映画「クライマーズ・ハイ」
ひと月ぶりに映画を見に行きました![]()
今日見たのは「クライマーズハイ」という映画。
日航機墜落事故をもとに地元新聞社を舞台にした、横山秀夫による小説作品を映画化したもの。
日航機墜落事故当時、私はまだわずか4歳だったことと、幸い自分の周りにこの事故の犠牲となった者がいなかった為に、事故の記憶や悲惨さを目の当たりにする事はなかったけど、以前山崎豊子著の「沈まぬ太陽」という小説を読んだ時に(この小説も同じく日航機墜落事故を題材にしていて、事故の悲惨さをかなりリアルに描いている)とても衝撃を受けたこともあって、今回見たクライマーズハイも公開前の告知からかなり興味のある映画でした。
まずは・・
【おおまかなストーリー】
“1985年8月12日、群馬県御巣鷹山にJAL123便が墜落、死者520人の大惨事が起こった。前橋にある北関東新聞社では、白河社長(山崎努)の鶴の一声により、一匹狼の遊軍記者・悠木和雅(堤真一)が全権デスクに任命される。そして未曽有の大事故を報道する紙面作り―闘いの日々が幕を開けた。さっそく悠木は県警キャップの佐山(堺雅人)らを事故現場へ向かわせる。そんな時、販売部の同僚で無二の親友・安西(高島政宏)がクモ膜下出血で倒れたとの知らせが届く…。”
この映画は日航機事故を題材にしていますが、事故そのものを描いているのではなく事故当時の地元新聞社の奮闘や苦悩を描いた作品です。
そもそもクライマーズハイというのは、山登りの際に興奮状態が極限に達し高さへの恐怖感が麻痺してしまう状態の事を言うらしく、この状態とスクープの為なら後先考えずに突っ走ってしまう記者の様子とを重ねているようです。
二時間半の映画でしたが、全体的にはおもしろい映画でした。
著者の横山が事故当時群馬の地元新聞社にいた事もあり、当時の新聞社デスクの奮闘や葛藤の日々を送る記者たちの様子が臨場感たっぷりに描かれていました。
特に、スクープを狙うために意気揚々と墜落事故現場に向かった記者があまりの事故の悲惨さを目の当たりにしたために気が狂ってしまい結局死んでしまうシーンなど、ちょっとゾクっとしました。
「真実を伝える」という責任を負った記者がそれを果たそうとするもあらゆる壁に阻まれ思い通りにならない歯痒さ。阻む壁というのは人だったり組織だったり時には自分自身の気持ちだったりと様々。
日航機事故を巡る新聞社を描きながら、現実に対応していく人々の生き様が描かれ、人の弱さと強さが浮き彫りにされているとても考えさせられる作品でした。
ただ、謎の残るシーンがいくつかある事と、ストーリー中度々出てくるクライミングシーンは私的にはあまりいらなかったかな・・。どこが謎なのか、何の為に悠木は山に登るのか、それは見てからのお楽しみです。
という事で、恒例の評価です。
今回の「クライマーズハイ」、
★★★★★★★☆☆☆
星7つ~~~~~![]()
最後に、
日航機墜落事故から23年・・。
今も事故の悲しみを背負っている多くのご遺族の方達がいることを思うと本当に胸が苦しくなります。
今後二度とこのような悲惨な事故が起きないことを切に願い、亡くなられた犠牲者の方々へ心よりご冥福をお祈り致します。
おわり