2010春・甲子園　代表校の横顔27 宮崎工

学校紹介
宮崎県立宮崎工業高等学校（県立高・宮崎県宮崎市）
1905年創立
生徒数：836人（うち女子83人）
野球部：創立1948年　部員数：41人
甲子園での最高戦績：ベスト16(1958:選手権）
春の選抜は初出場
主なOB:岩下光一（元東映）、村上悦雄（元南海）、小渕健太郎（歌手、コブクロ）

秋季九州地区大会の戦前の予想では、ダークスホース的存在に評価されていたものの、あるひとりの左腕の期待に、上位進出もあるとの見方が出始め、いざ本番を迎えると、鹿児島実、福岡工大城東、興南と言った甲子園出場常連校を次々に撃破、決勝で嘉手納に敗れたものの堂々の準優勝で春の選抜初出場を決めた。

その左腕とは今春の選抜甲子園の出場左投手の中でも注目度が高い浜田智博である。183cm,68kgと細身ながら遅れて出てくるフォームからのストレートはmax139kmと対戦した各打者は球速以上に打ちづらいと言う。

また、カーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシームと多彩な変化球を上手にホームベースを使って投げ込んで来ると言うのだから、初めて対戦した相手にはちょっときついかも、、、そして、中学時代は全国区の投手だったとの事だ、、、地元の大淀中時代にはKボールの県代表に選抜され、全国制覇を経験した投手である。

Kボールとは硬球に近い軟球でプレーをするもので、主なKボールでの野球経験があるプロ野球選手はロッテの将来のエース候補と言われている唐川侑己やその容貌と角度あるキレ味鋭いストレートを投げる期待の若手で斉藤和巳2世ことソフトバンクの岩嵜翔、昨秋のドラフト会議で日本ハムに1位指名を受け入団した中村勝等将来性豊かな投手を輩出しているのも見逃せないところだ、、、

圧倒的なエースがいる中、攻守はと言えば、不安視されるのが守備力だとの指摘も一部ある様だ、、、練習試合を含め1試合当たりの失策数は約1.4との数字で、甲子園では細かいミスが勝負を分けるだけにきっちりと守りを固めたいところだ、、、

打撃のキーマンは3番の長嶺修平と5番の浮田仁で、共にクリーンアップを打ち、盗塁の数も多い俊足で、あるときは打点をたたき出し、あるときは自らチャンスを作りだす。

この春の選抜甲子園での戦前での予想は秋季九州地区大会と似通っている。それだけ、エース浜田を中心にKボール時代に活躍したチームメイトも多いからであろう、、、各スポーツ紙はダークス・ホース的存在、或いは勢いに乗れば可なりいいところまでいくのでは予想しているところも多い様だ、、、

2009秋季高校野球　宮崎工の勝ち上がり
http://ameblo.jp/somtamaroi99/entry-10385023889.html

2010春・甲子園 代表校の横顔27 宮崎工

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