清凉寺の塀から咲きこぼれんばかりの紅葉を見ながら進むと

その先には 宝筐院(ほうきょういん)

 

 

平安時代 白河天皇により建てられ善人寺と名付けられ

後 室町幕府の2代将軍・足利義詮(よしあきら)の保護を受け

伽藍が整備され 義詮没後は菩提寺となり宝筺院と改められ

隆盛を誇りましたが 応仁の乱後には衰退 明治の初めには廃寺

50数年を経て復興された寺です。

 

 

入寺券購入は 自動券売機です。

一歩 足を踏み入れ 知らない方と顔を見あわせ思わず凄い!!

 

 

もう言葉は 要りません。

 

 

回遊式庭園

巡って行きます。

 

 

 

 

 

小楠公首塚之門標

父・正成を大楠公 それに対して小楠公と呼ばれていた正行(まさつら)の

菩提寺でもあります。

二基並んだ石塔

左側の五輪塔は楠木正行  右側の三層石塔は足利義詮

足利尊氏と戦った正行 四條畷の戦いで23歳で討死

交誼のあった絵仏師・黙庵によって首級がこの寺に葬られました。

後にこの話を聞いた義詮

敵将であるが 正行の行為を褒めたたえ 死後には傍らに葬るようにと。

 

人力車で巡っている方のガイドさんの説明

所々 聞こえてくる・・・

改めて パンフレットを読むとこのようなことが記されていました。 

 

 

 

木造十一面千手観世音菩薩をお祀りされている 本堂

 

 

一段と鮮やかなドウダンツツジの側に少し変わったモミジ

寺の方にお聞きしたら ここでは極楽紅葉と呼ばれているそうですが

正式名は 分からないと・・・

 

 

葉先が細い 

調べてみました 

シダレモミジではと思います。

 

小さな寺院ですが

大勢の人で賑わっていました。

私も含め なるべく人を入れたくないと辛抱強く待つ撮り人

 

初めての訪れ

予想以上の光景に大満足の宝筐院でした。

 

厭離庵に向かいます。