ギフチョウの発見者 名和 清氏によって 1896年(明治29年)

設立された 名和昆虫研究所の付属施設として 1919年(大正7年) 

農作物や家屋の害虫の啓蒙普及を目的を主として開館した

名和昆虫博物館

時代とともに一般昆虫の啓蒙普及へと移り変わっていきました。

 

 

番猫 ?

寛いでいましたょ。

 

 

隣接の建物は

標本収蔵庫として 1906年(明治39年)に建てられた

記念昆虫館

名和昆虫博物館と共に 歴史的に重要な価値のある建造物です。

 

 

個人が設立した 日本で最も長い歴史を持つ昆虫専門の博物館

沢山の展示物の中から 一番興味のあった 蝶

日本本州のみに棲息する ギフチョウ

北海道の他に朝鮮半島から北の地域に分布する ヒメギフチョウ

どちらも アゲハチョウの祖先種の特徴を持つ 5㎝ほどの小型蝶

 

本州中央部で分けられた境界線 ルードルフィアライン(ギフチョウ線)

山形県・長野県は混在している地帯だそうです。

 

 

幼虫の食草

ギフチョウは 基本的にヒメカンアオイ

ヒメギフチョウは ウスバサイシンです。

2種類の植物と重なり合うように蝶の分布も分けられていますが

ライン上には 混在する地帯が 8ヶ所 確認されているそうです。

 

                    岐阜市近郊

                   岐阜県 白川村

↑ ギフチョウ  ↓ ヒメギフチョウ

後翅外縁の斑紋の色 尾状突起の長短などの違いがあります。

 

                   山形県 高畠町

                 北海道 日高・川上

岐阜県内 高山市奥飛騨温泉郷でヒメギフチョウ確認記録が

あるそうです。

 

此処なら出会う確率が高いとの情報を貰って初見 そして初撮り

2017年4月 岐阜市の最高峰(417.9m) 百々ヶ峰でした。

麓ではなく少し登った所です。

 

 

翌年も 同じ所で撮ることが出来ました。

 

鳥撮りさんに教えて貰って

2020年3月 関市武芸川町  保木山かたくりの里

 

 

         カンアオイも見ることが出来ました

翌 2021年4月 保木山かたくりの里

 

ギフチョウは 今 … 蛹です。

 

 

6月に入る頃には この地方の平野部では ほぼ蛹になっています。

3月下旬まで 約10ヶ月間は 蛹です。

蛹化場所は 観察例が少なくよく分かっていないそうです。

展示ケースの中

倒木の地面の間際 地面に接していない場所で蛹になっていることが

見られるとか。

此処では 

見られるように 倒木をひっくり返していますと言うことですが

蛹の体長は 2㎝ … 分かりませんでした。

 

我が家から昆虫博物館までは あし あし あし  30分ほど

途中の堤防 河畔で出会った 蝶たち

 

                   キタキチョウ

                 ベニシジミチョウ

                ツマグロヒョウモン

見慣れた蝶たち … 

でも 見掛ければついつい撮ってしまいます。

 

カブトムシ・クワガタムシ・蝶・珍虫 などなど

展示物は 多数

両親と訪れていた児童の嬉々とした表情が印象的でした。

捕虫網をお買い上げしていましたょ

ますます夢中になりそう …

 

           ~ 展示物のUP もう少し続きます