タイトルはあまり気にしないように。
さて、写真もパソコンに上げたことだし、今回の縦走について書こうと思う。本当は縦走中にノートに手書きしたのをスキャンするつもりだったのだが、行動後テントでちまちま記録を付ける気にもならず分量が足らないので仕方なく事後報告とする。
0日目
いきなり躓く。何があったかは察してほしい。ともかく松本に着き、駅のマツモトキヨシでおやつを買って大糸線へ。このあたりはノートに記録があるから後日上げる。糸魚川駅は本当に何にもない。駅の外も10分ほど歩かないとコンビニすらない。こんなところに新幹線の駅を作ってどうするのだろうか。
そしてゆるゆりの聖地富山へ。





富山駅周辺は道が広く、街全体が画然としているというか清潔感があるというか。ちょっと丸の内のようだ。といっても実際には富山なので広々していても中身はあまりなく、晩御飯を探すのに無駄に苦労した。そういえばこの日は朝からウィダーもどき1つとじゃがりこ1つを食べたきりだった。
寝場所を探すのも一苦労だった。地下の寝心地のよさそうなところではホームレスの集団が本格的な家を作っていてもはやホームレスと言えるのかという。北口まで歩いてベンチで寝る。
1日目 晴れ時々雨
地鉄やバスを乗り継ぐいわゆるアルペンルートで室堂入りする。

バスからの眺めは期待以上だった。

室堂に着く。これも思ってたのよりいいところだ。伸びやかな室堂平と険しい立山・剣との取り合わせが、僕の想像力の限界を示していた(・・・うまくない)。日曜とあって日帰り装の人が多い。


なんとここで道を間違える。本当は富士の折立につく「大走り」を辿るはずがより北の剱御前小屋に着く道に入ってしまい(しかも途中でたまたまこの道に合流しただけであって、はじめ進んでいた沢筋は道ですらなかった)、図らずも別山に寄ることになった。まさかこんなところから躓くとは。地形図を持っていったところで防げたかはわからないが、結局地形図を持っていかずにすますような甘さがこの失敗を招いたともいえる。なんて、もし先輩に話したら言われるんだろうな・・・。

道を間違えたことで急に時間的余裕がなくなる。本来は一の越から大汝を往復するだけのつもりだったのだから当然だ。しかし心は急くも体が付いていかない。休んでもパンを食べても一向に動いてくれない。剰え一の越からは雨さえ降りだした。一の越山荘はテントが張れないから室堂まで戻ろうかなどと一瞬思うが、明日からの行程を考えるとどうしても今日中に五色々原に着かねばならない(←遭難パターン)。結局鬼岳~獅子岳で大幅にタイムを縮められたのも手伝い、6時15分、日没間際まで時間をかけて押し切れた。

小屋によってからテント場まではヘッドライトがないと歩けない程になっていた。
2日目 晴れ後曇り
3:00起床。ラ王醤油でラーメン餅。4:30までに撤収を終える目途は付いたがあたりがまだ暗いので30分本を読んで時間を潰す。鬼平犯科帳11巻。7巻で止めにするつもりがずるずる読み続けている。
朝から天気が良い。五色々原は遠目には山並みの中に突如巨大な平面が現れて壮観なのだが、入ってみると割と見通しが悪く。広さを実感できないような気がする。


今日も調子が上がらない。いや、越中沢まではなかなか良かったが、そこから先はいま一つでスゴの小屋に着く頃にはもうばてばてだった。しかし今後の行程を考えるとどうしても今日中に(←遭難パターン)


薬師は大きい。スゴ乗越から先は700mひたすら登る。間山を越えるとずっと薬師のカールが見えるのだが、見えすぎて食傷な上にばてばてでのぼってたのも相俟って、僕の中ではすっかり薬師の印象が悪くなってしまった。もったいないことをした。
(下山後松本の丸善で北アルプスの北アルプスのガイド本を立ち読みしていたら、移動するだけの山行ではつまらない、楽しくなければ意味がない、というようなことが書かれていた。思えば今回の山行はできるだけ長い距離を移動することが眼目になっていたかもしれない。そのために普通の人が考える山の楽しさを犠牲にしたところもあったと思う(夕食が全部レトルトカレー、とか・・・)。でも移動すること自体も山の楽しさの一つではないだろうか。)
で、登頂。途中ただただ苦しくて書くことがないからこんなあっさりになってしまうが、でもとにかく苦しかったということは強調しておく。

下りは広い尾根につけられた九十九折りで緩やか。北側と取り換えてほしかった。日没時刻を睨みながら急いでいると転倒。1度手を付いてもまだ勢いが止まらずさらに前につんのめる。体を半回転させてザックを間に入れたら何とか止まったが肘をすりむいてしまった。不覚。
あっという間に(登りに比べて心理的にということだが)キャンプ場。トイレが新しくてきれいだった。南アの聖平と互角。対して水場は立派なようで水量が一定せず使いづらい。

狭いが気持ちの良い台地だった。
流石に1週間分を1日で書くのは無理があるようだ。続きはまた明日。
さて、写真もパソコンに上げたことだし、今回の縦走について書こうと思う。本当は縦走中にノートに手書きしたのをスキャンするつもりだったのだが、行動後テントでちまちま記録を付ける気にもならず分量が足らないので仕方なく事後報告とする。
0日目
いきなり躓く。何があったかは察してほしい。ともかく松本に着き、駅のマツモトキヨシでおやつを買って大糸線へ。このあたりはノートに記録があるから後日上げる。糸魚川駅は本当に何にもない。駅の外も10分ほど歩かないとコンビニすらない。こんなところに新幹線の駅を作ってどうするのだろうか。
そしてゆるゆりの聖地富山へ。





富山駅周辺は道が広く、街全体が画然としているというか清潔感があるというか。ちょっと丸の内のようだ。といっても実際には富山なので広々していても中身はあまりなく、晩御飯を探すのに無駄に苦労した。そういえばこの日は朝からウィダーもどき1つとじゃがりこ1つを食べたきりだった。
寝場所を探すのも一苦労だった。地下の寝心地のよさそうなところではホームレスの集団が本格的な家を作っていてもはやホームレスと言えるのかという。北口まで歩いてベンチで寝る。
1日目 晴れ時々雨
地鉄やバスを乗り継ぐいわゆるアルペンルートで室堂入りする。

バスからの眺めは期待以上だった。

室堂に着く。これも思ってたのよりいいところだ。伸びやかな室堂平と険しい立山・剣との取り合わせが、僕の想像力の限界を示していた(・・・うまくない)。日曜とあって日帰り装の人が多い。


なんとここで道を間違える。本当は富士の折立につく「大走り」を辿るはずがより北の剱御前小屋に着く道に入ってしまい(しかも途中でたまたまこの道に合流しただけであって、はじめ進んでいた沢筋は道ですらなかった)、図らずも別山に寄ることになった。まさかこんなところから躓くとは。地形図を持っていったところで防げたかはわからないが、結局地形図を持っていかずにすますような甘さがこの失敗を招いたともいえる。なんて、もし先輩に話したら言われるんだろうな・・・。

道を間違えたことで急に時間的余裕がなくなる。本来は一の越から大汝を往復するだけのつもりだったのだから当然だ。しかし心は急くも体が付いていかない。休んでもパンを食べても一向に動いてくれない。剰え一の越からは雨さえ降りだした。一の越山荘はテントが張れないから室堂まで戻ろうかなどと一瞬思うが、明日からの行程を考えるとどうしても今日中に五色々原に着かねばならない(←遭難パターン)。結局鬼岳~獅子岳で大幅にタイムを縮められたのも手伝い、6時15分、日没間際まで時間をかけて押し切れた。

小屋によってからテント場まではヘッドライトがないと歩けない程になっていた。
2日目 晴れ後曇り
3:00起床。ラ王醤油でラーメン餅。4:30までに撤収を終える目途は付いたがあたりがまだ暗いので30分本を読んで時間を潰す。鬼平犯科帳11巻。7巻で止めにするつもりがずるずる読み続けている。
朝から天気が良い。五色々原は遠目には山並みの中に突如巨大な平面が現れて壮観なのだが、入ってみると割と見通しが悪く。広さを実感できないような気がする。


今日も調子が上がらない。いや、越中沢まではなかなか良かったが、そこから先はいま一つでスゴの小屋に着く頃にはもうばてばてだった。しかし今後の行程を考えるとどうしても今日中に(←遭難パターン)


薬師は大きい。スゴ乗越から先は700mひたすら登る。間山を越えるとずっと薬師のカールが見えるのだが、見えすぎて食傷な上にばてばてでのぼってたのも相俟って、僕の中ではすっかり薬師の印象が悪くなってしまった。もったいないことをした。
(下山後松本の丸善で北アルプスの北アルプスのガイド本を立ち読みしていたら、移動するだけの山行ではつまらない、楽しくなければ意味がない、というようなことが書かれていた。思えば今回の山行はできるだけ長い距離を移動することが眼目になっていたかもしれない。そのために普通の人が考える山の楽しさを犠牲にしたところもあったと思う(夕食が全部レトルトカレー、とか・・・)。でも移動すること自体も山の楽しさの一つではないだろうか。)
で、登頂。途中ただただ苦しくて書くことがないからこんなあっさりになってしまうが、でもとにかく苦しかったということは強調しておく。

下りは広い尾根につけられた九十九折りで緩やか。北側と取り換えてほしかった。日没時刻を睨みながら急いでいると転倒。1度手を付いてもまだ勢いが止まらずさらに前につんのめる。体を半回転させてザックを間に入れたら何とか止まったが肘をすりむいてしまった。不覚。
あっという間に(登りに比べて心理的にということだが)キャンプ場。トイレが新しくてきれいだった。南アの聖平と互角。対して水場は立派なようで水量が一定せず使いづらい。

狭いが気持ちの良い台地だった。
流石に1週間分を1日で書くのは無理があるようだ。続きはまた明日。