蹴上インクライン

琵琶湖疎水を運航していた舟

蹴上船溜まりから南禅寺船溜まり(疎水記念館)までの区間

高低差(36m)が大きいため舟を台車に乗せて運航させるために

敷かれた傾斜鉄道です。

 

 

1891年(明治24年)~1948年(昭和23年)まで実用

現在は 跡地が復元され 国の史跡となっています。

 

 

今は 新緑で清々しい光景ですが 桜の名所でもあります。

 

    終盤の桜木ですが 2013年4月11日 撮ったものです

 

線路 右側を行きます。

 

 

ねじりまんぽ(トンネルを意味する古い言葉)

 

 

扁額は

東口  陽気発処(陽気発するところ)

★ 精神を集中して物事を行えばどんな困難にも打つ勝つ

 

西口  雄観奇想(見事な眺めと優れた考え)

★ 見事な眺めと優れた考え  揮毫者・北垣国道(第3代京都府知事)

 

 

1888年(明治21年)完成

高さ 約3m 幅 約2.6m 長さ 18m

トンネルの上部 台車に載った舟が行き交う重さに耐えられるようにと

工夫された明治時代の土木技術を物語る貴重な遺産だと。

 

 

三条広道・ウエスティン都ホテル前を通り抜け

東山区粟田口鍛冶町に在る 粟田神社

京都の東の出入口(粟田口)に鎮座し 東海道を往来する旅人の

信仰も篤かった神社です。

今回の ゴール地点です。

 

 

 

振り返り見る参道 13km近く歩いた足には少しキツイ傾斜でした。

 

 

拝殿から本殿

 

 

 

江戸時代 夜渡り神事の際に灯された大燈呂

2008年(平成20年) 180年ぶりに復活したそうです。

 

 

高台にある粟田神社

平安神宮の朱塗りの鳥居が見られます。

 

以前 南禅寺・琵琶湖疎水記念館を訪れた時に

蹴上インクラインから浜大津へのウオーク地図を頂き

何時か行けると良いなあ・・・と思っていました。

 

天候が危ぶまれた 6月11日(火)

15時過ぎ 小雨パラパラ 雷がゴロゴロ

どうなることかと心配しましたが雨合羽を着るまでもなく

終えることが出来ました。

 

三井寺から粟田口までのハイキング

琵琶湖疎水沿いに 少し外れて由緒ある寺社へと

思いがけない出会いにと十分過ぎるほど堪能した行程でした。

 

             京の七口~三井寺から粟田口は 完です。