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sometime

こころのなかで鳴り続ける鐘の音。
だれかのために鳴っている。
愛するひとに伝えたい音。
それを、言葉にしたいだけ。。。

初めてあなたの家に行った夜
あなたは 部屋のあかりを少し暗くして
わたしを 静かに抱きしめた
いつものように あなたの匂いがした

わたしの髪の毛に くちづけしただけで
あなたは そっと わたしから離れた
静かな足取りで ベランダに出て
わたしを 手招きする あなた

 僕が 生まれて育った街
 目の前には 貨物列車の線路
 何本あるのか 数えたこともない
 
 鉄鋼所の機械の音
 キューポラがころがる音
 木材を切るのこぎりの音
 そして、長い貨物列車が通り過ぎる音
 ここには いろんな音があふれてた

 あの柵から
 いつも ひとりで 向こう側に広がる
 大きな街を 想像していた
 子どもの僕には あの柵は越えられなかった

わたしの肩を 柔らかく抱いて
あなたは 思い出を 手繰り寄せた

すぐ目の前にある 線路際の柵に
子どものあなたが 寄りかかってた

 もうすぐ この街も すっかりなくなってしまう
 線路がなくなって 
 向こう側の 大きな街に 呑み込まれてしまう
 君には 見ておいてほしかった
 僕の街を

あなたは ありがとう と言うと
わたしに そっと くちづけた