らないので、

すごく欲求不満が募ります。

 

それから、顔そりのための刃物は看護師さんに預けて、必要に応じて保健室で看護師さんのみている前で使用することになります。

 

これは、かみそりでリストカットなどをしないようにするためです。

 

シェルターには様々な理由でDVを受けていた人が入所してきます。

孫を連れたおばあちゃんもいました。

 

うつ病で赤ちゃんをかかえて、精神的にボロボロの女性もいました。

一見まともそうな27歳の女性は11か月くらいの男の子を背中におんぶして、赤ちゃん用に支給された小さな炊飯器でおかゆを炊いて与えていました。

 

その人は演技性人格障害だったと思います。人に自分の悲しい過去を話して同情させ、

同情すると、ころっと人格がかわり攻撃してくるのです。

 

まあ、精神不安定になるのも無理はないです。

だいたいDVを受けると、自己肯定感が下がり、自分を傷つけることをなんとも思わなくなりますから。自分を傷つける人は相手を傷つけます。

 

人を傷つけている、ということすら理解していません。

 

 

まあ、すごい世界です。

冷蔵庫におやつの残りを入れるときに名前を書いておかないと、子どもを連れて逃げてきた女性の、その子供に全部取られてしまいます。

 

甘い物に飢えているので、おやつのヨーグルトや、バナナは貴重です。それを断りなしに

勝手に食べられたら、マジ切れします。

 

もう、なんというか殺伐としています。

 

 

それから、入所者はキ●●●イと思われているのか知りませんけど、給食を作っている職員とか、警備の男性はイイひともいますけれども、高飛車な人も多かったです。

 

DVされるのはお前がだらしないからだ、とでも言いそうな感じがしましたね。

 

入所者の間の交流は禁止、部屋の行き来も禁止です。

理由は、親しくなって、外で交流することにより、シェルターの場所が特定されてしまう危険性があるからです。

 

こんな窮屈なシェルターですが1か月も過ぎると徐々に外出できるようになります。

外出時には携帯を所持できないので、道に迷った時用に、50円渡されます。

 

小学生になったような気分です。

で、自分の通帳から千円とか二千円くらいの金額をおろしてもらって、手渡されます。

 

そういう事務手続きのため、土日の外出日は前もって申請しておかなければいけません。

たかだか、コンビニとかドラックストアに行くだけなんですけれども。

 

まだまだ、長くなりますので続きは次回に。

 

 

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