初春新派公演
『日本橋』

10月の『滝の白糸』に続く泉鏡花の作品だが、鏡花作品って風情が好きだ。
個人的に新派一の演技派だと思っている波乃久里子さんと、いくつになってもお美しい高橋惠子さんと、前回に引き続き市川猿之助一門の市川段治郎さん(前回この一門メンバーが素晴らしかったので期待大)のトリオも楽しみだが、何より先日94歳で亡くなられた演出家の戌井市郎先生が最後に関わった舞台だといわれているところが興味深い。
絶対に観に行かなくては!!!
先月後半からおよそ一ヵ月で朗読劇を3本観た。

まず、先月歌舞伎俳優の市川段治郎さんの会『夢十夜』。研修所の同期時代から公私ともに仲良しがいいことで有名な市川春猿さんがゲスト出演されていて、息のあった二人の掛け合いが面白かった。春猿さんが読んだ6歳くらいの子供の台詞が、6歳なのになんだか妖艶でおかしかった。

そして今月に入って『大つごもり』。2年ぶり2度目の拝見となる、新派の水谷八重子さんのご一門を中心とした公演で、「大つごもり」という作品を、書かれた当時(明治時代)の言葉と、現代(平成時代)の言葉に変換したものをそれぞれ別の読み手が読みつつ、舞台中央では他の役者さんが芝居をしているというなかなか贅沢な趣向だ。現代語訳とはいえ、樋口一葉の世界に‘イケメン’なんて言葉が出てきたのが面白かった。カーテンコールでオールキャストがそれぞれ自分の生い立ちの話をするのも、一門会らしい趣向で楽しめた。

そして最後は『LOVE LETTERS』。実は今回が20周年記念らしい。初めて知った!
タイトルから察するに、甘いラブストーリーだと思っていたのだが、意外にも重く、悲しい内容でした。
読劇って、せっかく役者さんが出ているのに読むだけなんてつまらないイメージだったのですが、上手い人がやればなかなかおもしろいものだ(^O^)

私が応援している金志賢さんが、この度、よりワールドワイドな活動をするために、万人に呼んでもらいやすい「J.KIM」に名前を変え、コンサートを開いた。
相変わらずのソウルフルな素晴らしい歌声!個人的には「アメージング グレイス」が一番良かった。私も好きだし歌いやすいキーなのだが、彼女が歌うのを聞いてしまうと、とても人前では歌えない(笑)

ゲストが柳瀬大輔さん。四季をお辞めになって以来久し振りに姿を拝見した。四季を辞めて以来怠け、歌えなかったり踊れなくなったりする俳優さんを数多く観てきたが、さすが全盛期は劇団内一の美声を誇っていた柳瀬さんの実力は衰えてなかった。

これでもう少しトークが上手くなればいいのだが…日常会話は結構上手いのにMCは緊張してしまうらしい。そんなところも微笑ましいのがJ.KIMさんだ。